さらなる緊張感と達成感を求めて。ビジネスプランコンテストにチャレンジ!
神奈川産学チャレンジプログラム ~最優秀賞受賞!~
情報マネジメント学部3年 武尾朱里 静岡県私立桐陽高等学校出身
自分を変えたい、チャレンジの場としてSANNOへ
大学に入学するまでの私は、特に夢中になりたいこともなく、そつなく学校生活を送るごく普通の高校生でした。それでも、心のどこかでそんな自分を変えたいという気持ちがあったのかもしれません。高校生2年生の夏に参加したオープンキャンパスで、人前で堂々と発表する姿や、主体的に行動し、多くの参加者とコミュニケーションをとる姿に触れ、「なりたい自分」に出会えた気がしました。一方で、大学に入るだけで、これまで人前に出ることを避けてきた自分が変われるのだろうか?という不安もありました。ところが大学に入学した途端、迷う間もなく、全員がグループワークやプレゼンテーションに取り組むことに。初めは戸惑いましたが、チームで取り組む学び方を体験し、自分自身が参加している、前に向かっている、そんなやりがいを感じるようになりました。
緊張感の高いステージで、自分の実力を試したい
チームプロジェクトにやりがいを感じ、2年次には「スポーツ・プロモーション」の授業を履修、スポーツイベントの企画と運営を体験しました。大勢の学生が関わるプロジェクトは、各チームの足並みをそろえるなど統制をとることが難しく、苦労もする一方で、先生や球団職員の方々が適切なサポートをしてくれるので、道をそれることがないという安心感がありました。もっと自分自身でやり遂げる、負荷の大きい体験をしたい。そう思い、2年次の後期に小野田ゼミを志望しました。小野田ゼミでは、外部機関が主催するビジネスプランコンテストへの参加を活動の中心に置き、自分自身が試される環境があったからです。
防災への想いをビジネスとして形にしたい
3年次の4月からビジネスプランコンテストへの参加に向けて準備を進めました。神奈川経済同友会の所属企業が提示したテーマから、取り組みたい課題を選択し、施策提案を行う「神奈川産学チャレンジプログラム」です。私はメンバーを募り、チームを率いてチャレンジすることにしました。選んだテーマは、「たてもの修繕・リフォーム企業」が出題した防災を切り口にした新事業プランでした。市民生活に身近で今後の社会に求められる、自分たちも学んでみたい分野だったというのが理由です。私たちの世代は、小学生の頃に東日本大震災を経験しています。しかし、当時はまだ、小さかったこともあり、記憶が曖昧で防災への意識も薄くなっています。施策提案を検討する中で、防災について理解を深めたいという想いがありました。私が静岡出身で常に防災を意識する立場だったこともありました。
全力を尽くした達成感がこれからの自信に
チームのメンバーは4名。リーダーとして意識したのは、コミュニケーションと計画性でした。コミュニケーションを密にすることで、全員が納得してプロジェクトと向き合えると考え、最終プレゼンテーション実施の11月まで休日や夏休み期間中も欠かさず、オンラインで毎日打ち合わせをしました。アンケート調査やインタビュー調査もメンバー全員で取り組むことができました。また、計画を早めに立てていくことで、さまざまな可能性を探れる、途中で方向性が変わっても軌道修正ができると考えました。Webマーケティングの活用、自治体での調査、企業へのヒアリング等、検討時間をしっかり取って緻密に計画を立てたことで実現できました。メンバー全員が「全力を尽くした!」と言い切れるほど、プロジェクトに集中して取り組みました。それだけに最優秀賞受賞を知った時は、全員、心から喜びが沸き上がってきました。提案先企業の社長から「一緒に働いてもらいたい」と言ってもらえるほど、プレゼンテーションを絶賛していただいたことが嬉しく、やってきた成果を実感して、これからに向けての自信となりました。
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※2021年度掲載