映像とプログラミングで
未来を創る力を育む

情報マネジメント学部現代マネジメント学科 伊藤泰雅 ゼミ

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情報マネジメント学部現代マネジメント学科 伊藤泰雅 ゼミ

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ゼミ概要

伊藤ゼミでは、映像制作とプログラミングなどを通じて創造力と考えぬく力を養います。理論に偏らない、実践的で、グループでも個人でも活動できるゼミです。映像制作では、最初は用意された絵コンテをもとに映像制作の体系と技術を学びます。次の段階で学生自身によるストーリーで絵コンテを作成し独創的な映像制作へとステップアップしていきます。プログラミングでは「micro:bit」や「Python」などを扱い、曖昧な部分を「ブラックボックス」にしない「制御の本質」を学びます。瑞木祭で成果を発表するなど、多くの経験を通じて成長し、将来のキャリアに活かせる力を培います。

研究テーマ
映像技術とプログラミングを通じて、創造的な問題解決能力を育成すること
ゼミの特徴
実践的な映像制作とプログラミングを通じて、考えぬく力と自主性の養成
主な活動
ビデオ制作やプログラミングの実習、瑞木祭での作品発表や展示、ITパスポートや基本情報処理などの資格取得
ゼミ生の進路
IT関連業界、卸売・小売業界 、サービス業界、公務員など
個人ワーク グループワーク
学内活動 学外活動
理論 実務

伊藤ゼミ3つのキーワード

  • アイデアやイメージを
    映像化する

    映像制作の基礎を丁寧に学びます。ドローンやGoPro、360度カメラ(THETA-V)などの機材を利⽤し、実践的な作品制作にグループワークで取り組みます。ストーリを検討する際には「その映像を必要としている⼈」を考慮したテーマを考えます。撮影機材の操作や編集技術といったスキルだけでなく、映像として⼯夫することの楽しさも体験し、コミュニケーション能⼒も磨かれます。

  • プログラミングをとおして
    論理的に考える

    micro:bitを利⽤した、ブロックを組み合わせるような簡易なプログラミングを学びます。この基礎学習では、順次、判断、繰り返しといった「プログラミングにおける本質的な制御」を理解します。さらに近接センサやモータといった外付け部品を⽤いるなど、プログラムによる機器制御に挑戦します。希望者は、Pythonを使ったアプリ開発や画像処理のプログラミングに取り組むことができます。LINEへの送信プログラムなども扱います。

  • 深く考え抜いて
    最良の結果を追求する

    グループワークを通して他者と協⼒しながら⼀つの作品を作り上げるプロセスを重視しています。社会に出て複数の⼈と仕事をする時にも⾃分の考えを適切に伝えられる、そんなスキルの修得を⽬指します。各⾃で設定したテーマの研究では、深く考え抜くことで「⾃分に向いていることは何か」と将来像が⾒つかる学⽣もいます。ゼミでの学びがこれからの⼈⽣の様々な判断の材料となり、難しい局⾯を乗り切っていくことができます。

カリキュラム

2年生

グループワークと基礎技術の習得

グループワークを中心に撮影とビデオ編集ソフトのスキルを習得します。講義と実習を通じて、他者のアイデアを尊重しつつ自分の意見を主張する協調性を身に付けます。ドローンやGoPro、360度カメラ(THETA-V)などの機材も活用し、映像制作の基礎(制作工程、フレーミング、カメラワーク)を学びます。

3年生

合成技術とプログラミング

3年次では、画像合成技術とプログラミングを学びます。GIMPなどのソフトを使い自然な合成技術(画像の補正処理、レイヤー合成)を習得し、合成写真の作品制作をします。また、micro:bitを用いたプログラミングで得たアルゴリズム学習の成果として、瑞木祭展示のアイデア実現に取り組みます。

4年生

自主的なテーマ設定と活動

4年次では、各自がテーマとスケジュールを設定し、自主的にプロジェクトに取り組みます。定期的にクラス内や教員との個別面談で進行報告しながら、プロジェクトを進めます。このプロセスで、「誰かの役に立つ」成果物、「必要な人のための」報告書を作成できる社会人基礎力を定着させます。

カリキュラムは変更になる場合があります。

ゼミの取り組み

編集ソフトの技術を学びます

ダビンチリゾルブなどの高機能なビデオ編集ソフトを使用し、編集技術を学びます。映像制作の活動を学⽣たちで企画し、撮影した素材を編集して作品を完成させます。このプロセスを通じて、映像のストーリー性や視覚的な魅力を高めるための技術とセンスを磨き、映像制作の基礎から応用まで幅広く学ぶことができます。

ストーリー作成から撮影・編集までをワンストップで

自らストーリーを考え、それに基づく企画・撮影・編集作業などの作品制作の全プロセスを体験します。制作においては、よりよい映像になるための工夫をメンバーと議論しあいます。

合成写真作成でソフトを学ぶ

GIMPなどの画像編集ソフトを使用し、写真合成技術を習得します。学生は画像加工のテクニックを学び、自然な合成作品を制作します。この過程でレイヤー操作や色調補正などの技術も身につけます。合成写真制作は創造力と技術力が試されるため、自分のアイデアを形にする楽しさと達成感が得られます。

ドローン撮影体験

ドローンや360度カメラによる撮影体験も行います。これにより、新しい視点から映像制作に挑戦し、空間認識能力やクリエイティブな発想力が鍛えられます。ドローン操作と映像表現の両方を学ぶことで、次世代の映像技術にも対応できるスキルを身につけることができます。この経験は将来の映像業界での活躍にもつながります。

学生によるゼミ紹介

映像制作のスキルと、共同作業のコミュニケーション力が身につく

安藤 慶人 
神作陽学園高等学校出身

伊藤ゼミでは、2年次に班でビデオ制作を行います。前半は機材や編集ソフトの技術を学び、与えられたストーリーで実習をします。後半は班でストーリー作り、撮影、編集のスケジュールや役割分担などすべてを自分たちで実行します。完成作品は発表会で説明し、振り返ります。これらの過程を通じて、撮影や編集の技術だけでなく、様々なアイデアをメンバーと議論するため共同作業に必要なコミュニケーション力、協働力が向上します。伊藤ゼミでは自主的に行動することが求められますが、責任感を持って楽しみながら制作活動に取り組めます。

ITスキルの取得と協調性の向上

岡本 青波 
神奈川県立山北高等学校出身

伊藤ゼミでは、3年前期に「画像編集」や「プログラミング」などを、実際に作品を制作しながら学びます。異なる意見を尊重しながら協働することで、協調性や役割を全うする力を磨くことができます。3年後期からは、各ゼミ生が興味のあるテーマについて研究を進めており、私はITパスポート試験の合格を目指しながら、情報技術の基礎を広く研究しています。試行錯誤しながら先生に指導をいただき、目標達成のため計画を遂行します。ITスキルや協調性は将来どのような業界でも必要なスキルのため、今後の活動でさらに伸ばしていきたいです。

学生に期待すること

ゼミでは「⾃ら考えて⾏動する」ことを重視します。⾃ら考えて⾏動し、結果に対して責任を持つ、⾃⽴した社会⼈になる準備をします。多⾯的な視野で物事をとらえ、深く考えて解決策を⾒つけ出す、そのようなスキルの修得を⽬指します。学⽣は、グループでの映像制作やプログラミングの活動を通して、チームワークやコミュニケーションの能⼒を伸ばして欲しいと思います。卒業後は⾃分の能⼒を発揮して、会社と社会に貢献しながら働き、仕事を楽しめる⼈⽣を送ってほしいと願っています。

伊藤 泰雅 教授

電気通信大学電気通信学部通信工学科卒 、東京工業大学大学院総合理工学研究科電子システム専攻修士課程修了(工学修士) 、日本放送協会 、財団法人科学技術教育協会を経て、産業能率大学情報マネジメント学部教授

【教員紹介】伊藤 泰雅 教授 ページへ