
心理学×マネジメントで
世界をもっと幸福に
自分らしさをチームで活かすゼミ
情報マネジメント学部現代マネジメント学科 椎野睦 ゼミ
- #心理学
- #コミュニケーション
- #課題解決・PBL・アクティブラーニング
- #組織・人材
- #グループワーク
- #フィールドワーク
- #リーダーシップ
ゼミ概要
椎野ゼミでは、マネジメントの知見を活用し、心理学を実践的に学びます。ゼミ生は、さまざまな心理学の「実践」・「研究」・「検定」に取り組み、心理学の知識を深めると同時に、心理分析やカウンセンリング、メンタルコーチングなど実践的な技術を磨きます。心理学を通じて、自身と多くの人々のこころを豊かにし、社会に寄与する存在へと成長を目指します。また、学生全員が仲間として協力しあいながらも、個々の「自分らしさ」を大切にし、お互いを高め合いながら主体的に活動できる「和而不同」を大切にしているゼミです。
- 研究テーマ
- マネジメントの知見を活用した、効果的な心理的支援(カウンセリングやコーチング、心理アセスメントなど)のあり方
- ゼミの特徴
- 実践と理論のバランスの取れた学び、資格取得支援、先輩後輩の活発な交流、仲間と切磋琢磨して成長できる環境
- 主な活動
- カウンセリング・メンタルコーチング実践、高校出張授業実践、心理学検定対策、研究プロジェクト、学外でのフィールドワーク
- ゼミ生の進路
- コンサルタント、不動産、医療、スポーツ、芸能、商社、ホテルなど、様々な人と関わる仕事、心理系大学院への進学
個人ワーク | ![]() |
グループワーク |
学内活動 | ![]() |
学外活動 |
理論 | ![]() |
実務 |
椎野ゼミ3つのキーワード
-
「実践」
心理学で世界をHAPPYに心理学の実践では、様々なフィールドで様々な心理学の知見を活用した活動を行っています。フィールドは、高校で授業を行ったり、医療機関や海上保安庁で実践したり、ポップアップイベントを開催したりします。心理学の知見は、性格分析や心理的問題の解決といったカウンセリングのみならず、より幸福に生きるための心理的な成長課題の明確化、個人の性格的強みを活かすためのキャリア教育といった成長・目標達成を支援する心理コーチング、またスポーツ選手が最高のパフォーマンスを発揮するためのメンタルの調整といったコンディショニングも行い、人と社会に貢献できる心理学の総合的な実践活動を行います。
-
「検定」
形に残る心理学の学び心理学の検定では、主に「心理学検定(日本心理学諸学会連合 認定)」の学習を中心に行っています。ゼミ生は心理学検定の1級合格(心理学科卒業と同等の知識量があることが認定される)を目指します。また働く人たちの心の健康管理と活力ある職場づくりを目的とした「メンタルヘルスマネジメント検定」の受験にも積極的に取り組んでいます。より質の高い実践や研究(アウトプット)ができるようになるために、このような心理学の学習(インプット)も大切にしています。
-
「研究」
興味のある人間心理を探究心理学の研究では、ゼミ生の好奇心や社会的ニーズに応じた様々な研究テーマに取り組みます。その研究結果は学内外で発表したり、実践活動に活かしたりします。また企業などから依頼を受けて、心理学的知見を活かした新商品開発やサービス設計を提案したり、実証実験をしたりすることもあります。研究テーマは様々ですが、独自の心理検査を開発する学生や、メンタルの調整方法を研究して自分が取り組んでいるスポーツに活かす学生、表情分析を研究してビジネスコミュニケーションに活かす学生、また性格分析を用いたゲームを制作して学内外の大会で受賞した学生もいます。
カリキュラム
2年生
心理学の基礎を学ぶ
心理学の基本的な理論と方法論を学び、性格分析やフィードバックカウンセリングの基礎を習得します。また、学園祭(瑞木祭)でのイベントやグループワークを通じてコミュニケーションスキルを向上させ、高校出張授業(高校生を対象としたゼミ生による講義)を実施します。
3年生
実践と研究の融合
学内外の様々なフィールドで心理学の実践的なスキルとプロジェクトマネジメント力を磨きます。心理学検定の上位級取得を目指し、より専門的な知識を習得します。企業からの依頼を受けて新商品開発やサービス開発に貢献する心理学的知見を検討、提案することもあります。また、後輩の指導や支援にも携わり、リーダーシップを発揮します。
4年生
専門性の追求と総仕上げ
卒業研究に取り組み、自身の興味ある分野で専門性を深めます。心理学の知識とスキルを活かしたキャリアプランを具体化し、就職活動や進学準備を行います。学内外の様々なフィールドでの実践的教育を継続しつつ、教員の直接指導によるカウンセリングトレーニングを行います。ゼミでの学びを総括し、将来に向けた準備を整えます。
カリキュラムは変更になる場合があります。
ゼミの取り組み
実践的なフィールドワーク
海上保安庁での研修の講師やメンタルヘルスに関わる心理教育活動、横浜DeNAベイスターズ ファーム公式戦のイベントやTSUJI FESでの専用ブースを設けて行う心理分析やカウセリング、心理学の知識と技術を活かした高校への出張授業など、学んだ知識をリアルな環境で応用する機会を多く持つことで心理的支援の技術を磨いていきます。

心理学検定への挑戦
日本心理学諸学会連合主催の心理学検定に全員で挑戦します。10科目にわたる幅広い心理学の知識を習得し、資格取得を目指します。試験対策の特別勉強会を開催し、互いに高め合いながら学習を進めます。この取り組みを通じて、心理学の体系的な理解を深めることができます。その他、任意でメンタルヘルスマネジメント検定や表情分析専門資格を取得するゼミ生も多くいます。

多彩な研究プロジェクト
感動のメカニズム、ユーモア、表情分析、ストレスマネジメント、恋愛、アスリートのメンタルとパフォーマンスの関係性、ツーリズム研究、新しい心理尺度作成など、幅広いテーマで研究プロジェクトに取り組みます。自身の興味関心に基づいてテーマを選び、教授の指導のもと、専門的な研究を行い、発表します。心理学の知見を広げるとともに、問題解決能力や分析力、プレゼンテーション能力を磨きます。

バディ制度・ゼミ内交流
椎野ゼミでは、学生一人一人に一つ上の先輩が付く「バディ制度」を導入しています。わからないこと、困ったことを気軽に相談できる環境があります。すべてのプロジェクトにおいて、学生が責任感を持って主体的に動きます。先輩や同期生との交流が深いと同時に、お互いの「モチマエ」を理解し、異なる価値観を尊重しつつ、力を高め合いながら、全力で課題に取り組んでいます。

学生によるゼミ紹介
心理学を通じて得た他者理解とリーダーシップ

中村 仁紀
神奈川県立藤沢清流高等学校出身
心理学を専攻するゼミとして、学園祭や様々なプロジェクトで一般の方にカウンセリングやコーチングを行います。自身の言葉が人の人生を変えてしまうかもしれない責任感の下、一人ひとりに真剣に向き合います。お客様に「中村君で良かった」と言っていただいたときは、本当に嬉しく、自身の成長を感じました。また、ゼミ長としては、約60名のゼミの「組織をマネジメント」するリーダーとして、各ゼミ生のモチマエや性格など本質を理解することに注力しました。自身を大きく成長させてくれる椎野ゼミを選んで良かったと心から感じています。
自己成長と仲間との絆が育む椎野ゼミでの学び

加田 陽菜
神奈川県立湘南台高等学校出身
椎野ゼミを選んだ理由は、ゼミ説明会で小児科プロジェクトの話を聞き、家族心理に興味を持ったことがきっかけです。また、さまざまなプロジェクト活動を行っており、自分が成長できる場だと直感しました。ゼミに入った当初は、理想の自分を追い求めすぎて自己否定やネガティブになることがありましたが、周囲の言葉や仲間とのコミュニケーションに支えられ、今の自分を受け入れることができました。椎野ゼミは、仲間と互いの良さを見つけ認め合い、本気で取り組める環境が整っているため、多くのプロジェクトを通じて成長を感じられるゼミです。
学生に期待すること

椎野ゼミでは、心理学に興味を持ち、人間の心と行動について深く学びたいという熱意のある学生を歓迎します。ゼミ活動を通じて、自己理解を深め、他者とのコミュニケーション能力を高めていきましょう。心理学の知識を実社会で活かすことに関心を持ち、様々な実践的な活動に積極的に参加して欲しいと思っています。「和して同ぜず」という行動指針のもと、協調性を持ちながらも自分の意見をしっかりと持ち、表現していく、そんなゼミ生活を送ってください。ゼミでの学びを通じて、自分自身と周囲の人々の人生を豊かにする方法を探求し、社会に貢献できる人材へと成長することができるでしょう。皆さんの参加を心よりお待ちしています。
椎野 睦 教授
産能大学経営情報学部卒 、立正大学大学院文学研究科哲学専攻臨床心理学コース修士課程修了 、立正大学大学院心理学研究科博士後期課程修了、博士(心理学) 、公立学校共済組合関東中央病院の心理療法士を経て、産業能率大学情報マネジメント学部 教授。
【教員紹介】椎野 睦 教授 ページへ