「ミライ・マーケティング研究会」活動レポート

経営学部マーケティング学科の小々馬敦ゼミは、若者(Z世代)の生活価値観と行動の実態を探求し、公益社団法人日本マーケティング協会(JMA)会員企業の方々に報告を行う産学協同研究の連携をしてまいりました。2019年より、同協会と共催で『ミライ・マーケティング研究会』を発足し定期開催しています。
本研究会は、小々馬ゼミのパーパス(社会存在意義)である「マーケティングで世界をハッピーに!」の想いを起点として、最前線で活躍されているマーケティングの実務家と大学生が世代を超えて「2030年の未来が "より良い社会"になるためにマーケティングは何ができるのか、私たちは未来をどのような世界にしたいのか」について対話形式で探求し、これからの時代のマーケティングのあり様を洞察することを目的として開催しています。

当初からJMAのアカデミーホールで開催していましたが、2020年からはコロナウイルス感染拡大防止のために、ZOOMウエビナーでのオンライン開催に切り替えて実施しています。参加者数は、JMA会場開催では50名程度でしたが、オンライン開催に切り替えて以降は毎回100名を超える方々に参加いただいています。
活動内容
始動から2021年3月までの1年半の間に計8回開催しています。毎回テーマを設定し、若者マーケティングに携わっている企業の研究ラボの方をゲスト講演者にお迎えし研究事例報告をいただきます。小々馬ゼミからも、過去7年間の多様な業界企業との産学協同研究成果「Z世代の価値観と消費行動レポート」からテーマに沿ったトピックスを報告。その後に、参加者に加わっていただきマーケティングのあるべき姿についてダイアローグ(対話)するセッションを行う3部構成で実施しています。
主要なゲスト講演企業
・電通若者研究部
・株式会社マイナビティーンズ ティーンズ事業推進室
・フリュー株式会社 ガールズトレンド研究所
・トレンダーズ TT総研
・SHIBUYA109 lab.
・CCCマーケティング株式会社
・電通アイソバー株式会社
・NHK放送文化研究所
・株式会社ベクトル 若者マーケlab.
2021年3月までの開催内容(テーマ・講演者)は下記の小々馬敦ゼミホームページでご覧いただけます。
https://www.kogoma-brand.com/agemi/

ゼミ学生の報告(スライド)を、下記の「研究レポート」ページからダウンロード(PDF版)いただけます。
https://www.kogoma-brand.com/report/
オンライン配信(2020年以降)の様子
企画から告知・参加希望者への連絡等の事務局運営・当日の配信に至るまでの全体プロセスをゼミ学生が主体となり推進しています。現在は、自由が丘キャンパスの教室やJMAアカデミーホール内にスタジオを仮設し感染予防対策を施した上で必要最小限人数スタッフでオンライン配信をしています。2021年2月の緊急事態宣言期間には、全員在宅による完全リモートで配信を行いました。
未来社会をより良い場所に現代マーケティングのパーパスに人が集まり、
幸せなミライを共創するコミュニティのパッションを実感
研究会は、マーケティングの未来を探求するアカデミックな活動として、研究会会場やウエビナー利用に掛かる経費をJMAに後援いただき、学生が運営することで経費(出費)を掛けることなく運営しています。また、登壇いただく企業の方々にも謝礼金なしでボランティア参加いただくなど、人々の好意によって成立しています。パーパスの共感を起点として人々が集う「共創イノベーションのコミュニティ」を実現しています。また、ご参加いただく企業の皆さんはそれぞれの社会的立場から未来社会のビジョンを抱かれており、その実現に情熱を捧げられています。毎回のダイアローグセッションでは、参加者より学生に対して、たくさんの質問とコメントをいただき活発なディスカッションが展開されます。昨今、2030年以降の次世代を見据え始めた企業が多く、ゼミ学生の「Z世代リアルレポート報告」は、企業の方々が、大学生(Z世代)の価値観と行動の中から、現れ始めている次世代社会の姿を見つけたいという意向に貢献できていると実感しています。この研究会を通じて、より良い未来を共創するオープンイノベーションの縁を育んでいくとともに、Z世代の声を企業のマーケティング活動にお役立ていただければ幸いであると願っています。

小々馬敦ゼミの諸活動については、下記、ホームページでご覧いただけます。
https://www.kogoma-brand.com/