
地域と特産物の魅力を広める
マーケティング
情報マネジメント学部現代マネジメント学科 矢田木綿子 ゼミ
- #マーケティング
- #PBL
- #地域
- #フィールドワーク
ゼミ概要
マーケティングとは「売るための仕組みづくり」であり、地域においても非常に重要です。特産物だけでなく、地域全体を魅力的な商品として捉え、その魅力を地域外の人々に伝えることで、住民や観光客の増加、地域経済の活性化の貢献につながります。二宮町との連携や地域イベントの参加、企画提案を通じて、地域の魅力を学び、マーケティングを実践していきます。また、企業の課題解決に関する活動も実践の場として取り組みます。企業との連携プロジェクトやコンテストへの参加を通じて、企業理解を深めながら、地域と企業の両面でのマーケティング力を養っていきます。最終的にはマーケティング知識と結びつけた卒業研究を行います。
- 研究テーマ
- 地域と特産物の魅力を広めるマーケティング
- ゼミの特徴
- 二宮町の地域イベントや企業連携プロジェクトに参加し、マーケティングやマネジメントの実践的なスキルを学ぶ
- 主な活動
- 二宮町との連携や地域イベントの参加、企画提案。企業連携プロジェクト。
- ゼミ生の進路
- 多業種(IT業界、アパレル、人材、空港関係、イベント、飲食、ハウスメーカーなど)
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矢田ゼミ3つのキーワード
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主体的な学びと
現場での実践ゼミでは主体的な学びとなるよう、責任を持って活動できるようにしています。イベント企画書の提出、運営上の細かな関係者との連絡調整は、教員が入らず学生が行います。運営までのプロセスに直接携わることで、自身の企画の不足部分を見つけたり、必要なタイミングでの必要な内容の関係者とのコミュニケーション、人のマネジメントなども経験していきます。企画したことを実践するとはどういうことなのか、身をもって体験してもらいます。
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マーケティングとマネジメントの
実践的スキルゼミでは、地域の特産品や観光資源を活かしたマーケティング戦略を実践的に学びます。特産品販売の企画立案、イベント運営、販促活動を通じて実際の集客を図ります。顧客ニーズの調査・分析から販売戦略まで、データに基づいた意思決定を行います。同時に、プロジェクト管理やチームマネジメントのスキルも身につけます。これらの活動を通じて、理論と実務が融合した実践力を養成します。
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地域と企業に即戦力として
貢献できる人材育成ゼミ活動では、地域や企業の実際の課題解決に取り組み、即戦力となる人材育成を目指します。企業連携プロジェクトでは具体的な施策提案を行い、地域イベントでは特産品や観光資源を活用した企画・運営を実施します。これらの経験を通じて、コミュニケーション力、リーダーシップ、マネジメント能力が磨かれます。ゼミで得た実践的なスキルや経験は、卒業後も地域や企業の成長に貢献できる強みとなります。
カリキュラム
2年生
地域イベントを知る、二宮町を知る、ゼミ活動を知る
地域イベントやゼミ活動を通じて、二宮町とそのイベントを学び、ゼミ活動の基礎を築きます。辻堂フェスティバルや二宮町のイベントに参加し、先輩の補佐として企画や運営を経験します。チームワークの構築を重視し、アイスブレイクの立案や先輩のイベントの手伝いを通じて、コミュニケーション能力や基本的なプロジェクト運営スキルを身につけます。また、ゼミ合宿を通して、さらに仲間との結束を深めます。
3年生
プロジェクトにわかれて、実践(イベント企画・準備・運営等)
4つのプロジェクトに分かれて地域イベントや企業連携の活動に取り組みます。各チームがイベントの企画を担当し、全員で実施や運営を行います。企業連携プロジェクトやブログ執筆、二宮町のイベント企画・実施など、具体的な実践を通じてマーケティングやマネジメントのスキルを磨きます。また、学内イベントの運営やゼミ募集動画の制作にも関わり、プロジェクト管理やチームワークを強化します。
4年生
実践したことと、経営学の知識を繋げる
4年生では、これまでの実践経験を基に、経営学やマーケティングの知識を応用し、卒業研究に取り組みます。3年生までのゼミ活動で得た実践的な知識とスキルを体系的にまとめ、卒業研究として発表します。文化祭でのプレゼンテーションや長時間にわたる授業資料の作成を通じて、より高度な分析力や課題解決能力を培い、卒業後に即戦力として活躍できる準備を整えます。
カリキュラムは変更になる場合があります。
ゼミの取り組み
地域イベント参加
神奈川県二宮町の地域イベントに積極的に参加し、企画から運営まで学生が主体的に取り組んでいます。観光アンケート調査を実施し、地域のニーズを把握。その結果を基に、魅力的なイベントを企画・運営しています。さらに、若者目線で二宮町の自然やグルメを紹介する観光PR動画も制作しています。

瑞木祭参加
模擬店での参加をしています。2024年からは模擬店とあわせて教室での研究発表もしました。日ごろ地域イベントの企画運営で培った、マネジメント力を活かして、学生が企画・運営します。
研究発表では、活動をしている神奈川県二宮町のイベントをテーマとした、高校生向け教材を作成し、展示しました。地域イベントを軸にマーケティングの教材作成に結びつけました。

企業連携プロジェクト参加
企業から提供された実際のビジネス課題に1年間取り組みます。3つのゼミが合同で調査・分析・提案を行い、2024年度は親子でつくるアルバム作成ワークショップ、子供と行ける飲食店の調査を実施しました。活動結果は企業のブログで公開され、この経験を通じて実践的なマーケティングスキルやチームワーク、プレゼン能力を磨いています。

卒業研究
卒業研究は、ゼミでの活動にとらわれずにテーマを考えてもらいます。大学4年間で実践してきたことと、大学で学んだ知識を繋げ、改めて知識の理解を深めていくことができるように考えています。
【高校生向け教材と授業運営×マーケティング論】【学生会での活動×マネジメント理論】【ゼミでのイベント企画運営×組織論】【アルバイトでの活動×戦略論】など、学生個々の経験とあわせた卒業研究テーマが毎年出てきています。

学生によるゼミ紹介
企業や地域との連携で養うチームで活躍する力

石井 佑典
静岡県立三島南高等学校出身
矢田ゼミでは、自治体や企業と協力した活動を通して、チームビルディングやチームマネジメントを実践的に学ぶことができます。自治体主催の地域活性化イベントでは、グループに分かれて子供向けブースの企画を行い、当日は学生が主体的に運営します。企業連携プロジェクトでは、子育て世代を対象にした企画、子ども連れで訪れられる商業施設でのインタビューを通じてブログを作成し、閲覧数を増やすために活動します。自らの視点で課題解決に向かいチームで活動するPBL型の学習により、主体的に課題解決能力を養うことができました。
地域活動と企業連携で磨くマーケティング・マネジメントスキル

岩田 優里
私立相模女子大学高等部出身
矢田ゼミでは、神奈川県二宮町のイベントに参加する地域活動や企業連携プロジェクトを通じて、マーケティング・マネジメントのスキルを実践的に学んでいます。地域活動では、役場の方に企画提案を行い、運営を行います。企業連携プロジェクトでは、「ワークショップ」「飲食・商業施設」に分かれて、企業様のHPブログに掲載する活動をしています。両プロジェクトとも、アンケート調査の結果から課題を発見し、解決策をチームで考え実践します。これらの活動を通じて多くの方と関わるため、コミュニケーション能力も身につきました。
学生に期待すること

私が皆さんに期待しているのは、コミュニケーション能力を磨き、チームの中で自分の強みを最大限に生かしながら、弱点を補い合える人材になることです。どんな状況でも、対話量が成功に大きな影響を与えることに気づいてほしいです。ゼミ活動を通じて学ぶことは、対話を通じて築く信頼関係です。地域や企業との連携を通じて、マーケティングやマネジメントの知識を実際に活用し、課題に対して自分なりの解決策を提案・実施する経験はとても大切です。その経験は、どのような職業に就いても役立つ基盤となり、自信を持って仕事に取り組むことができるはずです。皆さんが自分のキャリアを通じて、誇りを持ち、自分らしく生き生きとした人生を歩んでほしいと心から願っています。
矢田 木綿子 教授
明治大学文学部英米文学科卒 、株式会社竹尾 、株式会社経営教育総合研究所を経て、産業能率大学 情報マネジメント学部 教授
【教員紹介】矢田 木綿子 教授 ページへ