経営学部 大神賢一郎ゼミ

経営学科
自ら考え、自ら行動する力を身につける
大神ゼミの学びの基本は「自ら考え、自ら行動する」ことです。経営学は唯一の正解がない学問です。ですから自分から答えを探しに行かないと見つかりません。そのためにはまず自分で考え(仮説を立て)、自分で行動(検証する)することが求められます。ゼミの授業では企業と連携したプロジェクトを通して、答えのない経営課題について議論し、悩み、徹底的に考え抜き、フィールドリサーチで確かめ、そして自分なりの答えを見つけていくことになります。

ゼミの取り組み

■2年次後期
2年次後期のゼミは、3年次から始まるプロジェクト活動に向けての準備期間です。客観的に事象をとらえ、論理的に考えを整理するロジカルシンキングやクリティカルシンキングなどの思考技術を学びます。そして次の段階では問題を発見し、解決策を導く問題解決の手法について学習することで3年次からのプロジェクトに備えます。
マーケティング・リサーチの実践(家計調査のデータ分析)
2年次後期の締めくくりとして取り組むのが、家計調査のデータ分析です。総務省の家計調査のデータはマーケティング・リサーチの情報の宝庫です。大神ゼミではコロナ禍で活動の制約を受ける中、家計調査のデータを使った地域単位、収入階級別の消費特性の違いなどについてExcelを使い分析します。最初は慣れない関数に悪戦苦闘していた学生も最後には立派に使いこなせるようになっています。
■3年次前期・後期(これまでの取り組み事例)
居酒屋チェーンの活性化プロジェクト
コロナ禍で集客に苦しむ居酒屋チェーンとコラボレーションして、いかに若者やサラリーマンを居酒屋に呼び戻すのか? の提案をしています。ゼミのテーマであるマーケティング・リサーチを実践すべく万全の感染対策のもと、実際にコラボレーション先の店舗やその競合店を訪れ、来店動機、客単価、滞留時間等のフィールドリサーチに取り組みました。それらを踏まえ企画提案を練り、先方幹部の方たちにプレゼンを行い、優勝チームの提案は実際に店舗で実施されることになりました。
地域創生プロジェクト(山梨県丹波山村)
東京都に隣接している山梨県丹波山村は、人口500人足らずの全国屈指の人口の少ない村の一つです。その丹波山村と協同して村の活性化に向けた提案を行いました。現地で合宿してインタビュー調査、観光資源調査を行い、夏祭りではボランティアとして運営の支援に携わるだけではなく来場者調査などにも取り組み、それらをふまえた提案は村役場の方たちからも高い評価を得ることができました。学生たちにとっても学習してきたマーケティング・リサーチの知識を実践で活用するとても良い機会になりました。
村役場の方の講義 
丹波山村での農業体験
新歓スポーツ大会
ゼミに2年生が入ってくると行われるのが、新歓スポーツ大会です。ここ数年コロナの影響で開催できませんでしたが、ようやく実施できるようになりました。2年生と3年生が混合でチームを作り、チーム対抗でバレーボールやドッジボールなどを行い相互の親睦を深めます。 ここで学年の壁を越えた交流が生まれ、先輩と後輩の絆がより確かなものになっていきます。
就活座談会
毎年、就職が決まった4年生がこれから就職活動を迎える3年ゼミの授業に来て、自分たちの就職活動の体験談を語ってくれます。業界ごとの細かな話が聞けたり、面接で聞かれて困った質問の情報など、生の話を聞くことができ、3年生には好評です。なかには先輩が先生とは真逆のアドバイスをすることもあったりして、大いに盛り上がります。
グループに分かれてて4年生の体験談を聞く
多彩なイベント
「よく学び、よく遊べ」が大神ゼミのモットーです。大神ゼミでは多彩なイベントで経験のフィールドを広げることができます。コロナ禍で中断したものもありますが、これまでに証券取引所や工場の見学などをはじめ、富士山登山にチャレンジ(有志)し、合宿ではラフティングにトライするなど、学ぶだけではなく遊びにも全力投球で取り組んでいます。
工場見学
夏合宿

学生によるゼミ紹介

よく学び、よく遊べ

大神ゼミの印象は本当に多彩なメンバーが揃っているということです。成績の良い子もいれば悪い子もいます。明るく元気な子もいればおとなしい子もいます。でも全員に共通しているのは、みんなゼミ活動を通じて何か新しいことにチャレンジしたい、成長したいという前向きな意欲を持っているということです。だからゼミで何かやろう、となればあちこちでワイワイガヤガヤ議論が始まります。先生が「静かにして、話やめて」と言うまで続きます。大神ゼミはにぎやかで、何かやりたくてウズウズしているひとがたくさんいるゼミです。(4年 小川 星良)
学生に期待すること
好奇心を持っていろいろなことにチャレンジしてほしいと思います。そしてチャレンジしたら次は自分が実践したことについて、じっくり考えることです。それが自分の次の成長の糧となるからです。