情報マネジメント学部 橋本諭ゼミ

現代マネジメント学科
しなやかなソーシャルイノベーションの実現
しなやかなソーシャルイノベーション(社会を良くするための創造的な活動)の実現をテーマに活動をしています。ゼミ生は、社会への問題意識を持ち、その解決に向けて努力することを通じた成長を目指しています。また、Learning is Entertainment!をビジョンとして掲げ、学ぶことを楽しみながら行うことを目指しています。 また、ゼミでは主体的な自由を重んじており、義務的な課題はほぼありません。意欲的に活動をした人が評価されるようなコミュニティです。

ゼミの取り組み

ソーシャルイノベーションを求められる場としての「地域」
橋本ゼミで学んでいる内容を活かす場として地域があります。My Playful TownというWebメディアを運営したり、市の政策立案などに関わったこともあります。最近では、中学生の探究学習を支援することも行なっています。
地域の方々からは、私たちが先に学んでいることを求められます。その期待に応えられるように、学びを、研究を行なっています。
テーマを決めて活動する瑞木祭
毎年、ゼミの活動内容と社会情勢を元にテーマを決めて瑞木祭に参加しています。今年はイヴァン・イリイチの『コンヴィヴィアリティのための道具』をもとにAIとの共生を研究テーマに活動しました。瑞木祭での取り組みは理論と実践を意識した活動をしており、一定以上の勉強量と遊び心が求められます。
学生主体のレクリエーション
橋本ゼミでは主体的な自由を重んじていることから意欲的な取り組みができるような環境づくりを心がけています。その一環として毎年新しく学生が入るタイミングで学生を主体としたレクリエーションを行なっています。ゼミ内でのコミュニケーションを図ることやゼミ全体の遊びも全力という雰囲気を把握してもらうことを狙いとして行なっています。昨年は運動会を実施しました。
各個人の個性を磨き上げた結果としての卒論発表会
橋本ゼミの最大のイベントが卒論発表会です。大学生活の集大成として、大学時代に最も力を入れた成果物としての卒業論文の発表します。それぞれの個性を、それぞれの力で磨き上げる。妥協なくこだわる。そんな論文が多数発表されます。
OB・OGを含めた縦のつながり
橋本ゼミは縦のつながりが強いことも特徴です。といっても、先輩が怖いということではありません。橋本ゼミ出身という共通点を持ったコミュニティがあり、何か行うときにサポーターがたくさんいるイメージです。過去には、人事採用担当のOBが面接練習をしてくれたり、クラウドファンディングの支援も行ったりしています。同じ会社で働くOBOGも多くいます。橋本ゼミに参加することはこういったネットワークの中に入ることでもあります。

学生によるゼミ紹介

活動のしやすさはゼミの組織作りから

私はゼミの人事部長として活動しています。橋本ゼミの特徴でもありますが、ゼミ生全員が何か役割を持って活動をし、ゼミをより良い学びの場にしようという体制があります。
また橋本ゼミでの活動は“複数名”かつ“学年関係ない”という特徴があります。
そこで“ゼミ生同士が関わりを持つことで少しでも円滑に活動ができるように”と思い、人事部の活動として、「シスブラ」と呼ばれる先輩後輩で話すシステムの導入、雑談をするトークチャンネルの運営、ゼミ内での運動会の企画を行いました。
そういった楽しい企画や、ゼミの時間を通して関わる中で、ゼミ生一人一人のことを理解する努力をし、ゼミのプロジェクトを行う際に、ゼミ生に「この活動やってみない?向いてると思うよ」と声をかけることも多々あります。
思い出作りのような企画ですが、ゼミ生が活動しやすくなるように尽力しています。
“あなたの一言を見逃さないゼミ生がいる”、“必ず誰かとつながれる”それが橋本ゼミです。(遠藤 亮)

地域問題に着目したゼミ活動

2023年の瑞木祭(学祭)と辻堂フェスティバルでは、ジビエカレーを販売しました。
ジビエカレーを販売するうえで、困難な点がたくさんありました。まず、レトルトカレーが1000円もする点です。レトルトカレーをあなたなら1000円も出して買いますか?買いませんよね。本当に販売するのが難しかったです。まず、興味を持ってもらうことすら難しいです。ジビエカレーを販売する目的が、利益を上げることではなく、ジビエ問題に興味を持ってもらい、獣害問題に貢献することです。この点が、他の団体とは異なり面白い点ですが、同時にとても難しい点です。
闇雲にカレーを販売していくのではなく、鹿肉を使用している点や獣害問題の貢献につながる点などを伝えていき、カレーを食べることに付加価値を提供していきました。その結果、興味を持ってもらう人が増えて、完売することができました。
私自身、この活動をするまでは、ジビエ問題など聞いたことがなく、全く無関心でした。しかし、加工施設に赴き鹿の解体作業を間近で見て、獣害問題に対して、日本全体が取り組まなければならないことだと痛感しました。
ジビエカレーを販売するにあたって、自分自身が問題に真剣に向き合い、獣害問題について考えるきっかけになりました。真剣に向き合い、行動する。この重要性をジビエ問題に対する活動を通じて、学ぶことができました。
(山田 孝太)
学生に期待すること
橋本ゼミは、脱コスパを掲げています。大変なことは多いです。しかし、その分得られるものも多いのです。自分の可能性にチャレンジし、周りの空気を読むのではなく本気で切磋琢磨しています。真剣にやった人にしか見えない景色や、ここまで自分はできるのかという真の姿に気づく人も多くいます。そんな1人になってほしいです。