石巻の海産物の魅力を最大限に引き出すマーケティング戦略
松尾ゼミ 石巻プロジェクト
経営学部3年 定方 海樹
埼玉県立草加南高等学校出身
- #消費者インサイト
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マーケティングの知識を活かし、石巻のブランド価値を高めるには?
私が所属する松尾尚ゼミでは、「消費者インサイト」の研究を行っています。消費者インサイトとは、消費者が自分自身でも気付いていない本音や動機のことで、消費者の行動や購買がなぜ行われたのかを分析する手法です。
私たちは石巻魚市場買受人組合と協力し、「石巻のブランド価値を高め、地域創生に寄与する」というテーマでプロジェクトを行いました。
まず、プロジェクトを進めるにあたって消費者インサイトを探ることになり、自由が丘の30代~40代の約100名を対象に石巻のイメージについてアンケート調査を実施しました。その結果、「海」「魚」という声が挙げられた一方で、「震災」という印象が根強く残っていることが判明しました。私たちは石巻のイメージをポジティブなものに転換したいと考えました。
石巻の魅力を発信!自由が丘女神まつりで「石巻海鮮焼きそば」のブースが大盛況
石巻のブランド価値向上を目指すプロモーション活動として、10月に開催された「自由が丘女神まつり2024」にて、「石巻海鮮焼きそば」のブースの出店を企画しました。この企画は、石巻の食材を実際に食べてもらい、食材の魅力を多くの人に伝えることが目的です。石巻の海産物をアピールする装飾を施し、石巻の魅力が記載されているチラシを配布しました。また、「石巻海鮮焼きそば」と日本酒とのペアリングを提案しました。その結果、ブースは連日大盛況で、「石巻海鮮焼きそば」の売上目標を達成し、昨年の倍以上の成果を上げることができました。
プロジェクトを通じて理論を超えた実践的なスキルを身につけることができた
私はこのプロジェクトのリーダーを任されました。一人で抱え込んでしまいそうになることもありましたが、松尾先生から「チームメンバーと協力すれば時間も短縮できる」と助言をいただき、メンバーとの連携を心掛けました。この経験を通じて、対外交渉力やチームをまとめる力を実践的に学び、リーダーとしての成長を感じることができました。
また、今回のプロジェクトを通じて、消費者の行動変容を促すことの重要性を感じました。消費者の価値観、共感するポイント、購買行動に至る過程を実際に分析し、プロジェクトを実行することで、理論を超えた実践的なスキルを身につけることができたと感じています。


※2024年度掲載
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