銘傳大学 スキー・日本文化体験研修を実施しました

研究員コラム
銘傳大学 スキー・日本文化体験研修を実施しました
スポーツマネジメント研究所
研究員:髙瀬 裕也、駒澤 惠一、安武 孝展
産業能率大学 スポーツマネジメント研究所主催で、産業能率大学の姉妹校である台湾の「銘傳大学」との交流の一環として、2020年2月10日(月)から6日間、「スキー・日本文化体験研修」が実施されました。昨年に続き、今年度は「銘傳大学」から合計27名が参加し、11日(火・祝)から14日(金)の間、新潟県南魚沼郡湯沢町の「かぐらスキー場 田代エリア」、「苗場スキー場」にて、研修が行われました。
参加した方の中には、昨年の研修に参加した2名のほか、初めて雪を見る人や、マイスキーを持参する上級スキーヤーまで幅広くいました。

2月10日(月)は終日移動となり、宿舎に到着した時刻は19時頃でした。中には早朝から移動した人もいたため、少々疲れた表情をしていた参加者もいました。

夕食後、産業能率大学スポーツマネジメント研究所 所長の中川直樹先生より、「ようこそ日本へ、ようこそ湯沢へ」と開会の挨拶があり、スポーツマネジメント研究所の客員研究員である行方剛先生からは、翌日からのスキー技術に関するワンポイントアドバイスがありました。

また、本研修にご協力いただく早稲田大学名誉教授の中野美智子先生からは、スキー用語を英語でまとめたテキストを配布いただき、スキー操作の基本や、かぐらスキー場 田代エリアの魅力について、お話いただきました。

その後、産業能率大学からは、中野先生が作成された英語のテキストを、華語に訳した「スキー用語集」をプレゼントしたほか、産業能率大学の理事長であります上野俊一先生からは、今回ご参加いただいた方に、ニット帽、ヒートテックインナー、靴下の3点セットのプレゼントがあり、みなさん大変喜んでおりました。

開会後のオリエンテーションでは、翌日からのスキー研修実施に備え、スキーウェアの着かたの紹介等、産業能率大学スポーツマネジメント研究所の安武所員よりお話を致しました。
続けてスキー研修に同行した産業能率大学SA(Student Assistant※1)から、今回の研修でお世話になった「天然温泉 サンモリッツ」様での過ごし方や、シーツの敷き方、温泉の入り方等、生活に関する説明がユーモアを交えてありました。
翌日の11日(火・祝)は、行方剛先生のほか、同研究所員の駒澤や安武や、田代スキースクールのインストラクターによる指導のもと、スキー操作の基本であるブレーキ動作である「プルーク」の基本練習を行ったほか、「プルークファーレン」から、「プルークボーゲン」への展開について、練習を行いました。半日という短い時間ながら、当日の目標であった「リフトに乗ること」を皆達成し、喜びを分かち合いました。雪を初めて見るという参加者がほとんどでしたが、インストラクター達の予想を超えるペースで上達しました。
翌日の12日(水)は、終日天気予報が晴れのため、隣の「苗場スキー場」で、午前中の半日間、レッスンを行いました。
「かぐらスキー場 田代エリア」とはまた違う雰囲気の「苗場スキー場」を堪能したほか、日帰りエリアのフードコートでは、今回の参加者たちが楽しみにしていた「ラーメン」を食べたほか、日本の食事に関して様々な料理を食しておりました。
 昼食後はスキーをしながら田代エリアに戻るために、ドラゴンドラに乗車しました。天気も良かったため、途中の絶景ポイントを通過するたびに興奮する様子で、スマートフォンにて写真撮影を行っていました。
田代エリアに戻ってからは、2日目の集大成として、滑っている様子をビデオ撮影し、2日目のスキー授業は終了しました。
宿舎に帰り夕食をとった後の19時半から「歓迎会」兼、「産業能率大学の学生との交流会」を行い、湯沢町の田村正幸町長にもお越しいただき、歓迎のご挨拶と、湯沢町の魅力について、お話いただきました。
また、産業能率大学を代表して上野俊一理事長、浦野哲夫学長のご挨拶ならびに、中野美智子早稲田大学名誉教授、行方剛スポーツマネジメント研究所客員研究員からもお言葉をいただきました。
なお、銘傳大学からは、張軒瑄先生と、今福宏次先生、日本語応用学科学生の張文嘉さんより、歓迎会開催に対しての「御礼のことば」をいただきました。
 歓迎会のあと、産業能率大学SA4名ならびに、産業能率大学のスキー同好会3年生2名、2年生1名による進行で、産業能率大学の授業科目「シーズンスポーツA(スキー)の履修学生24名との「交流会」を実施しました。

テーマは異文化交流のため、グループによってはじゃんけんの仕方や、日本語での自己紹介の仕方を実践したグループもありました。
14日(金)午前中には、参加者が全員全日本スキー連盟「SAJ」のバッジテストに挑戦しました。バッジテスト終了後には最後のスキーレッスンを行い、最後の滑りを各々楽しみました。
 午後には、日本文化体験の一環として、地元の田代・二居観光協会、スキー場の皆様にご協力をいただき、「餅つき体験」を実施致しました。「餅つき体験」後は、つきたてのお餅を美味しそうに食し、中にはおかわりをする参加者もいました。
夕食後、バッジテストの結果発表を行い、自分たちの成果を確認しながら喜びを分かち合っていました。その後は歓迎会の時と同様に、シーズンスポーツA(スキー)の履修学生24名と一緒に「お別れ会」を行い、文化や言葉の壁を越えた交流を行いました。

バッジテストの結果については、2級を6名、3級を21名 合計27名が、『全員合格』という素晴らしい結果を残しました。
結果発表後に実施した交流会では、2日前に交流会を実施していたこともあり、初回以上に仲良くコミュニケーションを図っていました。
会の終わりには両大学の学生の仲も一層深まっており、写真撮影や、SNSにて連絡先の交換等行っていました。研修目的の一つでもあった「銘傳大学との交流による産業能率大学のグローバル化の推進」を、達成することができました。

スキー以外では、日本文化を体験すべく、共同温泉浴場「宿場の湯」での温泉体験や、地元の田代・二居観光協会の皆様にご協力をいただき、「かんじき体験」や、雪合戦、ゆきだるま作りも体験し、日本の文化体験を大いに楽しみました。

翌日15日(土)は朝食後に宿舎を出発しました。途中「道の駅みつまた」や、高速道路のサービスエリアにてお土産を購入後、夕方の飛行機にて成田空港より帰国しました。

参加した学生からは、「もっとスキーがうまくなりたい」、「来年も是非参加したい」、「来年はバッジテストの1級にチャレンジしたい」、という声があり、今年度についても大変有意義な「スキー・日本文化体験研修」となりました。


湯沢町、田代・二居観光協会、かぐらスキー場の皆様をはじめ、「スキー・日本文化体験研修」にご協力いただきました皆様に感謝申し上げます。誠にありがとうございました。
また来年、ゲレンデでお会いできることを楽しみにしています。謝謝!!
※1・・・Student Assistantとは、「補助学生」として、今回の研修に参加していただいた学生さんをサポートしてくれる産業能率大学の学生を指します。
2020.02.28 05:15 PM | 投稿者:安武孝展