「アート思考」を学んでビジネスで
イノベーションを次々と起こす
クリエイティブ人材を目指そう

経営学部マーケティング学科 加藤肇 ゼミ

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経営学部マーケティング学科 加藤肇 ゼミ

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ゼミ概要

⽇本企業の停滞を打破するためにはイノベーションが必要で、アート思考が注⽬されています。アート思考とは芸術家のように自由で創造的な発想を用いて問題提起や新たな提案を行う思考法で、教育やビジネスにも活⽤されています。加藤ゼミは、このアート思考を⾝につけることを⽬標とし、2年間を通じて楽しみながら学ぶプログラムを提供しています。就活サポートでは不動産デベロッパー、デジタルマーケティング、Sler、広告会社、小売り、メーカー、鉄道など多様な業種への就職を⽀援し、個別に業界選びやESのチェック、⾯接練習を⾏います。アットホームな雰囲気で、懇親会やゼミ⾏事、アート鑑賞などを通じてゼミ⽣同⼠の交流を深めています。

研究テーマ
ビジネスに活きる「アート思考」を身につける
ゼミの特徴
学内活動が中⼼のゼミです。⾃⼰分析ワークや社会の未来像を構想するグループワークなど就職に直結する力も身につきます。
主な活動
知覚⼒を⾼めるワークショップ、ビジネスデザイン、マーケティングコミュ ニケーション等のプランニング、合同でのアート鑑賞など。
ゼミ生の進路
不動産業、金融業、広告会社、IT、小売りなど
個人ワーク グループワーク
学内活動 学外活動
理論 実務

加藤ゼミ3つのキーワード

  • 今求められる
    アート思考という
    自由な発想法

    アーティストが作品を⽣み出す過程で⽤いる特有の認知的活動を指し、常識にとらわれない⾃由な発想や創造性を生み出します。デザイン思考は他者起点で問題解決を⽬的としているのに対し、アート思考は⾃⼰起点で、まだ誰も気づいていない課題を見つけ出し、問題提起や新たな提案を行うことを⽬的としています。イノベーションを促進する思考法としてビジネスでも注⽬されています。

  • ビジネスで役立つ
    アート思考を
    活かしたプランニング

    創造的な問いを投げかけ、ゴールを具体化し、アイデアを実現するプロセスはビジネスにおいても有効です。従来の手法とは異なり、新しい視点を提供し、イノベーションを生み出し、ビジネスにおいての独自性や競争力を高めることを可能としていきます。その過程においてアートの自由な発想と表現力を活用することで、AI時代における人間の感性と創造性を発揮することが求められています。

  • イノベーションを起こす
    クリエイティブ⼈材になる

    ビジネスでイノベーションを次々と起こすクリエイティブ人材(新しいアイデアを次々と生み出し実践出来る人)になるには、自分自身をよく知ること、好奇心を持ち続けること、創造的な問いを生み出せることが必要です。そして、失敗を恐れず実践し、学び続け、フィードバックを受けることが大切です。そこから生まれるユニークなアイデアがビジネスに新しい価値を生み出していきます。

カリキュラム

2年生

アート思考を理解する

アート思考を取り入れたキャリア設計プログラムを実施します。写真や絵を注視することで知覚⼒を⾼めるビジュアルシンキングや、⾃⼰撮影写真を⽤いた⾃⼰分析ワーク、“働く”を考えるグループワークなど多様なプログラムに挑戦します。これらを通じて業界研究も進め、楽しみながら学び、仲間との親交も深める⼯夫をしています。

3年生

アート思考を生かしたプランニングを実践する

2年次に学んだアート思考を⽣かし、未来を⾒据えた課題(ソーシャルデザイン、ビジネスデザインなど)に挑戦します。現4年⽣は「⽇本の⼥性活躍社会実現」をテーマに、⼥性⼈事コンサルタントと共にアート思考を意識したプランニングを実践しました。グループワーク中⼼で、最終的に外部専⾨家に評価される発表会を実施します。現3年生は、和菓⼦の⼈気向上や10年後のショッピングセンターの在り⽅をテーマにしています。

4年生

ビジネスの成功事例をアート思考の視点から読み解きます

2〜3年次の学びの復習と就職活動の⽀援が主な内容になります。成功事例が学べるビジネス動画等を活⽤して、その成功をアート思考の視点から読み解いていきます。企業が実践した画期的なマーケティング戦略やイノベーションの事例を理解し、その背景にある斬新な発想やアイデアのすばらしさを、これまでの学びと照らし合わせながら確認します。

カリキュラムは変更になる場合があります。

ゼミの取り組み

アート思考を取り入れたキャリア設計プログラムの実施

写真や絵を注視することで知覚⼒を⾼めるビジュアルシンキングや、⾃⼰撮影写真を⽤いた⾃⼰分析ワーク、“働く”を考えるグループワークなど多様なプログラムに挑戦します。

10年後のショッピングセンターの在り方を考える

グループワークで、10年後のショッピングセンターの在り⽅を考え、創造的な問いをきっかけにゴールを導き出します。最終的に外部専⾨家に評価いただく発表会を実施します。

ビジネスの成功事例をアート思考の視点から読み解く

企業が実践した画期的なマーケティング戦略やイノベーションの事例を動画等を通じて理解し、その背景にある斬新な発想やアイデアのすばらしさを、これまでの学びと照らし合わせながら確認します。

学生によるゼミ紹介

アート思考で説得力と新規性を兼ね備えた提案ができるように

橋田 彩加 
埼玉県立越谷南高等学校出身

私が加藤ゼミで学んだことは、固定観念にとらわれない考え方です。ゼミではアート思考を身につけ、それを活用してPBLを行っています。PBLでは、現実性や効率性よりも想像力を活用する必要があるため、論理的思考だけでは得られない斬新な答えを導き出すことができるようになります。産能では論理的思考を他の授業で学べる機会が多いため、ゼミで培った想像力と掛け合わせることで、説得力と新規性を兼ね備えた提案ができるようになりました。また、加藤先生やゼミ仲間の多様な価値観に触れ、心置きなく自分と向き合うことができます。

「アート思考」で固定観念にとらわれない思考を養う

寺山 奈留美 
屋久島おおぞら高等学校出身

私は「尺度を変えて物事を見る(アート思考)」というゼミの方針に強く共感し、固定観念にとらわれない思考を持ちたいと考え、加藤ゼミを選択しました。世の中の当たり前を疑うことで、課題の本質を理解する力がビジネスパーソンには必要であると考えたからです。授業では毎回1つのアート作品を見て、この作品の場面、なぜ作ったかについて意見を交わしますが、自分にはなかったゼミ生の考え方に毎回驚かされ、多くの発見があります。「人による見方の違い」「尺度を変えて物事を見る」ことを体感できるのが、このゼミの一番の魅力です。

学生に期待すること

学生の皆さんには、好奇心を持って何事にもチャレンジし、継続し続ける姿勢を大切にして欲しいと思います。また、ビジネスでイノベーションを次々と起こすクリエイティブな人材になっていただければ、とても嬉しいです。現在の日本は否定的なことが多く、幸福度が先進諸国と比べて低いと言われています。そしてとても複雑な時代で、何が正解かわからない時代でもあります。失敗は当たり前であり、それが次への糧になります。だからこそ、自己肯定感を高め、新しいことに挑戦し、考え抜き、自分を信じて前に進んで欲しいと思います。

加藤 肇 教授

中京大学 商学部卒 、第一企画株式会社(現:ADK) 、株式会社キングジム 、株式会社ジェイアール東日本企画を経て、産業能率大学 経営学部 教授

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