現場に触れることの重要性に改めて気づきました
訪中団参加レポート
経営学部3年 志賀晃大
茨城県立日立北高等学校出身
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ニュースで見る中国は、自分のイメージとは違う
現在、アルバイトで卓球のコーチをしており、中国出身の方にレッスンをすることがあります。その方たちは非常に優しく、私自身、好印象を持っていました。
しかし、テレビや新聞のニュースで見る中国は、ネガティブな情報もあり、私が感じていた中国とは少し違っていました。
そのギャップを埋めたいと思い、日中友好都市東京都成年訪中団(以後:訪中団)に応募し、採用されました。訪中団に参加したのは、大学生を中心に約90名でした。海外渡航は初めてでしたので、言葉や安全面での不安がありましたが、英語で話せばなんとかなると思い、参加しました。
主体的な学生たちに囲まれて刺激を受ける
訪中団のプログラムは、現地大学生との交流、万里の長城や故宮博物館といった文化遺産の見学、そしてIT企業の訪問もありました。
参加してわかったのは、自分の世代に多くの優秀な学生がいるということです。他大学から参加していた学生は、英語や中国語のほかにアラビア語を独学で学んでいる学生がいました。政治学という視点から中国を観察したいという目的意識が明確な学生もいました。
また、現地の大学生もとても優秀で、日本への留学経験がないにもかかわらず流暢な日本を話す学生もいました。
こうした学生たちに囲まれながら、刺激を受けたのはもちろん、日頃から学んでいる経営学を活かすことができました。IT企業へ訪問したり、地域創生に成功した村を視察したりした際に、どのようにして成功したのか、授業で学んでいる経営学の視点から考え、学びを自分に落とし込むことができました。SANNOでの学びは間違いなく社会だけでなく、世界でも通用するのではないかと感じました。
また、1年次に学んだ発音から学ぶ英語の有効性を確認することもできました。世の中には、優秀な人材が大勢いる。しかし、自分も太刀打ちできないわけではない。そんな気づきがありました。

生活インフラの重要性に気づく
中国では、首都である北京に滞在しました。街は想像以上に近代的で、特にIT技術の社会実装は日本より遥かに進んでいると感じました。しかし、トイレや水道などの生活インフラの充実度は、まだ改善できる点があると感じました。
私がSANNOを選んだ理由は、地域社会が抱える課題の解決方法を探すということでした。今回、中国を訪問したことで、より良い社会を築くには、生活インフラ整備という視点が欠かせないと強く感じました。その気づきをきっかけに、インフラ事業に携わる企業に興味を持つようになりました。
訪中を経て、気づいたのは、現場を見なくては、実態が見えて来ないということです。また、広い世界に飛び出すと、確実に視野が広がるということです。その意味で勇気を出して訪中団に参加して良かったと思います。
来年は、英語力を試すために欧米への短期留学を計画しています。
※2024年度掲載
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