授業力向上研究会(第15回キャリア教育推進フォーラム/自由が丘開催)講師プロフィール

講師プロフィール

大村 勝久(おおむら かつひさ)
静岡県立浜松北高等学校 教諭

公立進学校での数学授業に取り組む静かなアクティブラーナー。「みんな」「考える」「話し合う」を基本とした「考える授業」は生徒に好評。3年生には入試問題への試行錯誤を語り合うゼミ、1年生には順列組合せを身近な運動会で活用などの工夫。受験対策の正解到達より思考力につながる目標創出で思考力育成を目指し、問いの立て方、ファシリテーションの技を磨いている。現在も修行の身です。よろしくお願いします。
溝上 広樹(みぞかみ ひろき)
熊本県立熊本北高等学校 指導教諭

教員歴14年目で、現任校は6年目。大学院では、植物学、昆虫学、生態学、生化学など複数の観点から昆虫と植物の関係性について研究を行い、博士号(理学)取得している。9年前にアクティブラーニング型授業研究会くまもとを立ち上げ(代表)、学びの仲間とともに日々授業研究を行っている。この成果は、授業づくりに反映させるとともに、各種論文や国際会議、研修等で発表している。校内ではSSH研究部長として、校内の探究活動を推進している。指導教諭として、他校の授業改革や探究活動推進をサポートしている。
豊田 拓也 (とよだ たくや)
熊本県立八代清流高等学校 教育研究部長 兼 総探推進委員長

熊本県で数学の教職員として22年目。オープンでフラットな学びの場として「アクティブラーニング型授業研究会熊本」(代表:溝上、通称AL くまもと)の運営メンバーとして学習会の企画・運営を行う。勤務校では、授業改革プロジェクトリーダー・進路指導主事を歴任し、昨年までの2年間は、国立教育政策研究所教育課程指定校事業(数学)の研究主任として、主に観点別評価の研究実践を行い全国の先生方に研究成果を発信。今年度は、探究活動の改革・ICT活用の推進・単位制独自の教育課程編成を所管する教育研究部長を務める。産能大教育フォーラム(熊本・福岡・愛媛)、東進「夏の教育セミナー(数学/仙台・札幌)、九州キャリア教育学会、他校職員研修などで登壇。
金子 勇太 (かねこ ゆうた)
青森県立青森高等学校 教諭

教員歴22年。以前はいかにわかりやすく教えるか、知識を覚えさせるかということに主眼を置いたチョーク&トークの日本史の授業を追究し、模擬試験では東北において上位の成績を維持する。しかし、センター試験では、模擬試験ほどの成果をあげることができないことから、自分の指導が生徒を「自律」ではなく、「受け身」の学習姿勢にしていることに気付き、ALの導入を試みる。AL型授業に変更後も成績を維持または向上させることができ、その手応えを感じた。昨年度まで教育センターにて、「歴史的な見方・考え方」を働かせる深い学びの授業の実践と、観点別学習状況の評価についての研究をおこなっていた。今年度、「歴史総合」と「日本史B」を担当している。「歴史総合」の授業における効果的な「問い」づくりと資料活用について、同僚の日本史と世界史の教員と日々苦戦している。
皆川 雅樹(みながわ まさき)
産業能率大学 経営学部 准教授
博士(歴史学)。専修大学・上智大学兼任講師(教職課程)。元専修大学附属高校・法政大学第二中・高校教諭(地歴科、~2016年)。アクティブラーニングを意識し、授業などの学びの場づくりに取り組み、講演・研修講師を全国で務めている。大学では、歴史系・コミュニケーション系の授業のほかに、初年次ゼミ(経営学科)の科目責任者を務め、探究型授業(PBL)の授業デザインを担当している。著書『日本古代王権と唐物交易』(吉川弘文館)、『アクティブラーニングに導くKP 法実践』(共編著 みくに出版)、『歴史教育「再」入門』(共編著、清水書院)、『持続可能な学びのデザイン』(編著、同上)等。
渡邉 久暢(わたなべ ひさのぶ)
福井県立藤島高等学校 教頭
プロフィールはこちらhttp://www.mitene.or.jp/~kkanabe/
母校である若狭高校に初任で着任。藤島高校、福井県の指導主事などを経て2015年から2020年まで再び若狭高校に。2014年~2017年まで京都橘大学の非常勤講師も務めた。2021年からは藤島高校にて教頭を務める。
国語科の授業実践に関わる研究テーマは、高等学校国語科における「真正の学習」「真正の評価」のあり方であり、「高次の学力を培うために、授業デザインの中で『目標と指導と評価の一体化』をどのように図るか」等の実践的研究を重ねている。若狭高校勤務時は「チーム若狭高校国語科」の一員として授業改善に取り組んできた。藤島高校では、全ての教科における組織的な授業改善のあり方について実践的研究を深めている。
主な研究論文として、「『アクティブ・ラーニング時代』の高等学校において『目標と指導と評価の一体化』を実現するための課題と展望—目標と活動の関係を問う— 」(2017・教育目標・評価学会紀要)、「『戦略的に読む力』を培う『見とり』のあり方」(2018・全国大学国語教育学会・公開講座ブックレット7『国語科の授業づくりと評価を考える』)「なぜ私はこのように解釈したいのか——高次の「読みの理解」を実現する小説単元のデザイン」(2021・日本文学協会・「日本文学」Vol70)等がある。雑誌論文については、「月刊高校教育」(学事出版)「指導と評価」(図書文化)等に多く寄稿している。
多くの学会からシンポジストとして招かれ、実践発表を行っている。2021年度は、「高校国語科の評価をどう考えるか」(令和3年度日本国語教育学会大学部会)、「学習評価改革の課題と展望——教科の評価と総合学習の評価の関係を問う」(第32回教育目標・評価学会)に招聘された。2017年には、世界授業研究学会(WALS)の訪問校に選ばれ、世界各国から集まった研究者に対して古典の授業を披露するなど、国際的にも研究の場を広げている。
共著については、『教師が学び合う学校づくり』(2021 第一法規)、『高等学校 教科と探究の新しい学習評価』(2020 学事出版)、『高校国語 新学習指導要領をふまえた授業づくり 実践編: 資質・能力を育成する14事例』(2019 明治書院)、『授業研究—実践を変え、理論を革新する (ワードマップ)』(新曜社)がある。また、『Q&Aでよくわかる!見方・考え方を育てるパフォーマンス評価』(明治図書)、『「資質・能力」を育てるパフォーマンス評価—アクティブ・ラーニングをどう充実させるか—』(明治図書)『教育をよみとく -- 教育学的探究のすすめ』(有斐閣)等、多くの書籍で実践が紹介されている
高嶋 裕(たかしま ゆたか)
北海道札幌東高等学校 探究部長

北海道標茶高等学校(平成元年~平成11年)、北海道釧路湖陵高等学校(平成11年~平成26年)、北海道札幌東高等学校勤務(平成26年~現在)にて、キャリア教育を中心に教育活動を展開してきました。25歳で北海道に移住し、釧路湿原に隣接する高校で、社会につながる教育を実践し、その後同じ管内の高校で、高大接続を踏まえた実践に取り組んできました。特に京都大学で行われた「大学生研究フォーラム」には毎年参加し、ジェネリックスキルの研究・実践を重ねてきました。またSSHの指定のもと、探究活動について横断的な学びを推進し、現在は、勤務校において探究活動における資質・能力の育成、評価について実践を続けています。
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