就職先アンケート

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就職先アンケート

調査概要

本学では定期的に、卒業生の採用実績のある企業・団体様に対してアンケート調査や情報交換会を実施し、本学での学びの有効性を検証し、求められる人物像をもとにカリキュラム改善を図っています。直近のアンケート調査は、2024年8月に実施し、90の企業・団体様から回答を得ました。業種の構成比は、図表1の通り、実際の就職状況と概ね近似できる傾向となっています(業種は総務省「日本標準産業分類(令和5年7月改定)」の20分類に基づきます)。

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本学卒業生の評価

「社会人基礎力」の修得度

本学では卒業生が社会に出てすぐに即戦力として活躍できるよう、「社会人基礎力」(経済産業省 2006)の養成に力を入れています。本学の卒業生において、社会人基礎力がどの程度身についているかについて調査した結果が図表2になります(本学の卒業生が複数人在籍している場合には、平均的な印象について回答)。

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12の社会人基礎力のうち、「ストレスコントロール力」と「創造力」を除く10の社会人基礎力において、本学卒業生の採用実績のある企業・団体様の9割以上が「身についている」と回答しました。この点は卒業生アンケートにおいても共通しており、卒業生と就職先の双方が認める本学学生の強みといえます。

ただし両者に違いもあります。良い点としては、卒業生の自己評価以上に就職先から「規律性」を高く評価されている点が指摘できます。この背景には、組織の一員として責任をもって活動するプロジェクト型科目が多い点や、卒業生アンケートの「成長できた科目」の調査において全学的に挙がっていた『ビジネスマナー』の徹底などが影響していると考えられます。

改善点として挙げられるのは、「とても身についている」の値が卒業生アンケートよりも明らかに低かった「課題発見力」です。この点については、「身についている」を加えても9割に満たなかった「創造力」および「ストレスコントロール力」と合わせ、文字通り課題発見力が求められるPBL(課題解決型学習)科目の拡充によって強化を図り、社会が求める人物像に合致した卒業生を輩出できるよう、取り組んでまいります。