就職がゴールではなく、生涯にわたって 自分を高めていくことの大切さに気づきました
キャリアを考える
経営学部2年 谷下 萌絵
神奈川県横浜市立戸塚高等学校出身
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キャリアを人生と捉え、「自分を知る」から始める
SANNOでは1年次からキャリア教育が始まります。そのファーストステップとして後期に履修するのが「キャリアを考える」という必修科目です。
受講する前は、先々の就職活動に役立つ情報を得るための授業だと思っていました。しかし、14週にわたって開講される授業は、想像とは全く異なる内容でした。自己理解に始まり、働く意義や今後の人生について考えたうえで、社会の仕組みや求められる能力などを段階的に学びます。また、考えを言語化する習慣が身につくレポート作成など、実践力を磨くことができます。
この授業は私にとって、キャリアを広く捉えて将来の可能性を探るきっかけになりました。
自分の強みや弱みを知り、磨くべき能力に気づく
授業の中で特に印象に残っていることの一つに、自分を客観的に知ることができた初回の「基礎力判定テスト(PROGテスト)」があります。テストの結果では、私の強みは協調性がある一方で、弱みは統率力にあるという判定結果が出ました。それは、自分が自覚していたことでもありました。入学前の私は、人前で話すよりも聞き役にまわる場面が多く、その背景には、集団の中で場の雰囲気を乱す、相手を傷つけたくないという心理がはたらいていました。そんな自分を変えたい、主体的に行動や発言ができる自分になりたいと思ったことが、SANNOを目指した理由です。リーダーシップを磨くことが、自分の成長につながるということがテストで明らかになった今、積極的にリーダー役を務めるようになりました。その際に意識しているのは、自分が本来持っている協調性という強みを以下したいと思いました。誰もが発言しやすい雰囲気を作ることで議論を活性化させる、そんなリーダー像を掲げながら日々努力しています。
活躍する上級生から学んだ、キャリアを築く学び方
また、終盤の授業「キャリアダイアローグ(先輩と語る)」は、学びのスタンスを定めるうえで参考になりました。大学で身につけたスキルや知識が現在のキャリアにどのように活きているかを、上級生の方々から直接聞くことができたからです。どの授業に対しても、学ぶ目的を明確にして取り組むこと。計画的に学習を進めることで、目指すキャリアを軌道修正する余裕をつくること。これらのアドバイスをもとに日々の大学生活を送っています。 キャリア教育を通して私の職業選択の軸が“人を笑顔にすること”と明確になっていきました。入学当初は、なんとなく将来は食品メーカーで商品企画に携わりたいと考えていました。しかし、自分の軸がはっきりすることで、逆に視野が広がり、さまざまな業界や仕事に興味を持つようになりました。
※2024年度掲載
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