マーケティング学科

五感に響くマーケティング

商品に込められた想いを伝える、クリエイティブ×マーケティング

クリエイティブに正解はない! アタマでイメージしたものをコトバやカタチにする。教科書だけでは学べないクリエイティブの重要性を、プロフェッショナルから学びます。 試行錯誤しながらも、解をつくり出す学生の姿を紹介します。

「音」・「光」・「色」を駆使して
心に響くプロモーションを実践的に学ぶ

市場を調査する、ターゲットを絞り込む、コンセプトを明確にする、戦略を考えるなど、マーケターには多くの役割があります。しかし、どんなに緻密に作り込まれた企画でも商品やサービスが消費者の心に届かなくては選ばれることはありません。デザイン、音響、カラーリングなど「表現」を担っているのがクリエイターであり、その視点を実践を通して理解します。

2023年度授業の様子

商品提供:中野製薬株式会社(ヘアワックス:TANTO)

教員・履修生の声

プロモーションプランの創出には、 クリエイターとの協働が不可欠です
経営学部教授 谷口 元
どんなに消費者ニーズを的確にとらえていたとしても、商品の魅力が伝わらなくては消費者の心を動かすことはできません。消費者の五感に訴えかけ、商品の魅力を効果的に伝えるために技術や表現力を磨いているのが「クリエイター」です。この授業では、音、光、色をテーマに表現の効果について考え、自ら表現者として制作活動を体験します。それは、将来マーケターとして一緒に仕事をするであろうクリエイターを理解することでもあります。
消費者の思考、組織の戦略、クリエイターの感性、多様な人々との協働、全ての要素がマーケターに必要なのです。
クリエイティブとマーケティングをつなげる!
音楽業界を目指すわたしに響く授業でした
勝木 麻菜美 経営学部3年 埼玉県立越谷北高等学校出身
ひとつの企画をチームで作りあげる際に、言葉でうまく伝えられず時間をかけてしまうことが多くあり、「イメージしているものを伝える力」が足りないと痛感しました。わたしが目指すエンターテインメント業界では、映像やサウンドなどを創り出すクリエイターとの協働が不可欠です。この授業を通じてプロの方からクリエイティブについて学び、今までの自分にはできなかった表現ができるようになりたいと思い、履修しまし た。授業では五感の中でも「視覚」「聴覚」に注目し、クリエイティブにおける「音」「光」「色」の役割と効果を学びました。「色」の演習では、花を素材に使ってヘアワックスの 広告案を作りました。「だれに伝えたいのか」「なぜこの色なのか」など、ターゲットに与える影響や効果、表現の根拠を徹底的に話し合いました。試行錯誤を重ねる中で、ブランドコンセプトやマーケティング理論に立ち返って考えることの重要性に気づくことができました。