マーケティング学科

マーケティング・イニシアティブ

「ゼロから1を生み出す力」を求めて
ビジネスの最前線で活躍する卒業生と協働し、課題を考え抜く

課題発見というと、企業の弱みを見つけることと捉えがちですが、それだけではありません。SANNOが考える課題発見とは、企業がさらに成長するために必要な飛躍の種を探り当てること。授業ではまず企業を分析することから始めます。
1年次配当のラウンドⅠ(問題発見編)、2年次配当のラウンドⅡ(問題解決編)、3年次配当のラウンドⅢ(提言編)の3つのラウンドで構成。
従来の4年間のPBLと相互に成果を活用するプロジェクト中心カリキュラム。

社会で求められる力とは

監修教員が語る!マーケティング・イニシアティブの特徴
変化を先導していくチェンジメーカーが求められる
挑戦したことを評価してくれるSANNOの教育

2023年度マーケティング・イニシアティブ

大手メーカー、IT、アウトソーシング、流通、金融、エンターテイメントなど日本を代表する企業に勤務する卒業生14名が参加しました。

参加した卒業生・履修生の声

2020年卒業 小松瀬七さん パーソルワークスイッチ コンサルティング株式会社勤務
知識は後から学べばいい。大事なのは知ろうとするマインドです
在学時代にお世話になった先生から声がかかり、母校に恩返しをするつもりで授業に参加しました。最初は「後輩を前に社会人としての体験談を話すのかな?」と気軽に考えていました。まさかグループの一員として一緒に議論し、知見を共有する場になろうとは!良い意味で予想が裏切られ、有意義な時間になりました。企業分析にとどまらず、事業分析、業績分析までを行なっていたことに、授業のレベルの高さを感じました。私が後輩たちに求めたのは、「見たことをそのまま言うのではなく、背景にある理由をしっかり調べ、その上で自分の意見を述べること」でした。普段からコミュニケーション力が鍛えられているSANNO生らしく、授業が終わる頃には、全員が私の要望を大きく超えていきました。後輩から大きな刺激をもらう体験になりました。
浅井 菜緒 石川県立金沢錦丘高等学校出身
考え抜き、調べ尽くす。その重要さを先輩から学びました
私たちのチームが調べたのは、誰もが知る大手家電メーカーでした。「大きな会社に問題なんてある?」というのが最初の印象でした。ところが企業を細かく分析するうちに、事業ごとに業績が異なることが分かりました。「問題を発見した!」とその時は思いました。翌日、大手電気メーカーに勤務する先輩が加わり、自分たちの視野の狭さに気づかされることになりました。「事業は本当にそれだけなの?」「この事業の国内外のシェアは?」「過去5年の業績の伸び率は?」と次々と質問を投げかけられましたが、私たちは何も答えられませんでした。多様な角度から考察し、深く考える重要性を知りました。こんなに優秀な先輩がいることを誇らしく思うとともに、先輩をお手本に社会に出て活躍できるように残りの大学生活を頑張りたいと思います。
大河内 陸丸 神奈川県立七里ガ浜高等学校出身
卒業生の実力を目の当たりにして 学ぶ意欲が高まりました
卒業生と実際にPBLを行えることがこの授業を履修した理由です。SANNOで学んだ卒業生がどのような人たちなのか興味を持ったからです。
実際に履修してみると、授業のレベルの高さと卒業生たちの視野の広さに圧倒されてしまいました。まずは、学生のみでチームを作り、選んだ企業の財務や売上データをもとに、強みや弱みについて分析を行いました。2日目からはチームに卒業生が加わり、企業をさらに成長させるにはどうすればよいか、データを深堀りすることから始めました。
卒業生からのアドバイスで印象に残ったのは、数字の背景にある要因分析こそが重要ということです。それは市場環境や事業戦略など広い視点から企業を観察しなければ見えてきません。卒業生のみなさんの的確な分析やリーダーシップを目の当たりにし、自分もSANNOでさまざまなことにチャレンジし、貪欲に学ぶことで先輩たちのようになりたいと強く思いました。