起業家育成と地方創生の実践で
「未来を創る」イノベーターを目指そう

経営学部経営学科 藤岡慎二 ゼミ

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経営学部経営学科 藤岡慎二 ゼミ

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ゼミ概要

藤岡ゼミは「起業家育成」「社会課題解決」「地域活性化」を軸に「未来を創る」人材の育成に注力しています。変化の激しい社会において「未来を予測する最善の方法は未来を創ること」という信念と「人は自由であるべき」という考えから、仕事を人生の自由と充実のためのツールと捉えています。起業をサイエンスとして捉え実践的なアプローチで成功への道筋を学ぶ「起業家育成」、日本の地方を課題先進地域と位置づけソーシャル・イノベーターを育成する「社会課題解決」、そして少子高齢化や人口減少などの問題に取り組みリバース・イノベーションを通じて社会変革を目指す「地域活性化」の3つの分野に焦点を当てて実践していきます。

研究テーマ
「起業家育成」「社会課題解決」「地域活性化」を軸に「未来を創る」人材の育成
ゼミの特徴
起業家でもある藤岡先生から活きた起業家としての学びや多くのプロジェクト実践経験が積めます
主な活動
2年生時には自分自身のやりたいことを発見し、3年生からは毎年4〜10の様々なプロジェクトを実践していきます。
ゼミ生の進路
教育業界、サービス業界、起業
個人ワーク グループワーク
学内活動 学外活動
理論 実務

藤岡ゼミ3つのキーワード

  • 起業家育成と地方創生

    起業家育成ユニットでは最新の経営学研究に基づき、リスク軽減と成功率向上に焦点を当てた起業教育を実践していきます。ビジネスプランコンテストへの参加や実際の起業体験を通じて、実践的なスキルを養成します。地方創生ユニットでは、全国の地域活性化に取り組み、起業や政策立案を通じて地方の仕事創出を目指します。現地での活動を重視し、理論と実践を融合させた学びの機会を提供しています。

  • 実践から自分なりの
    専門性を生み出す

    学生主導や教員主導で毎年4?10の様々なプロジェクトが立ち上がります。これまでも会津大学、博報堂、Cisco Systems、木古内町、楽天、無印良品など、様々な企業や自治体と協働しています。テーマは地方創生、創造的地域構築、アントレプレナー育成、、地域活性化、環境問題など多岐にわたります。数多くの実践から自分なりの専門性が生まれることを目指します。

  • 「未来を創る」人材になる

    変化の激しい現代社会では、「未来を創る」起業家精神を持つ人材が求められています。実践的なアプローチで起業をサイエンスとして学び、地方の課題解決に取り組むソーシャル・イノベーターとなるために、教室を超えたフィールド活動を通じて、リーダーシップも養成していきます。リバース・イノベーションで社会変革を実現する、「未来を創る」人材になることを目指していきます。

カリキュラム

2年生

自身の「やりたいこと」を発見する

自身の「やりたいこと」を好きなこと・得意なこと・大事なことを言語化する中で、発見するワークを実施します。自身の才能を見つけ言語化するワークにも力を入れています。

3年生

自身でプロジェクトの立ち上げを実践していく

「ビジネスの生み出し方講座」や「リーンスタートアップを元にした顧客開 発モデル」「ビジネスを生み出す12ステップ」を学び、自身でプロジェクトの立ち上げを経験します。3 年生後期からは前期で立ち上げたプロジェクトを実現に向けてプロジェクト学習(PBL) を実施します。
いずれも学生の自主性を重視します。

4年生

就職活動に向けた実践

就業力プログラムとしてES対策を実施します。1日でしっかりとエントリーシートを書き上げるイベントも実施します。面接対策やESの個別添削も実施します。就職活動と両立を図りながら、社会学や経済学の観点で社会の構造を捉える議論をしている。

カリキュラムは変更になる場合があります。

ゼミの取り組み

横瀬町×内閣府の地方創生プロジェクト(2024年)

埼玉県横瀬町の課題解決を目指したプロジェクトを実施しました。横瀬町の事業者や行政等のステークホルダーとの意見交換を行い、地域活性化にむけたプランの策定を行いました。

Cisco System様とのプロジェクト(2022-23年)

世界最大級のIT企業と協働し、日本中の高校をインターネットで繋ぎ、企業×PBLを通じたアントレプレナー育成を実施しました。

楽天様とのプロジェクト(2023年)

企業×地方自治体での地域活性化について、楽天社員の方々と協議、実践しました。

無印良品様とのプロジェクト
(2023年)

アパレルに興味を持つ学生が、環境負荷の課題に問題意識を持ち企画しました。無印良品様に出向き、独力で交渉し、洋服の端切れを使った子供のアート作品を制作するイベントを開催しました。

学生によるゼミ紹介

地方活性化への情熱をゼミ活動でかたちに

矢作 彩乃 
神奈川県立住吉高等学校出身

私が藤岡ゼミを選んだ理由は、祖父が山形県大蔵村で農業を営んでおり、その村が限界集落であることを知った高校生の頃から「地方を活性化するための勉強をしたい」と考えていたからです。ゼミでは、インターンシップのプロジェクトを仲間と進めたり、淡路島の団体と連携して農泊のモデルコースを提案したりと、地方での活動に積極的に取り組みました。藤岡ゼミは、起業や地方創生などに興味のある学生が集まり、各自でプロジェクトを立ち上げるので、先生や仲間からのアドバイスを受けながら自由に話し合い活動できる環境が整っています。

仲間と力を合わせて、0から目指す起業の夢

高橋 京之介 
岡山県立岡山操山高等学校出身

藤岡ゼミは「学生全員が実際に起業する」ことを目指しており、ゼミ生同士でチームを組み事業を考案し、3年後期には事業計画書を作成しています。最初はやりたいことが固まらず、不安を感じていました。しかし、2年後期の自己分析を通じて自分の目指す方向を見つけたことで、現在は群馬県嬬恋村での空き家再生事業を計画しています。このような実用的なアウトプットだけでなく、適切なインプットもあるため、大きく成長することができます。ゼミ自体は柔らかな雰囲気があり、自分のペースで仲間と共に楽しく成長できる環境が魅力です。

学生に期待すること

最近の学生はよく勉強しているし、学びにも貪欲で頼もしいです。そして、何かを達成したいという意欲で満ち溢れています。教員としてはいかに活躍する環境を用意するかがポイントだと考えています。あなたの影響範囲があなたの世界で、あなたはその世界の一部です。そして、実践からあなたなりの専門性が生まれてくると信じています。日本における課題をチャンスと捉えて、自分に問い続け、自分の「ことば」で生きてほしいです。より、一歩前に踏み出し、自身を取り囲む世界を変えて、未来を創るイノベーターになって欲しいです。

藤岡 慎二 教授

慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科修了 、2006年に教育コンサルティング会社、株式会社GGC(現:Prima Pinguino)を設立 、総務省地域力創造アドバイザー、内閣府地域活性化伝道師、OECD日本イノベーション教育ネットワーク連携研究員、慶應義塾大学SFC研究所上席所員、福井県高校問題協議会会長 、愛媛県立学校振興検討委員、文部科学省の事業評価員、産業能率大学 経営学部教授

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