授業力向上フォーラム(静岡開催)講師プロフィール

講師プロフィール

小宮山 利恵子(こみやま りえこ )
株式会社リクルート スタディサプリ教育AI研究所 所長 /国立大学法人 東京学芸大学大学院教育学研究科 准教授

1977年東京生まれ。早稲田大学大学院修了後、衆議院、ベネッセ等を経てリクルートにて2015年より現職。経団連EdTech戦略検討会座長。他に、東京工業大学リーダーシップ教育院、ANA、熊本県八代市等のアドバイザーを兼務。テクノロジー/AI、五感を使った教育、アントレプレナーシップ教育の領域を中心に国内外問わず幅広く活動。著書に『教育AIが変える21世紀の学び』(共訳、北大路出版、2020年)、『レア力で生きる 「競争のない世界」を楽しむための学びの習慣』(KADOKAWA、2019年)、『新時代の学び戦略』(共著、産経新聞出版、2019年)など。国内A級(四輪)、AOW、唎酒師。
渡邉 久暢(わたなべ ひさのぶ)
福井県教育庁高校教育課参事(高校改革)


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母校である若狭高校に初任で着任。藤島高校、福井県の指導主事などを経て2015年から2020年まで再び若狭高校に。2014年~2017年まで京都橘大学の非常勤講師も務めた。2021年から2年間、藤島高校にて教頭を務めた後、2023年4月より福井県教育庁高校教育課参事(高校改革)として、福井県立学校の魅力化増進、特に探究的な学びを中心としたカリキュラム構築を支援・伴走している。

「総合的な探究の時間」に関する研究では、2002年に学習指導要領にて「総合的な学習の時間」が新設された際に文科省の研究指定を受け研究開発に取り組んで以来、実践研究に取り組んできた。2003年度には、経済産業省の研究指定を受け、株式会社キャリアリンクと共に「起業教育モデル授業」の開発に取り組むなど、PBL(課題解決型学習)の実践、アントレプレナーシップの育成研究にも取り組んだ。IB(インターナショナルバカロレア)カリキュラムに関する研究もふまえた上で、2010年~2012年まで藤島高校にて、SSHカリキュラムの開発に取り組む。2013年・2015年~2020年は若狭高校にてSSHカリキュラム開発を担当する。2018年~2020年まで同校にてSSH・研究部長を務めた際には、SSH中間評価(2019)にて全国一位の評価を文部科学省から得た。OECDイノベーションスクールネットワークの一員として、OECDが提唱する「Education2030」の開発にも協力したり、OECDシュライヒャー局長の前で数回英語にてプレゼンテーションを行ったりするなど、国際的にも研究発表の場を広げてきた。

藤島高校では、教頭の立場から校務分掌改革等の組織マネジメントのあり方や、探究的な学びの充実を通した、総合型選抜・学校推薦型選抜入試の積極的受験体制の構築等について実践的に研究を深めた。
探究的な学習に関する研究成果については、研究論文として、「課題設定能力を育むカリキュラムをデザインする:教員の組織化と、外部人材の充実した連携を通して」(2019 福井県立若狭高等学校『研究雑誌』49、pp.52-68)、「エビデンスにもとづく「探究」の評価に関する研究 : 若狭高校における取り組み」(2019 日本教育工学会研究報告集)などがある。
2023年11月26日教育目標・評価学会「高大接続の課題を教育目標・評価論の観点から検討する」にも指定討論者として登壇予定。
溝上 慎一(みぞかみ しんいち)
学校法人桐蔭学園 理事長 桐蔭横浜大学 教授

大阪府立茨木高校卒業。神戸大学教育学部卒業、京都大学助手、講師、准教授、教授を経て、2019年学校法人桐蔭学園理事長。桐蔭横浜大学学長(2020-2021)。京都大学博士(教育学) 日本青年心理学会理事、大学教育学会理事、文部科学省高等教育局スキームD(座長)、文部科学省総合教育政策局・日本学術振興会リカレント教育推進事業委員会(委員長)、電通育英会大学生調査アドバイザー。日本青年心理学会学会賞受賞。 
黒瀬 直美(くろせ なおみ)
広島城北中学校・高等学校 教諭

商業科、普通科、定時制、総合学科、国立大学付属中高一貫校、私立中高一貫校と様々な実態の学校を歴任。その都度、生徒の興味・関心を喚起する授業のあり方を模索してきた。2001年から2011年まで月刊国語教育(東京法令出版)で自身の実践の日々を綴ったエッセイを連載した。課題発見解決学習のカリキュラムマネジメント推進委員となり、校内の授業改善のリーダー役を務めたり、総合的な探究の時間の授業デザインに取り組んだり、ICTを活用した国語科の取り組みについても発信を行っている。3年前より、「今日も明日も授業道オンライン交流会」というオンライン研修会を隔月で開催し、全国の国語科の先生との交流を通して、様々に学んでいる。
大村 勝久(おおむら かつひさ)
静岡県立浜松北高等学校 教諭

公立進学校での数学授業に取り組む静かなアクティブラーナー。「みんな」「考える」「話し合う」を基本とした「考える授業」は生徒に好評。3年生には入試問題への試行錯誤を語り合うゼミ、1年生には順列組合せを身近な運動会で活用などの工夫。受験対策の正解到達より思考力につながる目標創出で思考力育成を目指し、問いの立て方、ファシリテーションの技を磨いている。現在も修行の身です。よろしくお願いします。
酒井 淳平(さかい じゅんぺい)
立命館宇治中学校・高等学校 教諭(数学科・キャリア教育部長)
2008年度より立命館宇治中高でキャリア教育部の立ち上げを行う。2018年度より学年主任・研究主任として、文科省より研究開発学校(2018年度)、WWL(2019年度~)の指定を受けて総合的な探究の時間のカリキュラム作りや授業実践を中心となって進めてきた。2021年度からはキャリア教育部長として、キャリア教育や探究の統括をしている。数学の授業も探究的なものにしようと試行錯誤中。高校数学の教科書(啓林館・新編)著者。近著に「高等学校 新学習指導要領 数学の授業づくり(明治図書)」「探究的な学びデザイン(明治図書)」
木村 剛(きむら ごう)
静岡雙葉中学校・高等学校 教諭
23年間、横浜市立高校、神奈川県立高校に勤務。工業・定時制・普通科・総合学科・普通科など様々な校種を経て2021年から現職。神奈川県学校野外研究会理事。少林寺拳法六段。『学ぶキミが引き出す物理基礎』(企画/執筆協力、ラーンズ)、『アクティブラーニングに導くKP法実践』(分担執筆、みくに出版)『シリーズ 学びとビーイング』(編著、りょうゆう出版)
美那川 雄一(みながわ ゆういち)
静岡県立小山高等学校 教諭
Learning Design Communityメンバー。静岡県の私立高校教諭を経て、静岡県公立高校教諭。地歴公民。「歴史総合」「世界史探究」教科用図書・教師用指導書執筆者。 評価規準、評価方法等の工夫改善に関する調査研究協力者。 文部科学省国立教育政策研究所教育課程研究センター『「指導と評価の一体化」のための学習評価に関する参考資料 高等学校地理歴史』令和3年、東洋館出版社(共著)
鈴木 映司(すずき えいじ)
静岡県立沼津東高等学校 教諭(地理)学年主任
キャリア教育を柱に、授業改革、ICTなどさまざまな取り組みを行ってきた。日本キャリア教育学会研究推進委員・キャリア・ガイダンスカウンセラー、「日本学術会議小委員会委員」・ 文部科学省(国研)・厚生労働省などの協力者委員・ ロイロノート認定TEACHER等。IAEVG キャリア教育世界大会・協同教育学会( IASCE)台北大会発表。  2015年Leaning Design Communityを結成、現場を軸足に活動を続けている。
西山 正三(にしやま まさみ)
宮崎県立宮崎東高等学校定時制課程夜間部 教諭
全国初の公立の中高一貫校である“宮崎県立五ヶ瀬中等教育学校”で研究調査部主任とSGH事務局長として探究学習(課題研究)に取り組む。その後、2019年度より宮崎東高校定時制夜間部で「総合的な探究の時間」を牽引。生徒も変容し、教員の協力体制も構築する。専門は化学だが、蛇紋岩の研究(地学)やウメノキゴケの研究(生物・化学)などの指導も行っている。また、小学校、中学校、高校、中等教育学校全ての教員経験がある。右記書籍等で取り組みが紹介されている。『アクティブラーニング実践Ⅱ』(産業能率大学出版部)、『人はもともとアクティブ・ラーナー』(北大路書房)『CareerGuidance』vol.403およびvol.415 など多数。