経営学部 中村知子ゼミ

経営学科
CSR活動と地域連携に関する研究
CSR活動の研究と地域連携活動を世田谷区の行政や商店街と一緒に行っています。地域や行政と協働し、実際の現場で考えて動く力を身に付けることができます。また、TOEIC900点以上や国家資格を取得している人達が80%以上のゼミです。仲間と本当の家族のように仲が良いゼミです。就職も全員が、満足する大手有名企業に内定しています。
※CSR活動とは、企業が利益の追求だけでなく社会や環境に貢献し社会的責任を果たすために行う活動のことです。

ゼミの取り組み

「桜まつり」の企画・運営(世田谷区と連携)
自由が丘キャンパス近くの東深沢商店街で開催される「桜まつり」の企画・運営を10年近くゼミで行っています。商店街や世田谷区と連携して「桜まつり」の企画と運営を行い、地域の方や子どもたちからとても喜ばれています。この地域での長年の活動の成果と信頼関係から小学校のイベントをはじめとする多くの活動にも参加し、おやじの会やPTAの方との強い繋がりもあります。これらの地域活動を通して、相手が望むことを理解し、それを達成することの難しさや本当の意味での臨機応変に対応することの難しさなど、多くのことを学んでいます。
高齢者向け「世田谷区スマートフォン講座」の運営・サポート(世田谷区と連携)
世田谷区からの依頼で、各地区で実施される高齢者向けのスマートフォン講座の運営とサポートを企業と一緒に行いました。4か月間で35講座が実施され、そのすべての講座の運営サポートを2年から4年までのゼミ生が協力して行いました。「学生」としてではなく、運営者として考え、行動することが要求される活動でしたが、2年から4年までのゼミ生がお互いに協力し、ゼミの先輩の指導のもと実践の場で動く力を身に付けることができました。また、地域の高齢者の方たちから、高い評価を頂き、参加した学生全員が感動した活動になります。
小学校での地域のフラグ作成の活動(世田谷区と連携)
世田谷区の小学校で開催されているフラグ作成の運営とサポートを行いました。これは、小学校の体育館で低学年の子どもたちと保護者が地域の商店街に1年間飾られるフラグの作成を行うものです。アクリル絵の具を使って、大きなフラグを子どもたちが作成する時の準備をPTAの方々と行い、子どもたちのフラグ作成のサポートも一緒に行いました。安全を考えた対応を行いながら、子どもたちが熱心にフラグを作る姿を見ることができました。この活動も2年から4年までのゼミ生が参加し、先輩と一緒に実践的に動く力を身につけることができます。
「大山みちフェスティバル」の運営(世田谷区と連携)
世田谷区立二子玉川小学校で開催された「第14回大山みちフェスティバル」に参加しました。このフェスティバルは、大山みち実行委員会のもと、地域の商店街、二子玉川の企業、二子玉川小学校、PTA、伊勢原市などが連携して実施するイベントです。大山みちの歴史を多くのブースの内容を通して、楽しく子どもたちが学ぶことができる活動の運営とサポートを10年近く行っています。2023年度は、イベントの司会と進行もゼミの学生が行い、その円滑な進行と巧みな話術が絶賛されました。この活動も2、3、4年生が連携して行います。先輩から多くのことを学ぶことができる楽しく充実した活動です。

学生によるゼミ紹介

卒業のその先、自分の人生が変わった場所

私にとって中村ゼミは、自分の考え方や価値観、生き方の軸を確立することに繋がった場所であると感じています。ゼミの活動としては、地域活動の運営に携わることが多く、活動を通して様々な人と関り、話し、思いやることで、自らの視点を拡げるとともに、活動後は中村知子先生から他者について、地域について、社会について考える機会をいただきました。この様に、さまざまなことに視線を向け、興味を持ち、考える経験を積んだことで、それまでの自分とはまったく異なる、これから社会で生きていく“自分”を創り上げることができたと思います。(2023年度卒業生 滝藤 舜) 

真剣に向き合って磨かれる一生の宝物

中村ゼミは、本当に仲が良く、ゼミ生全員と本音で向き合うことができます。その分ゼミで活動する際には対立も起こります。それでも本音で向き合える信頼できる仲間たちと全力で意見をぶつけることで自分の足りないところがわかり、弱い自分にも真剣に向き合うことで磨かれていったと感じています。そしてなにより、常に全力で向き合ってくださる中村先生のご指導によって、家族のように大切な仲間たちと社会に出て必ず役立つと確信できる学びを得られたと感じています。私にとって中村ゼミは、大学生活で得られた最高で一生涯の宝物です。(2023年度卒業生 松本 新)

仲間とともに、考え、成長できるゼミ

私は中村ゼミで、現実を直視し、考え続けることを学びました。中村ゼミには、ゼミでの討議や実際に現場へ出る地域活動など、多種多様な「考える」機会があります。これらを通して、自分自身についてはもちろん、家族や社会、これからの生き方に至るまで、物事を多角的に捉え、熟思することができ、目前のみだった視野が、大きく広がったと感じています。また、中村ゼミには、お互いを尊重し、ともに頑張る仲間がいます。いつも熱くご指導くださる中村先生のもとで、何でも言い合える仲間とともに学んだ時間は、私にとって、とても大切な財産です。(2023年度卒業生 北岡 真明)

初心忘るべからず

「どんな人生を歩み、どんな人でありたいか。」中村ゼミでは、一人ひとりが自分の人生や家族について真剣に考えます。私が4年間不自由なく生活できたのは家族や中村先生、ゼミの仲間に出会えたからで、時間の尊さを教えてくれたのが中村ゼミでした。また、地域活動や就職活動を通じて、かけがえのない時間を過ごせる環境がいかに恵まれ、貴重なものであるのかを学ぶことができました。そして、必死に考える経験は辛い面もあるけれど、マイナスとも限らないです。だからこそ中村ゼミで、常に謙虚に、感謝の気持ちを持ち続けて生活する大切さを知って、本当に良かったです。(2023年度卒業生 小泉 怜央)

人生の礎となるゼミでの学び

中村ゼミとの出会いが人生を良い方に変える大きなキッカケとなりました。社会人として必要な、多角的に物事を考え、的確に動く力を身に付けることができるのは、地域や行政と協働し、実際の現場で仕事をする中村ゼミだからこそだと思っています。そして、就職活動において私が目標としていた企業に内定できたのは、中村先生のゼミ生一人ひとりに対する熱心なご指導に触れ、人として大きく成長することができたからです。中村先生のもとで、仲間と切磋琢磨しながら人生を変える経験を得られたことは、私にとってかけがえのない宝物です。(2023年度卒業生 松嶋 冴音)
学生に期待すること
将来、企業人として必要となる力を、ゼミの学びや活動を通して身に付けてほしいと思います。「現場で考えて的確に動く力」「他の人の立場や気持ちを考え、配慮する力」、そして「多角的に物事を考え続ける力」です。