
ホスピタリティマネジメントを通じた
企業課題解決の実践
経営学部経営学科 櫻井恵里子 ゼミ
- #組織・人材
- #商品企画
- #PBL
- #業界・企業研究
ゼミ概要
櫻井ゼミは「ホスピタリティマネジメント」をテーマに、企業の課題に取り組みながら実践的な学びを提供するゼミです。ホスピタリティとは「見返りのない善意」とされ、ディズニーで得た経験を活かし、この理念をビジネスに活かせる指導を行います。ゼミでは、テーマパークやブライダル業界との産学連携を通じ、PBL(課題解決型学習)を中心に活動。2年次には業界研究や就職支援、社会貢献活動を実施し、3年次にはより実践的な企業プロジェクトに取り組みます。4年次には成果を基に企業と共同でプロジェクトを進め、実務に近い経験を積みます。
- 研究テーマ
- ホスピタリティマネジメントを通じた企業課題解決の実践
- ゼミの特徴
- ホスピタリティを基盤にしたPBLを通じて、実践的な課題解決力とリーダーシップを養う
- 主な活動
- テーマパークやブライダル業界との産学連携、実践的な企業プロジェクト
- ゼミ生の進路
- テーマパーク,ホテル,ブライダル,ゲーム.小売業.メーカーなど
個人ワーク | ![]() |
グループワーク |
学内活動 | ![]() |
学外活動 |
理論 | ![]() |
実務 |
櫻井ゼミ3つのキーワード
-
主体的に行動し、
共に響き合う学びゼミでは、PBL(課題解決型学習)を通じて主体的に学びます。実際のビジネス課題に取り組み、「共育」や「響育」の概念のもと、学生同士の相互作用やチーム協働を重視します。楽しみながら積極的に挑戦することで、知識吸収力が高まり自己成長を実感できる環境が整っています。知識の受け取りではなく、自ら考えアプローチする力を培うことで、学びの質を向上させモチベーションを高めることができます。
-
実践を通じたホスピタリティ
マネジメントの習得ゼミではホスピタリティマネジメントを実務経験を通じて実践的に学びます。ディズニーの理念に基づく指導のもと、テーマパークやブライダル業界で活用できるスキルを習得。外部講師による業界研究、就活支援、ボランティア活動に加え、企業とのコラボプロジェクトで商品開発やサービス企画、プロモーションなど幅広い実践的スキルを身につけ、即戦力となる技術を培います。
-
自律性とリーダーシップを備えた
問題解決型の人材を目指すゼミではホスピタリティの精神に基づく柔軟で自律的な人材育成を目指します。ファシリテーション重視のリーダーシップを発揮できる人材を育成し、企業プロジェクトを通じて問題解決力や創造力を高めます。自律分散型マネジメントと共創を重視する姿勢を学び、協調性とリーダーシップを兼ね備えた、社会に貢献できる人材の育成を目標としています。組織の中で重要な役割を果たせるリーダーとしての資質も養います。
カリキュラム
2年生
本ゼミ:テーマパーク企業とのコラボレーション(PBL)
サブゼミ:チームコーチングを用いた就活支援,ボランティア活動(ホスピタリティ体験/社会貢献活動)
株式会社おやつタウンとの産学連携プロジェクトにおいて「Z世代の視点で調査・分析を進め新たなおやつタウンの魅力訴求につながる新規提案」について取り組んでいます。
4年の先輩がTA(ティーチングアシスタント)としてサポートしながら課題研究やPBLについて理解を深めます。また、外部講師を招いた就活⽀援講座や、⽇産カップ追浜チャンピオンシップ⼤会でのボランティア活動を通じて、学⽣たちはホスピタリティを実践的に学びます。
3年生
テーマパーク企業・ブライダル企業とのコラボレーション(PBL)
株式会社サンリオエンターテイメント(サンリオピューロランド)との産学連携プロジェクトにおいて来園前動向と来園時動向を分析し新たなエンターテイメントを企画・デザインします。また、ブライダル業界との連携では、新しいウェディングプランを提案し、企業との共同実⾏を進めています。
4年生
課題研究(PBL)
●3年次に提案し、採択されたブライダルプランをブライダル企業様と共同で、実⾏化に向けて企画案の精緻化を進めます。実践例としては株式会社TIPLOG CAREERと連携し、N高等学校・S高等学校の生徒に実践的なブライダル教育を提供しました。産学連携と高大連携の両方にアプローチした施策となります。
●文理融合型研究:人工知能分野の大学とのテーマパーク共同研究
カリキュラムは変更になる場合があります。
ゼミの取り組み
実務家から顧客感動の秘訣を学ぶ
元ディズニーランド社員や劇団四季俳優など、第一線で活躍した実務家による特別講義を実施します。テーマパーク運営の裏側や、顧客を感動させるパフォーマンスの秘訣を直接学べます。ボイストレーニングやVIP対応など、実践的なスキルも身につけられ、ホスピタリティの本質を理解できます。

ブライダル業界研究
株式会社TIPLOGと協力し、ブライダル業界の課題に取り組むPBLを実施。「SDGsに基づく新ウェディングプラン」をテーマに、実務家から学び、チームで調査・分析。業界代表者へのプレゼンテーションを行い、採択チームは企業とプロジェクトを進行します。

テーマパーク企業との
コラボレーション
今まで,横浜ストロベリーパークと連携し、パークのサービス改善、障がい者雇用への対応などを提案したり、実際の季節イベントを任され、クリスマスイベントを企画し、当日の運営も担当しました。
現在は、サンリオピューロランドやおやつタウンとの産学連携を進めています。実践的なマーケティングやサービス設計のスキルを磨きます。

車椅子スポーツ体験
障がい者スポーツ文化センター横浜ラポールにて、車椅子スポーツを体験します。この活動を通じて、障がいについての理解を深め、多様性を尊重する姿勢を養います。さらに、全国車椅子マラソン大会でボランティアとして活動し、ホスピタリティを実践的に学ぶ機会も提供されます。

学生によるゼミ紹介
自分の可能性を広げて、仲間と支え合う櫻井ゼミの魅力

田村 郁会
私立神田女学園中学校高等学校出身
櫻井ゼミでは、ブライダル、テーマパーク、演劇など様々な分野で活躍する方々との交流を通じて、多くの気づきを得ることができます。また、プロジェクト活動では自分の実力不足を痛感することもありますが、何度壁にぶつかってもあきらめず挑戦を続けることができています。それは何といってもゼミの仲間や先輩、先生の支えがあるからです。このような学年を超えて支え合う櫻井ゼミの魅力は、後輩にも引き継いでいきたいです。
手厚い就職活動支援と豊富な実践活動

佐山 陽風
N高等学校出身
櫻井ゼミを志望した理由は、「就職の手厚いサポート」と「櫻井先生から得られる学び」でした。実際に、2年後期から始まる企業研究や自己分析、面接対策などの手厚い就活支援は、自身が抱えていた就活への不安を和らげてくれました。また、テーマパークやブライダル業界との産学連携や、車椅子ボランティアなど、実践的な活動が充実しています。今後は、櫻井先生の専門である心理学やホスピタリティについて更に詳しく学んでいきたいと考えています。そして、将来はこれらの学びを活かし、人事や教育という分野に携わっていきたいです。
学生に期待すること

今はVUCAと呼ばれる不確実で複雑な時代です。AIが発展し、私たちの働き方が変わる中でも、人にしかできない「ホスピタリティ対応」や「リーダーシップ」はこれからも必要とされる能力です。それは、相手を思いやり、人をやる気にさせ、チーム全体を前向きに導く力です。そして「明るく・正しく・強く」をモットーに、自分らしいキャリアを築いていって欲しいと思います。自分が人生の主人公であることを忘れず、楽しみながら未来を切り開いてほしいです。皆さん一人ひとりが輝くことが、素晴らしい社会の実現につながると信じています。私も皆さんと共に学び、成長していくことを楽しみにしています。
櫻井 恵里子 准教授
筑波大学大学院人間総合科学研究科生涯発達専攻博士前期課程修了 、株式会社オリエンタルランド商品開発 、人事部門等を経て産業能率大学 経営学部准教授
【教員紹介】櫻井 恵里子 准教授 ページへ