石垣島の新しいお土産の企画に挑戦
初年次ゼミ
経営学部1年 髙橋宏大(写真右)
神奈川県川崎市立橘高等学校出身
- #PBL
- #ゼミの学び
入学直後の授業でPBLに挑戦
入学後最初の授業で「初年次PBL(課題解決型学習)」が行われました。課題をもとにグループでアイデアを出し合い、商品企画案を考え、コンテスト形式でプレゼンテーションを行うという本格的な内容でした。
SANNOでは、全1年生が1クラス30名程度の初年次ゼミに所属し、PBLに取り組みます。同級生たちとは初対面の挨拶もそこそこに、1チーム5人ほどでグループを構成し、プレゼンテーションに向けたアイデア出しから始めました。
石垣島の新しいお土産の案を企画する
今回の課題は、「石垣島の新しいお土産としてご当地カプセルトイ(通称:ガチャガチャ)の中身を考える」というものでした。
最初に思い浮かんだターゲットは、親子連れの観光客。しかし、メンバーの一人が「石垣島には中国や台湾からの観光客が多い」という点に着目しました。そこで私たちは、中国や台湾から訪れる観光客の属性や特徴について調査を始めました。その結果、若い女性の旅行客が多く、「推しぐるみ(推しのぬいぐるみ)」が人気を集めていることが分かりました。そこから「推しぐるみ」用の着せ替え琉装(沖縄の伝統的な衣装)をカプセルの中に入れるというアイデアが生まれました。

学びを深める理由が明確に
この体験から、いくつかの大きな気づきを得ることができました。まず、チームで議論することの大切さです。全員で意見を出し合わなければ、「海外からの観光客」という視点にたどり着くことはできなかったと思います。また、プランに説得力を持たせるためには、調査の精度を高める必要があるとも感じました。「推しぐるみ」が人気であるという結論には至りましたが、その背景にある根拠をさらに深掘りする必要があると実感しました。それでも、私たちのグループは、ターゲットを海外からの観光客に絞り、彼らに合った商品企画を提案できた点が評価され、プレゼンテーション大会で最優秀賞を受賞することができました。初めてのPBLは、学ぶ意欲を大きく高めてくれる、刺激的な体験となりました。



※2025年度掲載
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