ブランドプロデュース

  Mission! 
食品メーカーの新たなブランドとなる商品をプロデュース!

Lecture|この授業のポイント

商品のブランディング・販売のプロからノウハウを学び、商品プロデュースに挑む

<ブランドプロデュースとは>
商品ブランディングのプロフェッショナル企業「株式会社生産者直売のれん会」とのタイアップ授業です。商品の隠れたブランド価値を発見し、新たな視点・発想を加えて商品の価値向上(ブランド化)をはかることで、ビジネスを発展させる方法について学びます。
<この授業で身につくチカラ> 
■ブランド戦略
■商品開発のプロセス
■販売戦略
■プロフェッショナルとの協働
<授業のプロセス>
ブランドプロデュース授業の流れ
step1
ブランドについて講義で学ぶ
マーケティングの手法について学ぶ

●売り場調査
●製造環境調査
●顧客単価調査
step2
ターゲットとなる商品の選定
●情報の分析
●ブランディングの方向性の検討
step3
チームで企画立案
●宣伝・販売方法の決定
●プロモーションツールの作成
step4
中間プレゼンテーション
●生産者直売のれん会の方に向けたプラン提案
step5
最終プレゼンテーション
●リブランディングから販売戦略までを提案

<2021年度ブランドプロデュース>

食品メーカー、飲食店とのコラボレーションから、新たな付加価値を生む食品を企画・提案する

小麦粉加工品を扱うハッコー食品株式会社のブランドとなる商品企画に取り組みました。

Report|学生の声

生産者の想いと商品特性を理解すること。ブランディングに欠かせないプロセスです

田中 菜々美 経営学部 千葉県立千葉東高等学校出身
今回のテーマは小麦粉加工品を扱うハッコー食品株式会社の消費者向け新商品の提案です。企画立案にあたって重視したのは、消費者のインサイトでした。
「n1分析」という一人のユーザーを徹底的に掘り下げて分析する手法を用いてインタビュー調査を行い、分析結果をもとに議論を重ねました。
その結果、甘い物を好む中高年層をメインターゲットとして定め、糖質の少ない“おやき”の開発を考案しました。新たな商品から収益の拡大を狙い、企業イメージの刷新を目指そうというアイデアです。

しかし、中間発表の時にいただいた評価は、「 “おやき”である必然性を感じない」という厳しいものでした。この評価を受け、私たちは改めてハッコー食品さんの直売会へ足を運びました。試食を行う中で見つけたのが、独特のモチモチ感がクセになる“カルツォーネ”という冷凍食品でした。企画をゼロから作り直し、最終プレゼンテーションにはカルツォーネによるリブランディングを軸とした販売戦略を提案しました。新規性よりも商品の魅力を今の時代や市場に合わせて伝えることの方が有効だと考えたからです。既存商品でも発想を変えることで、市場を開拓するチャンスがある。それは新しい気づきでした。また、企画案をさらに先鋭化させるためには、プロモーション手法、消費者心理、統計分析などの専門知識などをさらに深く学ぶ必要があると思いました。3年次からは、今回の経験を生かし、外部のビジネスコンテストにもチャレンジしたいと思います。
※2021年取材

■過年度の取り組み
<西会津産「メイプルサップ」を使った福島の復興に貢献できる新商品プロデュース>

※2018年実施