子育て世代の声を反映、学生が子ども向け職業体験イベントを企画
キッズワークショップ
情報マネジメント学部3年 宮崎 心瑚
岩手県立盛岡第三高等学校出身
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子育て世代のインサイトに迫る
私が所属する松岡ゼミは「マーケティング力」と「ブランディング力」を磨くことを目的に、フィールドワークやワークショップの企画・運 営を行っています。
ゼミ活動の一環で、小学校低学年の児童を対象とした非認知能力の開発を目的に9/14(土)、15(日)にSANNOキッズワークショップという職業体験ができるイベントを開催しました。
イベント自体は今年で7回目を迎えますが、毎年、調査と実践を通して改善を重ねてきました。今回は、イベント実施に向けて、親が抱える子育ての悩みを発見し、解決することを目的に子育て世代を対象に調査を行いました。その際、「ラダリング法」と呼ばれる繰り返し質問をすることで、消費者インサイを明らかにする調査方法を活用しました。結果、コロナ禍以降、子どもたちが動画に依存する傾向が強くなっているといった課題を抱えていることが分かりました。そこで、動画だけではなく、子どもたちが手や頭を動かして楽しみながら遊べるブースを企画しました。
相手に合わせて柔軟にアプローチを変えていく
イベントは親子で参加ができ、子どもの知的好奇心を刺激し、手や頭を動かして楽しみながら遊べるものを考え、SANNOキッズワークショップと題し、職業体験テーマにしたイベントとすることにしました。
当日は、気象予報士、アイスクリーム屋さん、警察官、絵本作家、アクセサリー作家、マジシャンの6種類の職業体験ブースを用意。私は気象予報士のブースを担当しました。気象予報士という職業を知らない子どもに対し、その職業をどうイメージさせるかが課題でした。解決策として晴れや雨を説明する際に、晴れの日に着る服や空の色を例に挙げ、子どもたちの身近なものを取り入れて理解を深める工夫をしました。
またイベントにはターゲットにしていた小学校低学年の児童以外にも、2~5歳の子どもも参加していたため、相手に合わせて説明方法や体験内容を変えながら実施しました。
2日間連続で参加された方や、昨年度参加した方が、今年も参加していただいたりと、リピーターが多く、保護者からは、「普段の生活ではデジタルの遊びが中心で、体を動かして体験する機会や、親以外の人と関わる貴重な機会が得られる」と好評をいただきました。
物事を多面的に考えるスキルを養う
私は、キッズワークショップの運営を通じて、子どもたちにとって魅力的で分かりやすい体験を提供することができ、大きな喜びを感じました。
また、マーケティングの知識を活かしながら、物事を多面的に考えるスキルを養うことができたと感じています。これらのスキルは将来の社会生活において非常に役立つと感じており、これからのゼミ活動だけでなく様々な場面で活かしていきたいと思います。



※2024年度掲載
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