

経営学部マーケティング学科
五感に響くマーケティング
商品に込められた想いを伝える、クリエイティブ×マーケティング
「音」・「光」・「色」を駆使して
心に響くプロモーションを実践的に学ぶ
市場を調査する、ターゲットを絞り込む、コンセプトを明確にする、戦略を考えるなど、マーケターには多くの役割があります。しかし、どんなに緻密に作り込まれた企画でも商品やサービスが消費者の心に届かなくては選ばれることはありません。デザイン、音響、カラーリングなど「表現」を担っているのがクリエイターであり、その視点を実践を通して理解します。

授業の様子



教員・履修生の声

プロモーションプランの創出には、 クリエイターとの協働が不可欠です
経営学部教授 谷口 元
どんなに消費者ニーズを的確にとらえていたとしても、商品の魅力が伝わらなくては消費者の心を動かすことはできません。消費者の五感に訴えかけ、商品の魅力を効果的に伝えるために技術や表現力を磨いているのが「クリエイター」です。この授業では、音、光、色をテーマに表現の効果について考え、自ら表現者として制作活動を体験します。それは、将来マーケターとして一緒に仕事をするであろうクリエイターを理解することでもあります。
消費者の思考、組織の戦略、クリエイターの感性、多様な人々との協働、全ての要素がマーケターに必要なのです。
どんなに消費者ニーズを的確にとらえていたとしても、商品の魅力が伝わらなくては消費者の心を動かすことはできません。消費者の五感に訴えかけ、商品の魅力を効果的に伝えるために技術や表現力を磨いているのが「クリエイター」です。この授業では、音、光、色をテーマに表現の効果について考え、自ら表現者として制作活動を体験します。それは、将来マーケターとして一緒に仕事をするであろうクリエイターを理解することでもあります。
消費者の思考、組織の戦略、クリエイターの感性、多様な人々との協働、全ての要素がマーケターに必要なのです。
五感に訴える表現には確かな論理がある。
クリエイターから学びました。
クリエイターから学びました。
菅原 菜央 経営学部3年 山形県立鶴岡南高等学校出身
2年次までのPBLで感じた不足部分を補いたいと思い、この授業を履修しました。広告物や店舗などのデザインを考える場面で、自分の表現力やセンスに自信を持てなかったのです。
この授業を通して論理的な思考力に加えて、消費者の心に響く感覚的な能力を養いたいと考えました。授業では「視覚」や「聴覚」に注目し、「音」「色」「形」がもたらすマーケティング上の効果を検証しました。また、五感に訴える実践的なノウハウを学ぶために、プロのクリエイターの方々とのワークショップがありました。作曲家の方とは、音の無い映像にBGMをつける演習に取り組みました。私が意識したのは、映像と調和する音の選択でした。しかし、雑音や音の違和感が映像への興味につながることや印象を与える効果があることも教えていただきました。
日頃VMD※を実践されているショップ経営者の方から学んだのは、商品の陳列方法と集客効果との関係性です。その方からは「商品の選択肢が多すぎると、消費者は購入の決定に迷い、結果的に購買意欲が減退し、買わなくなる」というお話を聞きました。
将来は、この授業で得た知見を活用し、地元である山形で小売業に携わりと考えています。「五感に訴えること=アーティストだけの領域」ではありません、論理を学び、それを実践することで表現力やセンスを身につけることができる。そのことをこの授業から学びました。
※VMD(ビジュアルマーチャンダイジング):店舗の商品を魅力的に見せ、販売促進につなげるマーケティング手法