情報マネジメント学部 川野邊誠ゼミ

現代マネジメント学科
21世紀のものづくり、サービスを考える ~Human & Social Centered Design~
本ゼミでは、各自が好きなテーマを定め、「人や社会、環境を中心にモノやコトをデザインするHuman & Social Centered Design」という視点で物事を考え、テーマの目標達成を目指します。そのプロセスにおいて発生する様々な課題を解決することで、マネジメント能力を身につけ、DX時代にどの業界でも活躍できるマルチプレイヤーを育成します。

ゼミの取り組み

ゼミ運営方針
ゼミは、2年生から4年生まで3学年が一堂に会して開講される。運営体制は、DAO型(自律分散型)組織の概念を取り入れている。固定のゼミ長を置かず、場面場面でメンバーがモチマエを発揮するシェアド・リーダーシップ制を採用するなど、メンバー全員の自律的な活動によって運営される組織となっている。 これには、学生の時から非従来型の組織構造下での振る舞いに触れておくことで、社会人としての柔軟性を高める狙いがある。
学生による研究・制作活動
感性情報処理、マルチモーダル、エンターテインメントコンピューティング、AI、IoT、ドローン、音楽情報処理、画像情報処理、福祉工学、ロボットなどの分野において、個々の学生が自分自身でテーマを定め、研究活動、および、制作活動に取り組み、その成果を発信する。
所属学生による研究テーマ(一部抜粋)
・音楽と配色間の共通印象を介したメディア変換モデルの実装 ・嗅覚情報による味覚変化に関する研究 ・BLEを用いた脱衣所・浴室見守りシステムの開発 ・顔画像認識による相貌失認患者支援システムの開発 ・触覚提示手法を用いたリアルなゲームプレイ環境の構築 ・竿先振動からアタリを検知する初心者向け魚釣り支援システムの開発 ・体感音響を再現するハプティクスデバイスの開発 ・人の手に近いロボットアームを搭載した小型ドローンの開発 ・視覚的にも楽しめる非装着型動作楽器の開発 ・嗜好などユーザの感性データに基づいたユーザ好みの物語生成システムの構築 ・生存本能を優先した人間らしいゲームAIの開発 ・字幕にフォントデザインを用いた音情報の提示 ・メタバースビジネスに関する市場調査 ・メンズビューティビジネスに関する市場調査 ・欲求におけるコンフリクトを考慮したファッション感性価値行動に関する調査

学生によるゼミ紹介

対話から新たな視点を見つけられる場所

川野邊ゼミでは、各自が好きなテーマで研究活動や制作活動に取り組んでいます。
「みんなバラバラ、だけど、互いへの関心は欠かさない」がこのゼミのポリシー。なので、ゼミ室では自分とは異なるテーマを掲げている人同士が絶えずディスカッションしています。その輪の中に自ら飛び込むと、自分の研究に通ずる物事や新しい視点を見つけることができます。研究が上手く進まず自分ひとりでは解決できずに困っていたことが、自分とは違うテーマに臨んでいるゼミ生同士で話し合いを重ねることでできるようになっていく。それがモチベーションアップにも繋がっていきます。
ゼミ活動で身に付けた多角的に物事を見る力や論理的思考力、ディスカッション能力は、今後社会で活かすことができるのではないかと感じています。
(山田 紫月)
学生に期待すること
自らの目標に全力で挑むことで、“プロフェッショナル精神”を磨く。さらに、仲間と過ごす時間を通して、”One for All、 All for One”の心を育む。本ゼミの卒業生として、この2つを持って社会に飛び立って欲しいです。