マーケティング学科

マーケティング・イニシアティブ

マーケティング・イニシアティブとは

1年次配当のラウンドⅠ(問題発見編)、2年次配当のラウンドⅡ(問題解決編)、3年次配当のラウンドⅢ(提言編)の3つのラウンドで構成されているマーケティング学科の新設科目。
従来の4年間のPBLと相互に成果を活用するプロジェクト中心カリキュラム。
step1
ラウンドⅠ(問題発見編)
3、4名のチームで、関心のある企業が抱える課題を発見し、問題状況を整理して発表する。
step2
ラウンドⅡ(問題解決編)
チームで、ビジネスプロフェッショナルと協働して解決策を検討し、プレゼンテーション。ビジネスプロフェッショナルから実践 を想定したフィードバックを得る。
step3
ラウンドⅢ(提言編)
ビジネスプロフェッショナル・アカデミックアドバイザーのダブルサポートを得ながら、テーマとした企業・組織が直面するであろう課題を設定し、解決策を提案書にまとめ、直接プレゼンテーション機会を創出する。

自分らしいキャリアを描く

自ら課題を発見し、課題解決のプロセスを設計するという活動を通して、世の中に存在するさまざまな問題の本質を見極める力を養成します。
また多様な仲間と、社会が直面している課題に取組み、実践を通じて自らの強みと弱みを自覚し、今後の学習計画、将来のキャリアについて考えを深めます。

  問題を発見する    変えたい問題を探し、興味や関心に出会う!
  解決策を考える    変える方法を考え、個性や強みに気付く!
  自ら行動する    変えようと行動し、目標や夢が出来る!

社会で求められる力とは

監修教員が語る!マーケティング・イニシアティブの特徴
変化を先導していくチェンジメーカーが求められる
挑戦したことを評価してくれるSANNOの教育

マーケティング・イニシアティブ、はじまる

いよいよプログラムが始まりました。今年度はマーケティング学科1年生から32名の学生と大手メーカー、IT、アウトソーシング、流通、金融、エンターテイメントなど日本を代表する企業に勤務する卒業生10名が参加しました。

2022年度 ラウンドⅠ(問題発見編)を終えて

2020年卒業 小松瀬七さん 株式会社リクルート勤務
知識は後から学べばいい。大事なのは知ろうとするマインドです
在学時代にお世話になった先生から声がかかり、母校に恩返しをするつもりで授業に参加しました。最初は「後輩を前に社会人としての体験談を話すのかな?」と気軽に考えていました。まさかグループの一員として一緒に議論し、知見を共有する場になろうとは!良い意味で予想が裏切られ、有意義な時間になりました。企業分析にとどまらず、事業分析、業績分析までを行なっていたことに、授業のレベルの高さを感じました。私が後輩たちに求めたのは、「見たことをそのまま言うのではなく、背景にある理由をしっかり調べ、その上で自分の意見を述べること」でした。普段からコミュニケーション力が鍛えられているSANNO生らしく、授業が終わる頃には、全員が私の要望を大きく超えていきました。後輩から大きな刺激をもらう体験になりました。
1年 浅井菜緒 石川県立金沢錦丘高等学校出身
考え抜き、調べ尽くす。その重要さを先輩から学びました
私たちのチームが調べたのは、誰もが知る大手家電メーカーでした。「大きな会社に問題なんてある?」というのが最初の印象でした。ところが企業を細かく分析するうちに、事業ごとに業績が異なることが分かりました。「問題を発見した!」とその時は思いました。翌日、大手電気メーカーに勤務する先輩が加わり、自分たちの視野の狭さに気づかされることになりました。「事業は本当にそれだけなの?」「この事業の国内外のシェアは?」「過去5年の業績の伸び率は?」と次々と質問を投げかけられましたが、私たちは何も答えられませんでした。多様な角度から考察し、深く考える重要性を知りました。こんなに優秀な先輩がいることを誇らしく思うとともに、先輩をお手本に社会に出て活躍できるように残りの大学生活を頑張りたいと思います。