情報マネジメント学部 橋本諭ゼミ

現代マネジメント学科
しなやかなソーシャルイノベーションの実現
しなやかなソーシャルイノベーション(社会を良くするための創造的な活動)の実現をテーマに活動をしています。ゼミ生は、社会への問題意識を持ち、その解決に向けて努力することを通じた成長を目指しています。また、Learning is Entertainment!をビジョンとして掲げ、学ぶことを楽しみながら行うことを目指しています。

ゼミの取り組み

政策立案と実行に向けた地域活性化プロジェクト
地域活性化プロジェクトは、主に地元伊勢原市役所や商店街の方々と協働するプロジェクトです。市の政策立案に対して調査を行ったり、政策実現に向けた活動を行うなど、コンサルティング的活動を行っています。具体的な活動として、「My playful town」というWebメディアを立ち上げており、飲食店やイベント、市の人の声に注目して記事を執筆し、魅力の再発見に向けた情報発信しています。
テーマを決めて活動する瑞木祭
毎年、ゼミの活動内容と社会情勢を元にテーマを決めて瑞木祭に参加しています。2021年度は新型コロナウイルスの影響のため、2年連続で中止となってしまった地元伊勢原のお祭りをメタバースにより再現することを行いました。本取り組みで、学長賞をいただきました。海外からの参加者も多くいて、英語での案内も行っています。 橋本ゼミでは、目的に合わせて手段を選択しています。2021年度はメタバースに取り組みましたが、都度メンバーの特性に合わせて様々なチャレンジを行っています。
OBOGを含めた縦のつながり
橋本ゼミは縦のつながりが強いことも特徴です。といっても、先輩が怖いということではありません。橋本ゼミ出身という共通点を持ったコミュニティがあり、何か行うときにサポーターがたくさんいるイメージです。過去には、人事採用担当のOBが面接練習をしてくれたり、クラウドファンディングの支援も行ったりしています。同じ会社で働くOBOGも多くいます。橋本ゼミに参加することはこういったネットワークの中に入ることでもあります。

学生によるゼミ紹介

他の人に影響を与え続けるということ。

副ゼミ長として「ゼミ全体」を常に意識し、活動をしました。ゼミにとって副ゼミ長というポジションは影響力が大きい立場です。しかし、橋本ゼミの副ゼミ長は職務が決まっていません。したがって、ゼミは副ゼミ長の意識によって良くも悪くも変わります。私はその立場になり、大学生としてどのようなことに取り組み、成長をしていくかを考えました。社会人の一歩手前にいる私たち大学生は、「自律」しきれていない人が大半です。そのため、ゼミでは自分自身と見つめ合い、戦い、もがく必要があります。そのような学生に対して、どうやって良い影響を与えられるか。また、その活動の重要性を学びました。具体的に行った活動は、ゼミ生の発言やコメントに対して積極的にオープンな反応をしたり、等身大の悩みを共有し、モチベーションを高め合ったり、ゼミの組織が緩んでいると感じたときは、同じ仲間のゼミ生に対しても躊躇なく厳しめの発言をしたりしました。(大貫 想太)

メディアの編集長としての経験からの学び

私は現在地域活性化プロジェクトのリーダーを務めています。運営するWEBメディア「My Playful Town」の記事発信を通じて、物事を多角的に捉える力を身につける事が出来ました。例えば地域のイベントやお店を取り上げる際、「お店そのもの」を記事にするのか、「店員さん」にするのか、「商品」にするのか、それともそのお店での「体験」を取り上げるのか。少し視点をずらすだけで多くの魅力を再発見する事が出来ます。またHPやSNSなど各メディア運営におけるターゲット分析や記事のデータ解析など、チャレンジ出来るフィールドが豊富なのもプロジェクトの魅力です。橋本ゼミは、プロジェクトをはじめとする実践を通じて自らを高められる場所だと思います。(柳田 愛美里)

先輩方と共に活動することについて

社会課題を切り口に、前例のない取り組みに着手する橋本ゼミは学年問わず個々の積極的な行動を絶えず必要としている、と瑞木祭やゼミ内の活動「伊勢原プロジェクト」の他、日々の関わりを通して感じています。活動をより良くするためには、学年の違いを理由に遠慮しては、プロジェクト全体の完成度だけではなく、個々の達成度も充実することはありません。当初、私自身、活動に対して消極的で手も足も出ない時期がありました。しかし、先輩方の熱意や決意、それらに負けないぐらいの行動力から、「できる」「できない」の判断をする前に「分からない」で完結してはならないと思うようになりました。そのおかげで、”やってよかったな”と思えることもたくさん増えていきました。そして、先輩方の背中を見たり、追ったりするだけではなく、その経験から自分としてできることを感じ取り、それに対して行動に移すことが、先輩方と共に活動していく上で大切だと感じています。コロナ禍により、先輩方との活動は現在、オンラインですが、行事だけに留まらず、歓喜や弱音なども共有できる拠り所があるのが橋本ゼミの魅力でもあります。先輩方との関わりを、時間を、これからも大切にしていきます。(山内 愛弓)
学生に期待すること
橋本ゼミは、脱コスパを掲げています。自分の可能性にチャレンジし、周りの空気を読むのではなく、ゼミ生同士本気で切磋琢磨しながら取り組んでほしいと思っています。コスパは非常に悪いと思います。他方、真剣にやった人にしか見えない景色や、本当の自分自身に気付けることでしょう。