ブランドプロデュース

浅草を舞台に新商品企画に挑戦



挑戦の舞台は、観光客でにぎわう浅草。
コロナ禍を経て変わりつつある消費者ニーズを捉えるため、街行く人を観察し、インタビュー調査を重ねた3ヶ月。
答えのない問いに挑み続ける学生の姿を追いかけました。

  Mission! 
食品メーカーの新たなブランドとなる商品をプロデュース!

Lecture|この授業のポイント

ブランドを生み出す視点から新たな価値を持つ商品を企画し、提案する。

<ブランドプロデュースとは>
ブランディングのプロフェッショナル企業・株式会社生産者直売のれん会とのコラボレーション科目です。ブランド価値の向上を目的に、チームで商品を企画し、プロモーションプランの提案を行います。プロフェッショナルから指導、評価を受け、ブランド構築に求められる視点について理解を深めます。
<この授業で身につくチカラ> 
■ブランド戦略
■商品開発のプロセス
■販売戦略
■プロフェッショナルとの協働
<授業のプロセス>
ブランドプロデュース授業の流れ
step1
ブランディングに関する基礎知識・マーケティングの手法について学ぶ
●売り場調査
●製造環境調査
●顧客単価調査
step2
テーマが提示され、ブランド戦略を立案する
●ブランディングの方向性の検討
●調査・分析する
step3
マーケティング施策を検討・試行する
●宣伝・販売方法の決定
●プロモーションツールの作成
step4
最終プレゼンテーションにてフィードバックを受ける
●生産者直売のれん会の方に向けたプラン提案
●リブランディングから販売戦略までを提案

<2023年度ブランドプロデュース>

浅草を舞台に観光客向けの新商品開発!

インバウンドでにぎわう浅草。そんな浅草の観光客に向けた新商品開発を行いました。

Report|学生の声

ブランディングの基本は顧客起点のマーケティングにある。 プロフェッショナルからの指摘で新たな課題に気づくことができました。

橋田 彩加 経営学部2年 埼玉県立越谷南高等学校出身
SANNOでは、自分のジェネリックスキル(社会が求める汎用的能力)をいかに伸ばすかを意識して取り組んできました。「ブランドプロデュース」を履修したのは、企業の方から直接フィードバックをいただけるため、今の実力が社会で通用するのかを試せると思ったからです。
わたしたちが取り組んだ課題は、浅草での観光客向け新商品開発および店舗開発というものでした。まずは、消費者の潜在ニーズを把握するため、インタビュー調査と行動観察を行いました。そこから導かれた仮説を基に商品を企画し、店舗の立地や外装・内装等を具体的に落とし込んでいきました。わたしのチームは中間発表ではアイデアの面白さと企画書の構成については一定の評価をいただけたものの、消費者心理の考察が足りないという指摘を受けました。そこから最終発表までは、メンバー全員で妥協せず考え抜くこと、出た意見を膨らませることを意識して取り組み、納得のいく提案をすることができました。
この経験を通じて、マーケティングの知識の活用方法が学べただけでなく、物事を深掘りする過程が体験できたこと、チームのメンバーの力を引き出すリーダーシップの重要性に気づけたことは大きな収穫でした。
※2023年取材

■過年度の取り組み
<西会津産「メイプルサップ」を使った福島の復興に貢献できる新商品プロデュース>

※2018年実施