母国での起業を目指し、ネパールから留学

心強いサポートとともに、大きく成長できる大学

アスミタ ラマ 経営学部1年 新宿日本語学校出身 国籍:ネパール

思い描いた学びとの出会い

「あなたにぴったりの大学があるよ」と、日本語学校の先生に紹介いただいたことが、SANNOを知ったきっかけです。
実際にホームページを見て、グループワークや発表の機会が多く、経営の実学が学べること、経営学科には4つのコースがあり、目指すキャリアをもとに自分の専門性を高められることを知りました。私は将来、英語と日本語を駆使してグローバルなビジネス展開したいと考えていたため、特にグローバルコミュニケーションコースに惹かれました。そしてSANNOで学べば、自分の夢に近づけると考え、入学を決めました。

そして入学直後から始まるゼミでの初年次PBLを通して、自分が求めていた授業が展開されていることを実感しました。
SANNOでは、実際に社会にある課題を題材に、その課題解決に挑戦する機会が多くあります。入学してまだ半年ですが、このような実践的な学びを通して、将来自分が社会に出た時に役立つ力が身についている手ごたえを感じています。

学内外で広がる異文化交流

日本語学校に通っていた頃はコロナ禍ということもあり、日本人の学生と出会ったり、話したりする機会はなかなかありませんでした。しかしSANNO入学後、多くの日本人学生とともに授業を受けるなかで、留学生として苦労することもありました。例えば、日本語学校の教科書には載っていないような「若者言葉」です。最初の頃、同級生が使う若者言葉が分からなかったこともあります。けれど、コミュニケーション取り、会話を重ねていくなかで、ひとつずつ語彙が増えていきました。

日本の大学で学ぶことは簡単ではありませんが、それ以上に、楽しいこともたくさんあります。
ゼミではすぐ友達ができ、先日も、日本人の友達と日本料理を食べに行ったり、私の家でネパール料理を振舞ったりしました。日本人の友達が、母国に関心を持ってくれることは嬉しい気持ちになりますし、帰省した友達が地元のお土産をくれる時には、日本各地の特産品についての知識も広がります。
また大学内の国際交流課のイベントでは、自ら立候補し母国についてプレゼンテーションを行うなど、異文化交流も深めています。

未来を切り開く力が身につく

SANNOには「SA(スチューデントアシスタント)」という、上級生が1年生の授業サポートを行う制度があり、授業中は先生だけでなく、SAの先輩へも気軽に質問することができます。また「Shares」という学生団体の先輩たちも、授業外でパソコンの操作方法やレポートの書き方など、後輩をサポートしてくれます。こうした環境は、留学生にとってありがたいことだと感じています。私はレポート課題に時間がかかってしまうことがありますが、分からないことがあればSAやSharesの先輩方、友達などに尋ね、疑問点をひとつひとつ解決しながら取り組み、最後は何とか自分の力で完成させることができています。

私はもともと、人前で話すことが好きですが、入学当時の日本語力では、講義の内容が十分に理解できないこともありました。新しい環境に慣れる大変さがあったうえ、語学のレベルは一朝一夕に上がるものではないからです。ですが、親身に指導してくれる先生方や、支えてくれる先輩、同級生たちとともに、充実した大学生活を過ごしています。また、グループワークや発表の機会で、自分の意見や考えを相手に理解してもらうためにも、日夜、日本語力の向上に力を入れています。

SANNOで学ぶ4年間は、自分を大きく成長させることができると確信しています。将来、ネパールで起業する時、何事にも挑戦する姿勢と、ビジネスの現場で絶対に負けない力を身につけられていると思いますし、そのために、日々努力を重ねていきたいです。
学内イベント「異文化交流会」にて留学生の先輩・同級生と
同じネパール出身のシェレヤさんとオンラインで母国紹介
初年次PBLではゼミ代表として発表

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※2022年度掲載