
思考の技術を磨いて
フレームワークを使いこなす
情報マネジメント学部現代マネジメント学科 仁宮裕 ゼミ
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ゼミ概要
仁宮ゼミでは、ビジネス 、マネジメント 、社会科学など、様々な分野で使用されているフレームワークを掘り下げて学びます。フレームワークとは、特定の問題に対して体系的かつ戦略的にアプローチするための枠組みであり、効率的な思考と行動を促します。このフレームワークを具体的な問題解決の場にどのように応用するかを模索し、ケーススタディを通じて、その適用方法を学び、実際に自分自身で問題を定義し、解決策を策定する過程を経験します。このプロセスは皆さんが 批判的思考、創造的思考、そして戦略的思考の各スキルを養う助けとなるはずです 。これらを用いて実践的な問題解決に取り組み、筋の通った思考をするための技術を磨き、社会で活躍できる人材になっていきましょう。
- 研究テーマ
- フレームワークを活用した問題解決力の向上と、ビジネス・社会科学分野における実践的応用
- ゼミの特徴
- ITツールを活用し、理論と実践を結びつけた学習。少人数制で活発な議論と個別指導を重視。
- 主な活動
- 代表的なフレームワークの理解、グループワークでの問題解決演習、卒業研究の実施
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実務 |
仁宮ゼミ3つのキーワード
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フレームワークの
理解と応用本ゼミでは、5W2H、SWOT分析、PDCAサイクルなど、様々なフレームワークを学びます。これらのツールを使って、ビジネスや社会の問題を体系的に分析し、効果的な解決策を導き出す方法を習得します。理論だけでなく、実際の事例に適用することで、実践的なスキルも身につけていきます。また、フレームワークの原理を深く理解することで、状況に応じてカスタマイズする応用力も養います。
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ITツールを活用した学習
Microsoft Teamsなどのコラボレーションツールを使用し、グループワークやプロジェクト管理を行います。また、様々な手段を用いて、問題解決に必要な情報を収集・分析する方法も学びます。これらのツールを活用することは、社会で求められるITスキルの習得に繋がると同時に、効率的な学習環境を整え、実践的な問題解決能力を高めることにも繋がります。
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問題解決の
プロフェッショナル人材へフレームワークを柔軟に活用し、状況に応じて最適なアプローチを選択できる能力を身に付け、複雑な問題を論理的に分析し、創造的な解決策を提案できる人材を目指します。また、グループワークを通じて、リーダーシップやコミュニケーション能力の向上も図ります。実社会の様々な課題に対して、問題解決のプロフェッショナルとして活躍できる実践力を養います。
カリキュラム
2年生
チーム作りと基礎固め
チーム作りに取り組みながら、基本的なフレームワークの理解と思考技術の向上を目指します。グループワークを通じて、協調性とコミュニケーション能力を養いつつ、問題解決の基礎を学びます。
3年生
フレームワークの応用
2年次で学んだフレームワークを実際の問題に適用する方法を学びます。具体的な問題解決テーマを設定し、フレームワークを用いて分析・解決策の提案を行います。フィールドワークも実施し、実践的な経験を積みます。
4年生
卒業研究の完成
3年間の学びの集大成として、各自が選んだテーマで卒業研究に取り組みます。フレームワークを活用しながら、実社会の問題に対する独自の解決策を提案します。研究成果は発表会で共有し、互いに学び合います。
カリキュラムは変更になる場合があります。
ゼミの取り組み
ゼミのMVVを考える
2024年度開講した新しいゼミです。初回の授業では、ゼミのMVV(ミッション・ヴィジョン・バリュー)を考える授業を行い、これからの到達目標を設定しました。フレームワークの知識と技術を実践レベルで身につけ、またほかの人に伝えられる様な集団になることをヴィジョンに掲げ、ゼミの活動をスタートしました。

目標設定はSMARTに
ゼミにおける個人の目標設定もフレームワークを用いて整理していきます。ビジネスにおける目標設定に必要なS(具体的に)M(測定可能な)A(達成可能な)R(現実に沿った)T(時間の制約がある)に沿って、科目目標に準じた個人目標を導き出します。この様に、フレームワークを実践的に使用していくことで、企業課題の問題解決の手順を身につけます。

実社会のツールを活用する
授業では、意見やアイデアを実社会で使用されるコミュニケーションツールやメールを通して発信する機会も得られます。会話によるコミュニケーションとは違う角度から、自分の意見の伝え方や問題の洗い出しや整理を行う方法を探りながら、社会で即戦力になるツールの使いも身につきます。

ゼミのカラーを自分たちで決める
2024年度に開講した新しいゼミなので、自分たちでゼミのカラーを決めていけます。自由さもありつつ締めるところは締める、メリハリをつける、時には楽しいイベントをやるなど、学生主体でゼミのカラーを決めていくことができます。

学生によるゼミ紹介
実践的な問題解決力と多様な視点の習得

大木 巧海
神奈川県立座間総合高等学校出身
仁宮ゼミを選んだ理由は、フレームワークを活用した問題解決力を実践的に学べる環境があると知ったことです。PDCAサイクルやSWOT分析など、理論を実際の課題解決に応用することで、ビジネスシーンでも通用するスキルを身につけたいと考えました。ゼミでは、授業の冒頭は静かに進行しますが、いざディスカッションが始まるとメンバー全員が各々の意見を積極的に出し合い、活発な議論が展開されます。その中で、自分とは異なる視点やアプローチを学べることが刺激的であり、当初の期待以上に多くの気づきを得ることができました。
主体的な学びで課題解決力を高める

古川 光希
青森県立見沢高等学校出身
ゼミに入る前は、カリキュラムに沿って学びを進めると考えていましたが、実際にはそうではありませんでした。ゼミ活動では、活動テーマの選定やデータ収集など、受け身ではなく、自分で課題を見つけ、解決策を模索することが求められました。最初は何をすればよいか分からず戸惑いましたが、ゼミの仲間たちと意見を出し合うことで、徐々に主体的に取り組めるようになりました。これらの経験を通じて、知識を得るだけでなく、実践を通じた学びの重要性を実感しました。今後も主体的に学び課題解決力を高め、実社会で活かしていきたいです。
学生に期待すること

フレームワークという「型」を身につけることで、状況に応じて「型通り」と「型破り」の思考を使い分けられるようになります。この能力は、問題解決において非常に重要です。自ら調べ、考え、答えを導き出す姿勢を大切にしていきましょう。単に正解を求めるのではなく、抽象的思考と具体的思考を行き来しながら、問題の本質に迫る力を養ってほしいと考えています。さらに、他者の意見に流されず、自分の頭で考え抜く力を身につけ、それを基に自分の人生を主体的に切り開いていく姿勢を持つことを望みます。このゼミでの経験が、皆さんの将来の礎となることを期待しています。
仁宮 裕 教授
筑波大学第一学群社会学類卒 、株式会社シーエーシー 、学校法人産業能率大学社会人教育部門を経て、産業能率大学情報マネジメント学部教授
【教員紹介】仁宮 裕 教授 ページへ