情報マネジメント学部 中川直樹ゼミ

現代マネジメント学科
スポーツイベントから学ぶマネジメント
中川ゼミでは、スポーツイベントの企画・実施を通じて、あるいはスポーツイベントにスポーツボランティアとして参加することで、リーダーシップ、企画力、計画力、協働力、課題解決力等のプロジェクトマネジメントに対する理解を深め実践力を身につけることを目標としています。
ゼミの取り組み
オープンキャンパスでのゼミ活動紹介
夏休みに開催されたオープンキャンパスにて、ゼミ紹介とブラインドサッカー体験会を企画、開催しました。このイベントには、「スポーツの可能性やチカラを追求したイベントの企画・運営を学生主体で行うゼミである」ことを紹介するという目的があります。このイベントを通じて、高校生へ視覚障害者のスポーツ参加サポートの大切さを伝える難しさを感じた半面、スポーツの可能性を追求する楽しさを味わうことができました。

スポプロサポートイベント
本イベントは、スポプロの授業とは別にブースの一角をお借りして開催します。今回は『コロナ禍で希薄となった人と協力してチャレンジすることの大切さ・楽しさ』を思い出してもらうことを目的とし、「Let’sチャレンガ」と題して、大きなブロックを用いてゲーム感覚で身体活動のできるイベントを実施しました。老若男女問わず、多くの方に参加頂きました。

大磯チャレンジフェスタ
大磯チェレンジフェスタとは、毎年大磯町民を対象として健康増進や未病改善を目的に開催されるイベントです。中川ゼミも開催趣旨に賛同し、主に小学校低学年児を対象として「様々な状況に応じて上手に身体を動かす力」である『コーディネーション能力』を養えるイベントを実施しました。参加者に楽しく様々な動きで運動をする機会を提供できました。

瑞木祭「中川ゼミ生対抗スポーツ大会」
「中川ゼミ生対抗スポーツ大会」と題し、コロナ禍で減ってしまった思いっきり身体を動かせる場を設けることを目的として、事前申し込みの産能大生が大縄跳び・宅配便リレー、サッカーでゼミ生と直接対決しました。結果的に大縄跳び・宅配便リレーのゼミ生記録は塗り替えられず、サッカーでも無敗!参加した学生、ゼミ生ともいい笑顔で汗を流していました。

二宮町観光協会との連携イベント
二宮町観光協会との連携企画「Go Toにのみや2022 ~にのみや秋のおいしいめぐり~」を開催し、20名ほどのお客様に参加頂きました。今回は参加者と二宮町の各所を歩いて巡り、その先々で出会った食材から町の魅力を紹介する観光ツアーでした。ゴールの「ふるさとの家」では、二宮産の食材を使って学生がピザ窯で焼き上げたピザを食べ、にのみやの秋を満喫して頂きました。

湘南国際マラソン大会ボランティア
湘南国際マラソンのボランティアではスポーツイベントのリアルな現場を学べます。約2万人のランナーが参加する大規模な大会で、エリアごとに行う業務や想定される事態を事前に把握し、当日スムーズに活動することの難しさを実感します。また、“支える側”としてどのようなことができるのかをゼミ全体で考えることが大切です。

小学生向けブラインドサッカー体験会
視覚障害があってもスポーツを楽しめることを理解するために学んでいます。本年度は、小学生を招いてゼミ初の体験会を開催しました。体験会を通して、運営の難しさを感じました。その一方、イベントの楽しさやサポートの重要さを学べました。今後もブラインドサッカーの魅力を発信していきます。

古本パワープロジェクト
古本パワープロジェクトは、ゼミで回収した本を寄付金やボールにして日本ブラインドサッカー協会からチームや団体に寄贈する活動です。ゼミでは学内に回収ボックスを設置し、SNSやポスターで呼びかけを行い、学生や教職員から古本を集める活動をしました。この活動を通じてブラインドサッカーを少しでも盛り上げられるよう尽力しています。

学生によるゼミ紹介
イベント開催で他者目線の重要さを理解

ゼミでは多くのイベントの企画・運営に携わります。実施時期が重なる場合もあり、自身、あるいはゼミ全体のスケジュール管理やマルチタスクをこなす力がゼミでは求められます。また、各イベントでは開催目的を明確にしてから準備をするため、それらの達成に向けた、課題解決力や企画力を養うことに繋げられます。特にイベント企画の際には参加者目線に立つことの重要さを理解し、顧客目線のマインドを持てるようになります。
活動を通じて自己成長を実感する場面も多くあり、貴重な学びを得られるゼミであると感じます。
(小川 悠隆)
活動を通じて自己成長を実感する場面も多くあり、貴重な学びを得られるゼミであると感じます。
(小川 悠隆)
自分達の色を出す難しさ

年間で7つのイベントを企画・実施する中で、私は2つのイベントを担当しました。イベント内容やメンバーによって、話の進め方、時間の使い方、情報共有の仕方など、適するリーダーシップの取り方が変わり、進め方を模索しました。リーダーである自分の立場のみで考えるのではなく、メンバーの立場となってどう呼びかけられたら協力しようと思えるかなど、常に周囲の状況を把握して考えることが、チームワークにおいて重要だと学ぶことができました。実践の場が多く、リーダーやメンバーとして、成長のできる機会が多くあった1年間でした。
(上和田 理子)
(上和田 理子)
主催イベントでの成長、経験
学生に期待すること
ゼミでは学生の主体性と協働力を尊重しています。それは、大学で学んだマネジメント等の知識を使い、実践できる場を提供したいと考えているからです。身体を動かすことで得る経験知を学生には大切にして欲しいです。