第10回 公開FD研修会「大社連携の視点からみるPBLの価値 ~企業にとって大学PBLの学びがもたらすもの~」を開催

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第10回 公開FD研修会「大社連携の視点からみるPBLの価値 ~企業にとって大学PBLの学びがもたらすもの~」を開催

活動報告

2025年3月7日に「2024年度公開FD研修会」が対面・オンラインのハイブリッド形式で開催されました。
産業能率大学では、大学教員の授業内容や授業方法の改善・向上のために、年間を通じて定期的に研修会を行うほか、年に一度、公開研修会という形でその取り組みを広く学外へ発信・共有しています。今回「大社連携の視点からみるPBLの価値 ~企業にとって大学PBLの学びがもたらすもの~」というテーマで実施された研修会には、産業能率大学教職員のほか他大学の教職員や教育関係者など、126名の方々の参加がありました。

大学教育におけるアクティブラーニングの一つとして、PBL(project/problem-based learning)があげられます。PBL は、問題を解決したり、課題を達成したりすることで、学生が実践的に学習する機会を設けることにつながります。今回の公開FD 研修会では、大学と社会(企業)との連携によるPBL の価値について考えました。そのために、企業側にとってのPBL の学びがもたらすメリットは何か、産業能率大学における2つの事例を紹介しました。
第一の事例は、株式会社インテージ様と経営学部小々馬敦教授のゼミとの連携、第二の事例は、株式会社日刊スポーツ新聞社様と情報マネジメント学部川野邊誠教授が担当する「イベントプロデュース」の授業における連携について、それぞれ報告が行われました。両事例ともに、企業側にとっての成果・期待について具体的な説明がなされました。
次いで、質疑応答の場を設定し、「企業側、大学側それぞれからみた大学生の活動で困ったこと」「大社連携をうまく進められる理由」などの質問がなされ、活発な議論が展開されました。 終了後の参加者からの受講アンケートは概ね好評であり、PBLの今後のあり方について議論が必要であるとともに、今後の産業能率大学FD研修会に向けての建設的なご意見もいただきました。

心から感謝申し上げます。
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事例報告Ⅰ 産業能率⼤学 経営学部教授 小々馬 敦
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事例報告Ⅰ 株式会社インテージ 生活者研究センター センター長 田中 宏昌氏
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事例報告Ⅱ 産業能率⼤学 情報マネジメント学部教授 川野邊 誠
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事例報告Ⅱ 株式会社日刊スポーツPRESS 整理制作本部 制作部 制作一課 藤井 伸介氏
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公開FD研修会 全体の様子
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会場・ZOOMからのご質問に回答

第10回 公開FD研修会概要

日  時 : 2025年3月7日(金)15:00~17:00
開催方法 : 対面・オンラインのハイブリッド形式で開催

プログラム

 
15:00 ‐ 15:05 主催者挨拶
 学長 鬼木 和子
15:05 ‐ 15:10 公開FD研修会の趣旨
 教育開発研究所長・経営学部教授  松尾 尚
15:10 ‐ 16:20 15:10 ‐ 15:45  事例報告Ⅰ「越境あるいは溶解がもたらす’新しい社会’へのヒント
                           ~産学連携生活者研究プロジェクトの可能性~」
           産業能率⼤学 経営学部教授 小々馬 敦
           株式会社インテージ 生活者研究センター センター長 田中 宏昌氏
15:45 ‐ 16:20  事例報告Ⅱ 「産業能率大学×日刊スポーツ  PBLコラボ授業」
           産業能率大学 情報マネジメント学部教授 川野邊 誠
           株式会社日刊スポーツPRESS 整理制作本部 制作部 制作一課 藤井 伸介氏
16:20 ‐ 16:30 休憩
16:30 ‐ 16:50 質疑応答
16:50 閉会の挨拶
 教育開発研究所長・経営学部教授 松尾 尚