~内定者の声~田中菜々美

田中 菜々美 経営学部 4年
内定先:株式会社Mizkan Holdings(ミツカンホールディングス)
出身校:千葉県立千葉東高等学校

自分の可能性を広げれば、夢や目標が見つかる大学です

就職活動の方針は「入り口を絞らないこと」
就職活動を始める時、志望する業界や会社は「旅行が好きだから旅行会社がいいのかなあ」という程度の漠然としたものでした。そこで、まずは会社説明会に参加して幅広く情報を集めました。約80社から説明を聞いた上で絞り込み、第一志望として選んだのが内定をいただいた食品メーカーでした。満足できる就職活動ができたのは、入り口を絞らずに可能性を探索したからだと思います。さかのぼればSANNOへ入学した理由も、さまざまな学びにチャンレンジすることで自分の可能性に気づき、広げていくためでした。
トライ&エラーを重ねられる挑戦の舞台
学ぶ意欲にスイッチが入ったのは、入学後最初に取り組んだ初年次PBLでした。思うような結果を残せず、この反省点を活かしながら学びたいと考え、2年次には「ブランドプロデュース」を履修しました。テーマは、食品会社に対する新商品の提案。しかし、消費者インサイトに注目して調査分析を行った結果を重視し、あえて既存商品のリブランディングを提案しました。実効性を評価されて最優秀賞をいただいたことは、リアルな社会を生きる自信になり、マーケティングという仕事に興味を持つきっかけにもなりました。

一方で、新商品を提案していないことが心残りでもあり、専門ゼミは、商品企画プロジェクトに取り組める田中ゼミに所属しました。3年次は老舗洋菓子メーカーに対して、ブランド価値向上をテーマとした新商品の提案に挑戦。アイデアや発想力を試されましたが、提案を通して学んだことは、根拠となる情報の収集やマーケット分析の重要性でした。「商品企画の完成度は提案前に踏むプロセスで決まる」と実感する貴重な機会になりました。
評価されたのは、学びで培った調査力と説得力
こうした授業やゼミ活動での経験は、志望する業界や企業を絞り込むうえでのフィルターになりました。「家庭を温かくする食品を提案できる企業で働きたい」と思い、新ブランドの展開にも積極的な内定先の食品メーカーを選びました。マーケティング職の採用枠が設けられていたことも志望理由の一つでした。選考の第一関門は、自分が好きな商品ブランドについてレポートを提出するという課題。私は好きなスナック菓子の消費者インサイトを探るため、メーカー直営の売店に足を運び、許可を得て来店者にヒアリングを行いました。こうした調査力やレポートの説得力が評価され、プレゼンテーション・面接を経て、採用された二人のうちの一人になることができました。SANNOは、私のように夢や目標が見つからないまま入学しても、チャンレンジを通して見つけられる大学だと思います。