情報マネジメント学部 中川直樹ゼミ
現代マネジメント学科
スポーツイベントから学ぶマネジメント
中川ゼミでは、スポーツイベントの企画・実施を通じて、あるいはスポーツイベントにスポーツボランティアとして参加することで、リーダーシップ、企画力、計画力、協働力、課題解決力等のプロジェクトマネジメントに対する理解を深め実践力を身につけることを目標としています。
ゼミの取り組み
スポプロサポートイベント
本イベントは、スポーツプロモーション(スポプロ)の授業とは別にブースを一角お借りして開催します。イベントを通じてコロナ禍で失われたチャレンジする場の提供や体を動かすことの楽しさ、夢・目標をもつことの大切さを伝えることを目的とし、「きみもヒーローに!?~ドリームバッティング」と題しバッティングストラックアウトとお立ち台での写真撮影と参加者に夢・目標を紙に書いて貼ってもらいました。イベント開催にあたって、安全性の確保や目的の実現を達成するために何度も現地に足を運び、シミュレーションを繰り返しました。イベントにおいて準備は馬鹿にできないことを痛切に実感しました。
オープンキャンパスでのゼミ活動紹介
2023年8月に開催されたオープンキャンパスにて、ゼミ紹介とブラインドサッカー体験を行いました。このイベントには中川ゼミが「スポーツの可能性を学生自ら追求していくゼミである」ことを紹介していくとともにブラインドサッカーを知ってもらうという目的があります。
このイベントを通じて、高校生に対してゼミとブラインドサッカーがどれだけ魅力的に見てもらえるのか言葉と動きの両方で伝える難しさを感じました。
大磯チャレンジフェスタ
大磯チャレンジフェスタは、毎年大磯町民を対象として健康増進や未病改善を目的に開催されているイベントです。中川ゼミも開催趣旨に賛同し、主に小学校低学年の児童を対象として、運動の楽しさを“発見”してもらうために、「フィジカルリテラシー」と「幼児期に身につけたい36の基本動作」を組み合わせた運動ができるイベントを実施しました。参加者に運動の楽しさを新たな視点から提供することができました。
瑞木祭(SANNO SPORTS PARK)
今年はコロナ明け初めての開催でした。私たちは1日目を「運動習慣確立のきっかけ」として体力テストとスポーツかるた、2日目は「スポーツを楽しむ」をテーマにサッカー大会を実施しました。本学学生以外にもたくさんの地域の方々にご参加していただき、楽しく体を動かしながら運動習慣の重要性を伝える活動をしました。
サッカー部応援プロジェクト
サッカー部の試合を多くの学生に見に来て欲しいという願いから、サッカー部とコラボをして学内にポスターの掲示や試合前のイベントの実施、手書きの横断幕の作成などを行いました。横断幕には沢山の学生のメッセージが記入され、当日も学生や教員の方が応援に来てくれ盛況となりました。このイベントを通じてファンづくりの難しさを実感する機会ともなりました。
二宮町観光協会コラボイベント
二宮町観光協会との連携企画「捕って摂って撮りまくれ!〜これであなたも二宮のトリコに〜」を開催し、15名ほどのお客様にご参加いただきました。今回は、前半部分で地引網を通して魚を「捕る」体験をしてもらうことで、二宮の海の魅力を感じてもらい、さらに実際に捕った食材を「摂る」ことで二宮の食の魅力を感じてもらいました。後半部分では、二宮町を歩き回ってたくさん写真を「撮る」ことで町の魅力を感じていただくといった、「とる」という言葉をテーマにさまざまな観点から二宮町を満喫していただきました。このイベントを通じて、身体を動かすことと観光を掛け合わせた地域振興の新たな可能性を創造することができたと思います。
湘南国際マラソン大会ボランティア
湘南国際マラソンボランティアではスポーツイベントのリアルな現場を学べます。約2万人のランナーが参加する大規模な大会で、エリアごとに行う業務や想定される事態を事前に把握し、当日スムーズに活動することの難しさを実感します。 本年度は与えられた業務に加え、ゼミ考案の応援うちわを用いた応援を行い、”支える側”として主体的なボランティア活動を実践しました。“支える側”としてどのようなことができるのかをゼミ全体で考えることが大切です。
ブラインドサッカー体験会
障害があっても健常者とスポーツを楽しめることを、ブラインドサッカーを通じて学んでいます。今年は小学生を招いてゼミの体験会を開催するだけでなく、地域のイベントにも参加しています。今後もブラインドサッカーの魅力を発信していきます。
古本パワープロジェクト
古本パワープロジェクトは、学内で回収した本を寄付金やボールにして日本ブラインドサッカー協会からチームや団体に寄贈する活動です。ゼミでは学内に回収ボックスを設置し、中川ゼミ公式SNSやポスターで呼びかけを行い、学生や教職員から古本を集める活動をしてブラインドサッカーを少しでも盛り上げられるよう尽力しています。この活動を通じて自分達ができることでスポーツを支えることが可能であることを学びました。
学生によるゼミ紹介
成長を実感した1年
中川ゼミではイベントを開催する時に、まず初めに自分たちは「イベントを通じてお客様に何を伝えたいのか」という目的を明確に定め、それを達成するためにゼミ全体で準備に取り組みます。活動を通じて目的達成に必要な参加者目線の企画力やチームをまとめるマネジメント力や課題解決力、スケジュール管理力などの様々な力を養うことが出来ます。
ゼミ長として活動をはじめた当初は多くの課題や難しさに直面しましたが、これらの力を養い、チームワークが深まったことでイベントを成功させることが出来、個人としてもゼミ全体としても成長を実感出来た1年間でした。
(第15期ゼミ長:後田康晴)
ゼミ長として活動をはじめた当初は多くの課題や難しさに直面しましたが、これらの力を養い、チームワークが深まったことでイベントを成功させることが出来、個人としてもゼミ全体としても成長を実感出来た1年間でした。
(第15期ゼミ長:後田康晴)
準備の大切さ
中川ゼミではイベントを通して、様々な能力を身に付けることが出来ました。まず、「なぜこのイベントを行うのか」「何を伝えたいのか」など土台となる部分はゼミ生で何回も話し合いを重ねました。次にシミュレーションを行い、フィードバックから改善点を見つけます。この流れを何回も繰り返すことで質の高いイベントになります。ここまでの準備をすることで当日は1人1人が自信をもってイベントに取り組むことが出来ます。このことから準備の質が当日のパフォーマンスに影響することを学びました。準備の質を上げる為にゼミ生1人1人が自覚を持ち、積極的に行動している姿を見ていると向上心を持ちながら活動することが出来ました。
(第15期ゼミ長:小野諒太)
(第15期ゼミ長:小野諒太)
主催イベントでの成長、経験
学生に期待すること
ゼミでは学生の主体性と協働力を尊重しています。それは、大学で学んだマネジメント等の知識を使い、実践できる場を提供したいと考えているからです。身体を動かすことで得る経験知を学生には大切にして欲しいです。