経営学部 松尾尚ゼミ

マーケティング学科
消費者インサイト(ホンネ)の研究
買うつもりがないものを衝動買いした経験はありませんか?人は自分でも予期しない行動をとってしまいます。そして、その心理を知ることが出来れば、ビジネスに生かすことができます。松尾ゼミでは、消費者がモノを購入するまでの心理分析と、消費者の潜在ニーズを明らかにするインサイト調査を、企業タイアップの形で行います。
ゼミの取り組み
松尾ゼミの2021年度は、「コロナ禍により内向きになりがちな時期だからこそ、ポジティブに学びを進めたい」という想いのもと、1年を通じて以下の2企業とのPBL(Project Based Learning)に取り組みました。
「朝日放送テレビ株式会社PBL:ふるさと納税ポータルサイト「ふるラボ」の仮説検証と加入促進策提案」
近畿圏を放送対象としたテレビ放送局である朝日放送テレビ株式会社様から課題をご提示いただき、1年かけてPBLを行いました。同社は新規事業として、放送局初となるふるさと納税ポータルサイト「ふるラボ」の新規参入に取り組んでおり、松尾ゼミと共同で“同社ふるさと納税事業についての定性的仮説の再検証”、“ポータルサイト・ふるラボ新規加入者(新規納税者)促進のためのスキーム考察”に取り組みました。
ふるさと納税市場は競合他社が多くレッドオーシャンとなっています。しかし、朝日放送テレビ様ならではの視点や強みで事業を進めれば競合に勝つことができるのではないかと考え、テキストマイニングやインタビューなどの調査を通して分析・検証しました。ターゲットが私たちの親世代となるため、自分たちの価値観で考えるのではなく、客観的に消費者のインサイトを探るのは非常に難しかったです。そこで松尾先生の指導を受けながら、消費者がふるさと納税制度を利用することによって得られるインセンティブ(=目標達成のために必要な刺激)のうち、消費者がまだ気付いていないであろう心理的インセンティブに着目し、寄付をして良かったという充足感を得られる施策を考えました。その結果、私たちのプレゼンテーションに対し高評価をいただき、あるグループが提案した「未来に寄付するふるさと納税」というフレーズを採用していただきました。今後も課題を適切に読み取り、客観的に解決策を生み出す力を養いたいと思います。
ふるさと納税市場は競合他社が多くレッドオーシャンとなっています。しかし、朝日放送テレビ様ならではの視点や強みで事業を進めれば競合に勝つことができるのではないかと考え、テキストマイニングやインタビューなどの調査を通して分析・検証しました。ターゲットが私たちの親世代となるため、自分たちの価値観で考えるのではなく、客観的に消費者のインサイトを探るのは非常に難しかったです。そこで松尾先生の指導を受けながら、消費者がふるさと納税制度を利用することによって得られるインセンティブ(=目標達成のために必要な刺激)のうち、消費者がまだ気付いていないであろう心理的インセンティブに着目し、寄付をして良かったという充足感を得られる施策を考えました。その結果、私たちのプレゼンテーションに対し高評価をいただき、あるグループが提案した「未来に寄付するふるさと納税」というフレーズを採用していただきました。今後も課題を適切に読み取り、客観的に解決策を生み出す力を養いたいと思います。

「川崎水族館(カワスイ)PBL:川崎水族館の夜の集客アップ戦略」
私たちは第15期の先輩方を引き継ぎ、カワスイとのタイアッププロジェクトを行いました。カワスイは川崎駅前の商業施設『川崎ルフロン』内にある、日本では珍しい淡水魚を中心とする都市型水族館です。
「夜の集客アップ」というテーマのもと、前期ではマーケティング戦略立案、後期では戦略の実行を行いました。具体的にはカワスイに併設されている「こもれびカフェ」の新ドリンクメニューの考案に取り組みました。まずはカワスイを知るために館内の見学を行い、そこから得た発見を各グループで共有し企画を練っていきました。授業で学んだ分析などを駆使し、「消費者心理(インサイト)」を明らかにする。そしてそれをどのようにビジネスとして形にしていくか、という手順で行っていくことでマーケティングを体系的に実践することができました。ここからわかるように、このカワスイとのプロジェクトは、これまで私たちが大学で培ってきたマーケティングの知識・経験を生かせる場として、とても素晴らしいものでした。私たちが立案・実行する戦略により、カワスイがこれからどう変化していくか、ゼミ生一同楽しみです。
「夜の集客アップ」というテーマのもと、前期ではマーケティング戦略立案、後期では戦略の実行を行いました。具体的にはカワスイに併設されている「こもれびカフェ」の新ドリンクメニューの考案に取り組みました。まずはカワスイを知るために館内の見学を行い、そこから得た発見を各グループで共有し企画を練っていきました。授業で学んだ分析などを駆使し、「消費者心理(インサイト)」を明らかにする。そしてそれをどのようにビジネスとして形にしていくか、という手順で行っていくことでマーケティングを体系的に実践することができました。ここからわかるように、このカワスイとのプロジェクトは、これまで私たちが大学で培ってきたマーケティングの知識・経験を生かせる場として、とても素晴らしいものでした。私たちが立案・実行する戦略により、カワスイがこれからどう変化していくか、ゼミ生一同楽しみです。

「ディベート形式での業界研究」
就職活動を成功させるための大事な要素である業界研究ですが、業界研究をディベート形式で行うのが松尾ゼミならではの特徴です。ゼミ生は6つの業界に分かれ、その業界に未来があるかないかを肯定側(2名)・否定側(2名)に分かれて対戦形式で討論します。ディベートで必要なのは、相手を論破するための、情報収集と論理構築力です。情報収集では、根拠あるデータを用い、その業界の成長性や将来性を事前に調査分析します。ディベート本番では、調査内容を相手や傍聴者に納得してもらうための論理的な話の組み立てを心がけています。ディベートというゲーム感覚で出来る業界研究を通じて、就職活動の際必要となる企業を見る目を養い、リサーチ・分析・実行力が必要となる今後のゼミでのマーケティングプロジェクトにつなげます。
学生によるゼミ紹介
「ゼミ生みんなが輝ける場」

松尾ゼミでの活動は企業とのタイアッププロジェクトが中心です。よって、大学生活の中で「リアルビジネスに触れたい、実践経験を積みたい」という人にとっては、将来のために役立つ経験になるのではないでしょうか。
そして松尾ゼミのゼミ生たちはとにかく優しいです。松尾先生の人柄と相まってとてもあたたかい雰囲気に包まれたゼミになっています。それでいてプロジェクトなどへの取り組みには一生懸命さがあります。私はゼミを選ぶ際に「共に成長できる仲間がいること」を強く望んでいました。松尾ゼミは当時の私が求めていたゼミとして理想的な形になっています。ここでは誰かが頑張るではなく、みんなで力を合わせて頑張るので、全員が自分の力を発揮できる機会が用意されています。大学生活の残り半分で今よりもっと成長したい人、そして、心機一転してこれから頑張りたいという人に扉が開かれていると思います。(ゼミ長 種村 勇都)
そして松尾ゼミのゼミ生たちはとにかく優しいです。松尾先生の人柄と相まってとてもあたたかい雰囲気に包まれたゼミになっています。それでいてプロジェクトなどへの取り組みには一生懸命さがあります。私はゼミを選ぶ際に「共に成長できる仲間がいること」を強く望んでいました。松尾ゼミは当時の私が求めていたゼミとして理想的な形になっています。ここでは誰かが頑張るではなく、みんなで力を合わせて頑張るので、全員が自分の力を発揮できる機会が用意されています。大学生活の残り半分で今よりもっと成長したい人、そして、心機一転してこれから頑張りたいという人に扉が開かれていると思います。(ゼミ長 種村 勇都)
学生に期待すること
未来は、まだ何も書かれていません。可能性は無限です。どんなに困難なことでも、どんなに批判を受けても、ゼミに理解者がいれば、やり続けることが出来ることを知って欲しいと思います。「月に手を伸ばせ、たとえ届かなくとも!」これが松尾ゼミの信条です。