マーケティング学科 学生の声

学生の声

七井 萌葉 4年 東京都立晴海総合高等学校出身
消費者インサイトへのアプローチが、マーケティングへの深い理解と自己成長を促してくれました。
マーケティングに興味を持ったのは、高校で受けた経営学の授業がきっかけです。よく目にするお菓子やよく行くコンビニにも購買を刺激する仕掛けがあることを知り、人の心を動かす手法を学んでみたいと思いました。
理論だけでなく、実践して学ぶ場が多いと聞いていましたが、授業はまさにその通りでした。例えば顧客インサイトの授業では、まずインタビュー調査や行動観察で事実を集め、分析する方法を学びます。その後は実習でインスタント食品を食べるユーザーの映像を見て、隠れた心理を探ります。その結果、商品の味や形を変更するだけでなく、より食べやすくするなど、商品開発においてさまざまなアプローチができることに気づきました。マーケティングの土台となる消費者心理を学んだことで、自分にも相手の思いを汲み取ろうとする気持ちや、色々な価値観を認める姿勢が生まれました。
4月からは就職先で店舗に立ち、売場づくりやスタッフのマネジメントを行いますが、授業で学んだ観察力や分析力を活かして、お客様の購買意欲を高めていきたいと思います。また、誰かの生活を便利に豊かにできるような商品企画にも関わりたいと考えています。
市川 皓也 3年 東京都立豊多摩高等学校出身
2年次に起業を実現。 夢を叶えた原動力はマーケティングの学びにありました。
SANNOのマーケティング学科を志望した理由は、日本のボードゲームに魅了されたことでした。
高校時代にボードゲームを広げるための事業を起こしたいと計画しましたが、当時は知見がなく途中で断念しました。大学でマーケティングを専門的に学び、再び夢に向けてチャレンジしたいと思いました。まず、ターゲットを20代の若者に設定し「学生の新しい遊び場」をコンセプトにボードゲームカフェを開店することとしました。そこから、客単価や客数から月の売り上げ予測を立て、事業計画書をまとめました。
また、実務家の先生からは、他のボードゲームカフェとの差別化は?収益を上げるには?といった視点でアドバイスをいただきました。そして、さまざまな準備段階を経て、2年次の5月に完全予約制の「ボードゲームカフェ」を開業しました。若者を中心に顧客開拓を行い、オープン1年で黒字化することができました。
カフェの運営には、大学で学んだマーケティングの知識が非常に役立ちました。市場調査、売上予測、財務の知識など、確かなデータをベースにしつつ、消費者のニーズの深掘りやプロモーションが重要であることを実感しました。マーケティングで学んだことを事業で実践する、最高の学びができています。

※2023年取材