経営学部 加藤肇ゼミ

マーケティング学科
アート思考で未来を創造する
みなさんアート思考をご存じですか。これまでにない新しい作品を生み出すアーティストの思考パターンを学びビジネスに応用する、「0」から「1」を創造する自分起点の思考法がアート思考です。加藤ゼミでは、他者とは違うアイデアで難しいビジネス課題を解決していくような、クリエイティブな資質をもった人材の輩出を目標にしています。

ゼミの取り組み

絵や写真、紙や粘土でアート思考を実体験(2年次)
毎週の授業の冒頭で絵や写真を見てメンバー全員で意見を交わす対話による鑑賞を行います。これは分析力や考察力の向上につながります。たとえば、コピー用紙を使って自分の気持ちを表現する、粘土で“うれしいカタチ”と“悲しいカタチ”を表現するなど、柔軟な発想がないとなかなか上手くできないテーマを設定し思考力を高めていきます。アーティストは、問いを立て、探索を行い、そこから斬新なアイデアを考えて作品を作り上げる。こんな流れで制作していきますが、同様のステップでアイデア開発を進めていきます。
悲しいカタチを表現 
ゼミ内でのプレゼンテーション
10年後のショッピングセンターを考える(3年次)
EC(電子商取引)が台頭し買物がどんどん便利になっていく中で、ショッピングセンター(以下、SC)はこのままで本当に大丈夫なのか。常識にとらわれないイノベーションが必要になってくるのではないか。この問いを起点に、次世代を担う大学生ならばどんなSCを開発するのか。アート思考を生かし、全く新しい10年後のSCの姿を構想します。大手SCの館長やSC開発に詳しい専門家を多数お招きして、アイデアを披露するプレゼンテーションを実施。とても刺激になった、大胆な発想が開発のヒントになったと、お褒めの言葉をいただきました。
チームでプレゼンテーション資料を作成 
議論を進めるゼミメンバー
最大級の広告コンテスト、「宣伝会議賞」にチャレンジ
日本初の歴史ある広告専門誌、月刊「宣伝会議」が主催する日本最大級の広告コンテスト「宣伝会議賞」に毎年チャレンジしています。応募総数は60万点を超え、その中からわずか数点の入賞作品が選定されます。優勝賞金はなんと100万円。みんなでこの“頂点”を目指しました。約2か月間、悩み考え抜いて、それぞれが複数のキャッチコピーを作成し応募しました。提出後に応募作品を一堂に会したゼミ内のコンテストも実施し、「加藤ゼミ賞」を選出しました。

学生によるゼミ紹介

自分の世界観をアート思考で分析

加藤ゼミには個性豊かな人が多くいて、みんな自分の世界観を持っているように感じます。ゼミ活動では絵や写真を観察し、観察力や分析力を養う時間があり、アート思考を使って自己分析することが出来ます。加藤先生は優しく、親身になって話を聞いてくださるので、とても話しかけやすく、なんでも相談できる先生だと思います!ゼミに興味がある人、加藤先生と話してみたい人はぜひ研究室に行ってみてください!(3年 有瀬 心美、橋田 彩加)
学生に期待すること
無意識のうちに支配されてしまう先入観や固定概念を捨ててほしいと思っています。大学生というかけがえのないこの時期にアート思考に触れ、AIの普及とともにますます重要になってくるクリエイティブな資質を身に付けてほしいと思います。