スポーツクラブの運営研究

調査研究活動紹介
スポーツクラブの運営研究
概要
  • 担当者

    中川直樹

  • 開始年度

    2008年度

  • 計画年

    5ヶ年

  • 協力

    NPO法人湘南ベルマーレスポーツクラブ

研究概要

◆スポーツクラブ開設に向けて
2008年から本学と湘南ベルマーレの連携によって、伊勢原市民を中心に、より豊かなスポーツ実践の機会を提供し、地域の人々の交流や健康づくりに貢献しようと「産業能率大学collaboration with 湘南ベルマーレスポーツ教室(以下スポーツ教室)」を開校し、本学施設を活用しての総合型地域スポーツクラブ開設への検討をスタートさせた。その第一段階として、市民のスポーツに対するニーズやスポーツクラブのあり方を検討するためにスポーツ教室参加を対象として、スポーツクラブの方向性を検討するため情報収集を実施している。

◆スポーツ教室のこれまでの取り組み
スポーツ教室は、2009年から月1回開催されている。これまでに開催された教室は、ビーチバレー、ソフトボール、バレーボール、サッカー、フットサル、健康づくり教室である。毎回のスポーツ教室では、参加者の属性、スポーツ教室開催の情報源、会場までの交通手段、教室に対する要望などのアンケートを実施し、得られた情報の集計、考察を行っている。また、本学スポーツマネジメント研究所のHPにてスポーツ教室の開催報告やスポーツ教室運営補助者としての本学学生スタッフからのレポートなどの情報発信を行っている。

◆スポーツ教室の目指すもの
スポーツ教室では、産業能率大学の保有するスポーツ施設を利用し、湘南ベルマーレに所属する経験豊かな指導者の指導を受けることで、伊勢原市民を中心にスポーツのある生活の定着やスポーツ文化の発展・普及への貢献を目指している。また、スポーツ教室の舞台が、マネジメントを学ぶ本学学生の実践教育の場としても活用されている。学生達の若い力が参加者との距離を縮めるきっかけとなる場面が度々見受けられる。そして今後も、スポーツ教室が、学・産・民の集う地域交流の場となれるような運営が期待されている。さらに本学では、ビーチバレーコートを活用してアウトドアでのバレーの楽しさを伝えるとともに、一流選手を招いてのエキシビションマッチや6人制の試合などが盛り込まれた「ビーチバレーフェスタ」を伊勢原市近郊の小学生を対象とし、本学学生主導で開催し、ビーチバレーの普及に取り組んでいる。このようなモデルケースを通じて、スポーツの発展・普及及びスポーツイベントのマネジメント学習に関する検討を行っている。
活動レポート
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