経営学部マーケティング学科

マーケティング・イニシアティブ

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マーケティング・イニシアティブ

「ゼロから1を生み出す力」を求めて
ビジネスの最前線で活躍する卒業生と協働し、考え抜く

課題発見というと、企業の弱みを見つけることと捉えがちですが、それだけではありません。SANNOが考える課題発見とは、企業がさらに成長するために必要な飛躍の種を探り当てること。授業ではまず企業を分析することから始めます。

1年次配当のラウンドⅠ(問題発見編)、2年次配当のラウンドⅡ(問題解決編)、3年次配当のラウンドⅢ(提言編)の3つのラウンドで構成。
夏休み期間を利用して開講される集中プログラムです。

PBL(1年次:初年度PBL/2年次:企業連携型授業/3年次:マーケティング・プロジェクト)/超実施型PBLマーケティング・イニシアティブ(1年次:ラウンド1/2年次:ラウンド2/3年次:ラウンド3)

授業の様子

大手メーカー、IT、アウトソーシング、流通、金融、エンターテイメントなど日本を代表する企業に勤務する卒業生が参加しました。

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参加した卒業生・履修生の声

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新入社員を即戦力に育てる心構えで、後輩たちと向き合っています

2015年卒業 藤田杏奈さん
株式会社ユーグレナ サステナブルブランド戦略部勤務

授業への協力は快く引き受けさせていただきました。自分を成長させてくれた先生や、母校に恩返しがしたいと思ったからです。

私は初年度から3年連続で参加しています。ラウンドを重ねるたびに、議論やアウトプットの質が上がり、後輩たちの成長を実感できることが楽しみです。目を輝かせさせながら、社会やマーケティングの現場を知りたがる学生たちを目の当たりにすると、自分も初心に帰ることができます。

今回、施策提案を依頼した川田さんのチームとは、弊社の新入社員を育てる心構えで向き合いました。学生たちとは隔週に一度ミーティングを行い、一人ひとりの思考や強みなども把握するように努めました。施策の検討にあたっては、ロジックツリーの作成や各種フレームワークにもとづいて、ターゲットとなる消費者の解像度を上げてもらいました。それは社内でも行っているマーケティングのプロセスなのですが、こうしたスキルを当たり前のように使いこなす後輩たちを見て、普段の学びの賜物だと感心しました。

提案された数々の施策の中には、すぐに導入できそうな実効性の高いプランもあり、採用を検討しているところです。この活動は、私たち卒業生にとっても刺激になっています。

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先輩方と協働し、高難易度の課題に挑んだからこそ、社会で通用する実力を養えました

川田 ゆい 神奈川県立横浜氷取沢高等学校出身

この授業を履修した一番の理由は、企業の最前線で活躍する先輩方と課題解決に取り組めるからです。

受講して驚いたのは、先輩方もチームの一員となり、対等な立場でグループワークを進めていくことでした。企業人の視点から意見を出してくださるので、自分との実力差を知ることができました。

印象に残っているのは、1年次の問題発見編です。主観的な捉え方で分析を行ってしまい、「それは感想に過ぎない」と先輩から指摘を受けました。根拠となるデータを示さなければ社会では通用しないということを実感しました。3年次の提言編では、株式会社ユーグレナの新商品のプロモーション施策提案に取り組み、同社でブランド戦略に携わる藤田先輩と協働しました。それまで学んできたマーケティングの知識や観点を、リアルなビジネス課題の解決にどう活かすか苦戦したものの、考え抜いた約100案の施策を提案しました。一定の評価を得られたことは、3年間を通してハイレベルな課題にチャレンジし続けてきたからだと思います。

授業を通して問題の本質を客観的に見抜くことの大切さを学びました。課題解決に向けて顧客、企業、社会など、多角的に分析できるようになり、自分の成長を感じています。