自由が丘イベントコラボレーション 履修生レポート

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自由が丘イベントコラボレーション 履修生レポート

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自由が丘イベントコラボレーション

この授業では自由が丘の街と学生がタイアップし、街の魅力をプロモーションします。「自由が丘スイーツフェスタ(5月開催)」「自由が丘女神まつり(10月開催)」「サンクスリバティ(12月開催)」でイベントの企画・運営を行い、街づくりや地域活性化、プロジェクト・マネジメントについて実践的に学ぶことができます。

今回インタビューを行ったのは、「自由が丘女神まつり2025」において「地方創生」をテーマにイベント企画を提案し、運営に携わった3人の学生です。開催当日までのプロジェクトをどのように受けとめ、どんな成長があったのか、実体験を語ってもらいました。

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地域と自由が丘をつなぎ、活性化に取り組める授業です

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村田 未来 経営学科2年 静岡県立沼津西高等学校出身

社会で求められる能力が総合的に養われる

この授業では、学生に「自由が丘で開催するイベントを通して、街の魅力をプロモーションする」というミッションが与えられます。大学と街と企業が一体となって取り組むプロジェクトであり、単にイベントの企画・運営のノウハウを学ぶ授業ではありません。自ら企画を立て、自由が丘商店街振興組合や協賛企業との連携、学生ボランティアの募集や育成、さらには経費の管理や資料・報告書の作成なども一貫して行います。

責任感や交渉力をはじめ、社会で求められる資質や実践力を総合的に養うことができる点に、この授業の魅力があると思います。


苦労の末に得た成功体験は将来の財産になる

履修した動機は、高校時代の課外授業にあります。地元である静岡県沼津市の活性化を目指し、街の魅力をアピールする広報物の制作やキャラクター開発などを行いました。しかし、提案することに留まり、形にして成果を図る機会はありませんでした。プランを実行に移し、長いスパンで地域活性化に関わってこそ真の課題を理解できると思い、大学でも取り組みたいと考えました。

そして、SANNOでの学びを通して、この授業に強い関心を持ちました。沼津と自由が丘をつなぎ、街の知名度やブランド力を活かして地元を盛り上げたいと考えました。「自由が丘女神まつり2025」で企画・運営したイベントでは、森さんと荒納さんの3人で共同代表を務め、プロジェクト全体をリードしました。前例のない企画だったので一筋縄には進みませんでしたが、だからこそ気づきや発見が多く、自ら考えて行動する力が鍛えられたと感じています。結果としてイベントには各都道府県の企業16社に出店していただき、約3,000人の来場者を迎えて大盛況でした。苦労の末に得た成功体験は、将来に活きる自分の宝物になりました。

実現したいことを、本気で後押してくれる人たちがいます

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森 来羅 マーケティング学科2年 千葉県立成田国際高等学校出身

前例がないからこそ実現に欠かせない想いと挑戦心

イベントの企画案は、履修生が8つのグループに分かれて検討しました。私たち3人に共通していたのは、地元に強い愛着を持っていることです。そうした想いをもとに打ち出したコンセプトが、「地域のまだ知られていない魅力の発信」でした。全国各地の魅力的な食材などを体験できるブースを設置し、来街者に新たな発見や出会いを届けたいと考えました。

このイベントは、前例のない試みでした。昨年までは実績のある協賛企業の商品をブースで扱っていましたが、今年はコンセプトに沿って全国各地から協賛企業を募り、一から出店を依頼する形をとりました。


逆境が成功へのステップになることを実感

一番苦労したのはコンセプトを決めるまでの段階で、当初は「五感で感じる日本全国の魅力」というコンセプトでした。企業との仲介をお願いするため、まずは30以上の都道府県の担当者にプレゼンテーションしました。しかし、「イベントの具体的なイメ―ジがわかない」「費用対効果を見通せない」といった理由から、すべて断られてしまったのです。

逆境に立たされたことは、より良いコンセプトやイベントへと進化させる好機になりました。企業が出店するメリットや地域を活性化する波及効果を明確にし、どのような来街者に何を体験してもらうのかを再構築したうえで、作成し直した企画書や資料を持参して再度アプローチしました。支えになったのは、自由が丘商店街振興組合の方のアドバイスでした。「考えこむ前に行動するべき。いきなり成功を求める必要はないですよ。」と声をかけていただき、あきらめることなく前進することができました。実現したいことに対して、関係者の方々が本気で後押してくださる環境の中で取り組めることも、この授業の大きな魅力だと思います。

さまざまな関係者と協働することは、社会のリアルを学ぶこと

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荒納 真緒 経営学科2年 新潟県私立関根学園高等学校出身

養われたのは、相手の懐に入るための傾聴力や対話力

イベントへの出店を依頼する企業との交渉は3人で分担して進めました。私が担当したのは、上越市・金沢市・北茨城市の計3地域です。出店のメリットを的確に伝えるため、地域の産業構造や自治体が抱える課題・ニーズを把握することが重要だと考え、事前の情報収集を徹底しました。さらに、東京で開催されている交流会にも足を運び、人脈を広げながら地域に関する知見を深めました。

その結果、地元の食材や酒類を扱う企業から出店可能との返答をいただいた際には、言葉に表せないほどの喜びを感じました。

企業や自治体、商店街の方々との交渉を重ねる中で身についたのは、相手の話に耳を傾け、本音を引き出すための傾聴力や対話力でした。出店決定後は、開催に向けて各社と打ち合わせを行い、必要な手続きや準備を一つひとつ進めました。複数のタスクに優先順位をつけ、期限を意識しながら確実に実行していく計画力が身についたことも、大きな収穫だと感じています。


運営業務に携わり、組織や人のマネジメントを実践

イベント運営では、3人それぞれが役割を分担しながらも、必要に応じて互いにフォローし合い、全体の業務を担いました。私は企業ごとに提出する企画書や資料の作成、各社の出店ブースで使用する備品の手配・管理などを担当し、限られた時間の中で正確かつ効率的に進める工夫を重ねました。

また、イベント当日の運営を支えるため、学内から1年生のボランティアスタッフを募集し、作業内容のレクチャーや指示出しを行いました。初めて参加する学生が安心して動けるよう声かけやフォローを意識し、円滑な運営につなげることができたと感じています。こうした経験を通して、組織や人を動かすためには、相手の立場に立ったコミュニケーションが不可欠であることを実感しました。


この授業では、さまざまなステークホルダーと協働しながら一つのイベントをつくり上げました。それは、社会のリアルを肌で学ぶ経験でもありました。得た知識や経験は、地方創生ユニットやゼミでの学びに今後も活かしていきたいと考えています。卒業後は地域活性化に携われる企業に就職し、将来的には地元に戻って街づくりに関わることが目標です。

※2025年度掲載

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