経営学部 光定洋介ゼミ

経営学科
社会課題を解決するビジネス考案・優良企業調査
二人ひと組で、社会課題解決のための新規ビジネス・プランを考案し、その仮説が正しいかどうかアンケートなどを使って検証を行い、ビジネスとして成立するかどうか損益見通しを考えたうえゼミ内で全員が発表します。優秀なプランについて産能祭で発表を行います。産能祭では過去に2回(2021年度、2022年度)入賞しました。また、毎月、日本経済新聞の「日経未来面」への投稿を必須として行います。こうした活動は、新しい発想を考案したり、仮説・検証思考を身につけたりすることを目的とします。その他、先輩やOB・OGと学生が直接対談を行ったり、隠れた優良企業の調査を行ったりします。これらの結果として、(1)就職しやすい自分づくり、(2)生涯の友人づくり・人脈構築にもつながります。

ゼミの取り組み

日本経済新聞 「日経未来面」への投稿
新規ビジネス・プランの発想力を鍛えるために、日本経済新聞の「日経未来面」に、新規ビジネスアイデアの投稿を行います。「日経未来面」では企業のトップから出される課題に対して、学生ならではの斬新なアイデアを、わかりやすく論述する力が求められます。優秀なアイデアは大学名・氏名が紙面に掲載され学生の自信につながります。これまでに、延べ40人以上のゼミ生のアイデアが掲載されました。こうした活動は、就職の際に必ず聞かれる「学生の時に学業で力を入れたこと」にも応用できます。
新聞に掲載された 学生の新規ビジネスアイデア
【代表例1】
課題:ものづくり、DXでバージョンアップするには?(JFEホールディングス社長による出題)
・ゼミ生のアイデア:機械が機械を直す


【代表例2】
課題:そのムダ、何かに使えませんか? (日本精工社長による出題)
・ゼミ生のアイデア:自然災害をエネに


【代表例3】
課題:カーボンニュートラル実現へ日本がすべきことは? (JFEホールディングス社長による出題)
・ゼミ生のアイデア:排出量の見える化


【代表例4】
課題:ワクワクする未来の構築へ、損害保険は何ができる? (三井住友海上火災社長による出題)
・ゼミ生のアイデア:起業家の背中を押す


【代表例5】
課題:事故ゼロ社会実現へ、AIやデータで何ができる? (三井住友海上火災社長による出題)
・ゼミ生のアイデア:AI搭載の信号機


【代表例6】
課題:製薬会社は世界を変えるため何ができますか? (第一三共社長による出題)
・ゼミ生によるアイデア:飲めば病気が見つかる薬


【代表例7】
課題:どんなセンサーで何を「見える化」したいですか? (日本特殊陶業社長による出題)
・ゼミ生によるアイデア:動物の体調が一目で分かるセンサー


【代表例8】
課題:「新しい暮らし方」あなたは何を変えますか? (大和ハウス工業社長による出題)
・ゼミ生によるアイデア:当たり前な暮らし


出典:日経電子版
日本経済新聞 2023年11月27日掲載
 JFEホールディングス社長による出題
『課題07 ものづくり、DXでバージョンアップするには?』
日本経済新聞 2022年12月26日掲載
 日本精工社長による出題
『課題08 そのムダ、何かに使えませんか?』
日本経済新聞 2022年10月24日掲載
 三井住友海上火災保険社長による出題
『課題06 ワクワクする未来の構築へ、損害保険は何ができる?』
日本経済新聞 2023年1月30日掲載
 大和ハウス工業社長による出題
『課題09 あなたの生きる喜びは何ですか?』
日本経済新聞 2022年11月28日
 JFEホールディングス社長による出題
『課題07 カーボンニュートラル実現へ 日本がすべきことは?』
新規ビジネス・プランの作成
上記の「日経未来面」のアイデアを実用化したり、自分自身の身の回りに生じている不便を解消したり、何かと何かを組み合わせて新しいイノベーションを起こしたりするようなビジネスアイデアを計画に落とし、ビジネス・プランを作成します。二人ひと組で研究を行いますが、単なる思い付きだけでなく、そのビジネス仮説が成立するかどうか、アンケート調査などを通じて検証を行います。そして優秀なプランを産能祭で発表します。これまで、産能祭の研究発表の部で、2年連続で入賞を果たしています。

【ビジネス・プランの例】
2021年度:University+(manabaに代わる学習支援システムの提案)
2022年度:大学生の旅ボラ(大学生の旅とボランティア活動のマッチングアプリの提案)
2023年度:大学生を活用した子どもの学力格差の是正
OB・OGや企業社長を招へいし、学生が主体的に対談
学生が中心となってOB・OGとの対談や、企業の社長との対談を行います。対談形式はZoomを活用したりする場合もあります。学生にとって仕事のリアルがわかるとともに、将来に役立つ人脈形成にもつながります。

学生によるゼミ紹介

未来を自分たちで切り開く力がつくゼミ

光定ゼミでは自分たちの持つ可能性を最大限に生かすために、将来と向き合っています。主に、業界研究を行い、就職活動につながる新しい気づきがあります。世界での注目度やコロナ禍における需要に基づいて、グループごとに関心のある企業や業界を探究しています。先生の知り合いの企業人事担当者や先輩方から、就職活動の実際の声を聞く機会もたくさんあります。知らない世界を知ることができるという刺激から、より高い目標が持てるし、日々好奇心に溢れています。また、私たちがやりたいことにしっかりと耳を傾けてもらえるので、自由でゼミの雰囲気も明るいです。(2023年度卒業生 辻 更紗)

新聞投稿を通じて論理的思考力を改善するゼミ

光定ゼミは日本経済新聞の「日経未来面」への投稿(必須)を通して、就活で求められる自身を俯瞰するスキルと論理的思考能力を高められるゼミです。ゼミ内での主な活動内容は社会課題を解決するビジネスアイデアの立案ですが、アイデア立案をする際に必要となる素養を身に付けるために「日経未来面」への投稿を月に一度行います。自身を俯瞰するスキルは与えられたテーマに対して自分なりに思考を回すことで鍛えられます。テーマは毎回違うためあらゆる視点で自身を俯瞰できるようになりました。論理的思考能力はテーマに対して自分が考えたことを文章に落とし込む作業で鍛えられます。自分はわかっていても、それを他者に100%伝えきるのは難しいことです。そのため論理的に思考し文章を推敲します。私たちの代では、なかなか掲載されない日本経済新聞の紙面に、23人中6人のアイデアが掲載されました(電子版を含むとゼミ生全体の半数程度)。興味がある方はぜひ光定ゼミで一緒に功績を残しましょう!(4年 石橋 龍)

仮説検証の繰り返しによるビジネス・プラン策定

私たちは、社会課題を解決するためのビジネス・プランの作成を行いました。社会課題の解決という観点から儲かるしくみをつくることは難しく、理想だけではビジネスにならないことを学びました。そして、より説得力のある提案にするために、仮説検証の過程を重要視しました。問題を取り巻く現状から仮説を立てたり、それを検証するためにアンケートを取ったり、大変なこともありましたが、産能祭に来場した社会人の方からはお褒めの言葉をいただきました。ビジネスの場でも仮説検証の繰り返しがとても大切とのことで、大学生の時からその経験ができたことは私の自信になっています。(4年 日澤 彩)

大学生活を楽しむなら光定ゼミ

光定ゼミは明るく活発な楽しいゼミです!普段はまじめに授業を受け、業界研究などに勤しんでいます。グループワークでは盛り上がりすぎて先生を困らせることもちらほらとあります。また、日本経済新聞の「日経未来面」への投稿では毎回光定ゼミの学生が選ばれ、掲載されています!しかし、楽しむぞ~というときは(いい意味で)急にIQが下がります。今後も青旗祭などさまざまな行事に参加して、一致団結して楽しんでいこうと思っています。学生生活を充実させるなら光定ゼミ一択です!(4年 白澤 唯斗)

ペアで仮説検証を行い社会で役立つビジネス・プラン作成

光定ゼミは、「ガクチカ」(就職活動でよく聞かれる”学生時代に力を入れたこと”の略)を作りながら自分の好きなことができるゼミです。ゼミの活動では、日本経済新聞の「日経未来面」への投稿や、ビジネス・プラン作成などを主に行っています。ビジネス・プラン作成では、ペアになって社会課題を解決する方法を提案し、プレゼンテーションをします。これは半年以上かけて行い、仮説やフレームワーク、アンケート調査、予算推定などを行うために、プロセスに力を入れることができ、「ガクチカ」につなげることができます。また、ゼミ活動は授業内で行うため、私生活では自分の好きなことができます。資格を取得したい人や留学したい人、遊びたい人などさまざまな人が集まるゼミです。以上のことから、光定ゼミは、「ガクチカ」を作りながら好きなことができるゼミであると考えます。(3年 石井 沙知)

新聞を読む習慣がつき時事・社会問題に敏感になるゼミ

私たち光定ゼミの取り組みのひとつに毎週新聞を読むという課題があります。私は今までニュースも見ず、新聞も読まなかったので、時事に疎かったです。しかし、この課題を与えられたことにより、以前よりも時事に強くなりました。新聞・ニュースを見る時も、ジャンルによっては大学で学んだ経営学の知識が生かせる場面があります。今まではなんとなく見ていたものが、知識を得たことで新たな視点で見ることができるようになり、関心が高まったし、新聞・ニュースを見ることが楽しくなりました。最近は、電車の移動中にYahooニュースを見たり、家のテレビでニュース番組をつけるなど、日々最新のニュースを取り入れるようにしています。今は得をしないかも知れませんが、数年後には得をする場面が多くなるかもしれません。(3年 阿久津 光琉)

自主性が試されるゼミ

私たち光定ゼミは、他のゼミと比べて自分の時間か多い印象です。自分の時間が多いからといっても、空いている時間で自主的に行動をしないと、今後困ってしまうのは当たり前です。空いている時間にもさまざまな行動を自主的に行える学生におすすめです。また、ゼミ内での勉強としては毎月、日本経済新聞の「日経未来面」への新規ビジネスアイデアの投稿があります。企業社長の方々が出す課題に対して、新鮮な視点でわかりやすく短い文章で伝えます。最初は短い文章でわかりやすく伝えることがなかなかできなくて苦戦しますが、取り組むなかで日々の視点が変わり、文章の構成力も高まります。自主的にさまざまなことにチャレンジしたい人には、ぜひ入ることを検討して欲しいゼミです!(3年 荻野 遼太郎)
学生に期待すること
授業は、やむを得ない事情がない限り、全回出席しないとチームメンバーに迷惑をかけることになります。出席したうえで、積極的にチームメンバーと議論を行ってほしい。課外活動においては各係(幹事、広報係(ゼミのインスタグラムの運営)、産能祭・青旗祭係、授業運営係、懇親会係等)の役割を、責任を持ってやり遂げることで、チームワークとリーダーシップの重要性を学んで欲しい。