経営学部 田中彰夫ゼミ

経営学科
消費者の心理や文化が商品購買にもたらす影響の研究
田中ゼミでは、商品開発や販売の場面で消費者の心理がどのように活かされているかを考察しています。また、研究に加えさまざまな活動を通じ、学生は自分たちで考え、企画し、行動することを学びます。 そのほかに、私を含めゼミ生ひとりひとりが考え方や視野を広げて、人間的に豊かになれることを目指しています。

ゼミの取り組み

コーヒー豆を販売し実践的に学ぶ「青山珈琲プロジェクト」
毎週末、渋谷にある青山ファーマーズマーケットにてコーヒー豆の販売する活動をしています。ここでは、ゼミで学んだ「消費者心理学」をアウトプットする場としてより実践的に学びを深めています。様々な国籍のお客様がお店に足を運んで下さるため、ジェスチャーなどを交え工夫することで、伝わるコミュニケーションを考えることもやりがいのひとつです。また、月に1回ミーティングを開き、気づきからの改善をするために話し合う場があるので、メンバーが一丸となり、つながりを持ちながら活動できるのも魅力のひとつだと思います。写真は店舗の様子です。(4年 小島 有香)
多様性と柔軟性が身につく「八幡中プロジェクト」
産業能率大学の近くにある世田谷区立八幡中学校の特別支援学級の生徒さんと、月に1度交流会を行っています。ゼミコンセプトのひとつでもある”多様性を受け入れる”を目指し、企画・運営までをすべて学生で行っています。自分達で考えたレクリエーションを楽しんでくれる子どもたちの反応を目の前でみることができるため、やりがいを感じやすく、嬉しさも感じる機会が多いです。先生や生徒さんたちからのリクエストを取り入れながら、お互いに楽しみ、関係を築いています。交流会を通して、求められることを汲み取り、それに応える企画力と、臨機応変な対応力とを育むことができると実感しています。写真は交流会の様子です。(4年 眞野 葵)
こだわりを持って考え抜く「商品企画プロジェクト」第1弾!
株式会社ラムラの協力を得て、「Common cafe」のメニューをゼミ生で企画する実践的なプロジェクトです。今回は「秋の平日ランチメニュー」を題材とし、グループごとに企画を行いました。ターゲット選定・コンセプト・レシピ・原価計算・価格とメニュー名決め・プロモーション方法など、ゼミ生のみでゼロからメニュー企画に取り組みます。私たちのグループでは、ただ秋の食材を使ったメニューでは目にとまらないだろうと、“食感”にこだわったメニューを考え、「ごろっと」というワードを加えて、より美味しそうに感じられる工夫を施しました。グループ同士で食材が偏ってしまったり、調理工程の簡易さも考えなければならないなど、難しい点もありましたが、実際に企画したメニューがお客様に届く経験は大きなやりがいに繋がると実感できました。写真は、第1弾(2023年10月16日~29日)のポスターです。(4年 新名 佳乃)
企業と本格的に取り組む「商品企画プロジェクト」第2弾!
2023年度の商品企画プロジェクトでは、和洋中韓など幅広いジャンルの飲食店を多数展開している株式会社ラムラが運営するカフェレストラン「Common cafe」へ、”秋の味覚を活用した新商品の開発・提案”を行いました。班で考えた新商品を自分達で実際に調理して、Common cafe商品開発チームへのプレゼンテーションでは、試作品提供まで行いました。商品の開発は想像以上に難しく、実店舗に足を運んで顧客層やニーズを探したり、試作をしながら調理マニュアルを作成したり、原価の計算なども行いました。 企業と共に行うプロジェクトだからこそ得られる学びや経験がたくさんあり、このプロジェクトを通じてゼミ生みんなが成長できたと思います。写真は、第2弾(2023年11月6日~19日)のポスターです。(4年 前島 七海)
濃い日を過ごし仲が深まる「ゼミ合宿」
田中ゼミでは夏にゼミ合宿を実施します。2023年度は静岡に1泊2日で行ってきました。目的地から移動手段、観光する場所まで、すべて自分たちで決めて手配をします。どこかでうまくいかず、イレギュラーな事が起きても、自分たちで対応しなければならないため、正直大変なこともありました。ですが、ゼミ合宿ではすべて自分たちで計画を練るからこそ、計画立案力を養うことができます。また、ほぼ全員が参加するため、ゼミ生の知らない一面を知る良い機会になります。4年次にもゼミ合宿があるので、次はどこに行くか、どのようなスケジュールを立てて動いていくか、考えるだけでも今から楽しみです。写真は宿泊先での様子です。(4年 市川 遼人)
ゼミ生の仲が深まる楽しい交流企画「アイスブレイクタイム」
田中ゼミの16期生は、講義時間の10~20分程度を使いアイスブレイクを行っています。ゼミ生同士の交流を行うことで、プロジェクト活動を円滑に進めることが大きな目標です。週ごとに目標を立て、グループでアイスブレイクを考えてもらっています。それぞれが考えるゲームにはゼミ生の個性が現れ、毎週ゼミ生の楽しみになっています。各自がアイスブレイクを考えるのでただゲームで遊ぶだけでなく、企画力やスライドを作る力を鍛えることもできます。入ゼミした時は、仲良くできるか不安でしたが、アイスブレイクのおかげでゼミ生同士の仲が深まったように感じてます。写真はアイスブレイクタイムの様子です。(4年 井上 陽太)
誕生日を祝い喜びを分かち合う「お誕生日会」
誕生月ごとに協力しながら毎月お誕生日会を開催しています。前月に祝われた人が翌月には主体となって祝う側になるどちらも楽しめる仕組みです。誕生日プレゼントを渡すだけでなく、誕生月の人のことを知ることができる企画を提案し、楽しくお祝いしています。祝われて嬉しいのはもちろんですが、どのような方法で祝うかを考える時間はワクワクするし、相手を思いやる気持ちも育まれます。ゼミ生全員にスポットライトが当たるイベントでもあるため、仲の良さが深まり、相手のことを知ることができて、他のプロジェクト活動にも活かされています。田中ゼミは、お互いの幸せを願い、喜びを分かち合えるゼミです。写真は誕生日会の様子です(毎回、誕生月のメンバーの写真を撮っています)。(4年 高橋 真優)

学生によるゼミ紹介

挑戦するからこそ成長できるゼミ

ゼミ長である私から見ての田中ゼミは「たくさん挑戦し、たくさん成長できるゼミ」です。いままでで紹介があったように、田中ゼミでは数多くのプロジェクト活動や交流を深めるためのイベントがあることが特徴です。これらに取り組んでいくことが挑戦になり、様々な出来事をふまえて成長に繋げることができます。私自身、田中ゼミに入ってから人前で自分の意見を主張できるようになりました。これまで苦手だったことを克服することができ、成長を実感しました。私たちはこれからも挑戦し成長し続け、信頼できるゼミ生と共に、学生生活を充実したものにしていきたいです。写真は田中先生の格好を予想してゼミに来た時の集合写真です。(4年 泉谷 純(第16期ゼミ長))

利他の心を大切にする思いやりの溢れたゼミ

私たちは、ゼミコンセプトである「幸せな人生を生きる」の実現に向けてゼミ生一体となって多くの活動に取り組んでいます。田中先生の掲げる“利他的”に共感したメンバーが集まり、思いやりにあふれたあたたかいゼミです。座学やプロジェクトの実践から本質的な社会人としての能力を身につけることができます。そして、なんと言っても、ゼミとしての“寄り添い力”の高さが魅力です。田中先生やゼミ生とは、卒業後も「幸せな人生を生きる」に向かって歩き続けると思っています。最後に、私が好きな田中先生の言葉を紹介します。それは、「社会で信頼される人になってほしい」という言葉です。信頼される人の原点は人を思う“利他の心”であると考えます。これからもゼミ生全体で“利他の心”を大切に活動に取り組んでいきます。写真は16期のメンバーです。(4年 小川 瑛未)

つながりが多く支援が充実しているゼミ

田中ゼミはつながりの多いゼミです。横にも縦にもつながりが強く、縦のつながりについては、特にプロジェクトや就職活動で強く感じます。プロジェクトでは先輩、同期を問わず一緒になって取り組み、先輩からは多くのことを教わっています。また、就職活動では先輩が中心となって、面接練習や体験座談会などのサポートを行ってくれます。そして、3学年合同で集まるイベントもあるため、さまざまな人と話すことができ、視野を広げることもできます。そのような田中ゼミで今後もさらに視野を広げて人として成長していけるよう頑張ります。写真は、2年生と3年生の交流会の集合写真です。(4年 福原 颯太)
学生に期待すること
「行くに径に由らず」。目先の損得にこだわり小手先の技で勝負するのではなく、正々堂々と大道を歩んでもらえればと思います。