経営学部 櫻井恵里子ゼミ

経営学科
ホスピタリティマネジメントの研究
櫻井ゼミの専門は、『ホスピタリティマネジメント』。 ホスピタリティとは、「見返りのない善意」とも言われています。櫻井ゼミでは、ホスピタリティの考え方や精神を根本に、企業のリアルな課題を題材に実践的な学びを大事にしています。

ゼミの取り組み

株式会社JERAとのPBL:横浜ストロベリーパークのクリスマスイベントをプロデュース(1期生、2期生)
一年中いちご狩りができる『横浜ストロベリーパーク』とのPBLを実施。プロジェクト1期では、施設の課題点を分析、発展に向けた様々な企画提案を行いました。具体的には、収益・認知向上のためのマーケティング施策から、共生社会の象徴的な施設として発展をするための障がいがある方による新たなサービス企画、障がい者雇用・人材育成施策などです。プロジェクト2期では、実際にクリスマスイベントにおいて、企画提案から運営まで、学生たちがトータルプロデュース。イベント当日には、パークを訪れるファミリー層に加え、外国人、中高校生など多様な顧客に対してホスピタリティ対応を実施しました。 ※詳細はプレスリリースをご覧ください
※PBLとはProject(またはProgram、Problem) Based Learningの略称で、知識を詰め込むだけの受け身な学習方法ではなく、学生が自ら問題を発見し、解決することを重視した能動的学習方法です。産業能率大学では、PBLが多くの先生に支持され授業に取り入れられています。
ブライダル業界でのPBL(2期生)
ブライダル業界を目指す方に向けての実践型プログラムを提供する『Wetukuアカデミア』を主催している、株式会社TIPLOGにご協力いただき、 PBLを実施しました。今回のテーマは「SDGsに基づいた新しいウェディングプランを提案する」です。ブライダル業界の課題や展望など実務家視点での講義を受けた後、チームに分かれ、調査分析を基に企画提案をおこないます。最終報告では、ブライダル企業を代表する会社の方々を前にプレゼンテーションします。採択されたチームは提案の実現に向けて、各ブライダル会社とプロジェクトに取り組みます。
テーマパーク業界におけるキャラクタービジネス研究(3期生)
3期生は、「サンリオピューロランド」を題材に同年代の大学生を対象としたオリジナル商品開発について研究しました。テーマパーク業界のマーケターの方を招聘し、業界特性やリサーチ手法などを学んだ上で、各グループに分かれ、Z世代の2次データを収集し、ターゲット層について調べたり、SNSの分析、テーマパークでの現地観察調査などを通じて、あるべき商品開発について探求しました。最終発表では、テーマパーク業界の商品開発者の方々に審査してもらいます。
車いす陸上競技大会におけるボランティア活動(3期生)
全国車椅子マラソンin横須賀「日産カップ追浜チャンピオンシップ」に参加する選手のサポート、競技運営のサポートを実施。授業内において、障がい者スポーツに精通した講師をお招きし、障がいがある方へのサポート方法や、障がいの種類、障がい者スポーツについて学びました。当事者の立場を知るために、擬似的に視覚障がい者の感覚を体験するペアワークの演習をしました。講義や演習で得た知識を活かし、実際に大会でのボランティア活動をすることで、ホスピタリティを実践します。
SDGs探求AWARDS2021で優秀賞を受賞(1期生)
SDGs探求AWARDS2021において、「視覚障がい者が生きやすい世の中を」というテーマで優秀賞を受賞しました。健常者は、実は障がい者の本音を理解したつもりで、分かっていないのではという立場に立ち、真の理解をするためにはどうしたら良いのかという視点で施策を提案しました。チームで議論を重ねながら、時間をかけて企画書を作成しました。
リアルな実践家からホスピタリティや業界特性を学ぶ
テーマパークの立ち上げからマネジメント業務に至るまで多岐にわたる経験をされてきた、カリスママネジメントの講師より、テーマパーク業の業界特性や、やりがいについて学びました。また、エンターテイメントビジネスを代表する劇団四季の元俳優を講師としてお招きして、セルフコーチングの仕方や魅力的な声づくりについて学びました。
チームコーチングを用いた実践的なキャリア支援
担当教員以外に、人事採用経験者の外部講師を含めてチーム全体で就活支援を実施します。2023年度は3期生に関して、担当教員、外部講師、1期生(4年)が一丸となって就職活動支援をしました。「就活は個人戦ではなく団体戦」をモットーに、ゼミ全体でキャリア支援に取り組んでいます。

学生によるゼミ紹介

包容力にあふれる人の集まり

ゼミのみんなは本当に優しくて、一緒にいると温かい気持ちになります。まさに一人ひとりがホスピタリティを実践し、居心地のよいゼミにしていると感じています。第1期生ですのでゼミ内の仕組みを含めて一から構築しています。ゼミのみんなが良いゼミにしようと同じ目的に向かって、さまざまな提案を自主的にしてくれます。学ぶときはとことん学び、楽しむときはとことん楽しむ、メリハリの効いたゼミとも言えます。ゼミ活動を通じて自分なりのリーダーシップのあり方も考えていきたいです。(2023年度卒 石橋咲桜(第1期ゼミ長))
学生に期待すること
主体的に学び、考え抜く力を、ゼミ活動を通じて学んでほしいです。そして「明るく・正しく・強く」をモットーに逆境に負けずに皆さんらしいキャリアを歩んでもらいたいです。