私の視点 2022
楽しみながら英語が身につく
「SANNO English Program」
とは?
~ リチャード川口先生インタビュー ~
私の視点 2022 Vol.1 前編
楽しみながら英語が身につく
「SANNO English Program」とは?
英語が苦手な受講者の9割が英語を好きになる、「SANNO English Program」。プログラムを共同開発したのは、「楽しくなければ学べない!」をモットーに様々なメディアで活躍するリチャード川口先生。学生の主体性を引き出すSANNOならではの英語プログラムの魅力や身につく英語を学ぶ秘訣について、リチャード川口先生にお話を伺いました。
僕が教える英語には、正解・不正解がない
私の視点
編集部

まず、独自の英語授業を考案したきっかけを教えてください。

リチャード
川口先生

カナダで日本人の知り合いに頼まれて、英語を教え始めたのが最初のきっかけです。どうせなら、できるだけ役に立つリアルな英語を教えてやろう、と張り切って教えていたら「日本でそんなこと教えてくれない!」などのうれしいレスポンスが快感になってしまって(笑)。もともと僕自身が勉強好きなタイプではなかったので、自身の体験と、こうしたレスポンスを元に学習メソッドを一から構築していくやり方がオリジナルの英語学習法の開発につながっていったのだと思います。

私の視点
編集部

先生の英語学習は従来型の英語学習とはまったく違うと思うのですが、どんなところがポイントですか?

リチャード
川口先生

一番の違いは「正解・不正解という概念がない」ことですね。英語って文法が正しくなかったとしても、言いたいことが通じればその役割を果たしていると思うんです。印象が良ければさらによし。だから僕は授業でも、「これはダメ」と否定するような言い方はしません。正解を出すことを目的とするのではなくて、カッコいい発音やネイティブ受けするフレーズ、言いたいことを組み立てていく語順のルールなどに重きを置いています。

私の視点
編集部

そもそも学習の目的が違うということですね。

リチャード
川口先生

英語って学問ではないと思うんです。話が通じた時点で100点っていう気持ちで向き合わないと嫌いになるだろうし、正しい英語かどうかをいちいち考えていたら使う気も起きなくなってしまいます。

私の視点
編集部

確かに、正しい英語を使わなきゃと思ってしまう学生もいますよね。

リチャード
川口先生

もちろん正しいことも大事ですが、一番はそこじゃないんです。英語は世界の共通語なので間違えたっていいし、大切なのは意志を伝えるチャンスを失わないこと。そういったマインドセットも含めて伝えているところも、これまでの英語学習とは違う点かなと思います。

発音こそが、身につく英語を学ぶためのキー
私の視点
編集部

英語を学ぶ上で、発音はなぜ大切なんですか?

リチャード
川口先生

発音を大切にする理由は、大きく2つ。1つは、発音できないと学習した英語がスムーズに口から出てこないから。つまり、今まで勉強してきた内容が会話で使えないという状態です。当然英語が会話で使えたら楽しい!発音は英語の苦手意識を克服し、飛躍する突破口になります。

私の視点
編集部

発音がないとはじまらない、確かにそうですね。そして2つ目の理由は?

リチャード
川口先生

発音できたら単純にカッコいいからです!

私の視点
編集部

カッコイイ!

リチャード
川口先生

カッコいいと使いたくなるじゃないですか。そして、発音によって英語が通じる体験は自信につながって、もっと使いたくなるという好循環になります。発音は得意だけど、英語は嫌いっていうパターンは絶対ないと思うんですよね。あと自分が発音できる音は認識がつながるので、リスニング力も上がります…って理由が3つになっちゃった。

私の視点
編集部

発音とリスニングの関係性ですね。具体的にはどう理解力アップにつながるんでしょうか?

リチャード
川口先生

聞き取りで大事なのは聴力ではなくて、認識力なんです。 “I got it.” も「アイゴットイット」という風にしか発音の感覚がなければ、実際に「あがぁれっ」と言われたときに、何を言っているのかわからない。自分が発音できるものは、聞いたときも発音のイメージとリンクし、認識がつながるようになるんです。

私の視点
編集部

日本人も海外の人と同じように発音できますか?

リチャード
川口先生

骨格などの身体的な理由でということですか?できます。英語圏で生まれ育った人はどんな人種の人でも発音はネイティブですので、生まれつきどうとかは気にしなくていいと思います。日本にいても、自分が教えてきた生徒の発音がネイティブと勘違いされることは多々あります。出し方さえわかれば発音できない音はないです!

私の視点
編集部

英語が話せるメリットは、ズバリ何だと思いますか?

リチャード
川口先生

より精度の高い情報を得られるようになって、一気に選択肢が広がります。英語は世界の共通語なので、日本人以外の人達とも直接情報交換ができれば、自分の可能性や価値観、仕事も住む場所も買い物も日本国内から地球規模へ広がりますよね。

「SANNOらしさ」を打ち出した教材で英語を楽しみ、好きになる
私の視点
編集部

SANNOの教材監修にあたって、どんなことをポイントにしていますか?

リチャード
川口先生

「SANNOの英語はこうだ」という軸を作ることです。一般的に、大学の英語の授業は科目名が同じでも、担当の先生によって使う教科書も授業内容も異なる上に、教員同士でその情報も共有されません。それに対してSANNOでは、同じ教材とメソッドで授業を構成した上で、先生達のそれぞれの強みの活かし方を教員研修で共有します。英語教員全員が強いチームなんです。その想いや軸をぶらさずに、良いものを取り入れながら正しい方向に進化するように監修させていただいています。

私の視点
編集部

“SANNOらしい”英語とは、具体的にはどういうものですか?

リチャード
川口先生

「英語を好きになろうぜ」ということをポイントに置いた英語ですね。これからは、英語が使えるかどうかが大事になります。使えるようになるには、まず英語を好きにならないと。好きなことって、自ら進んで学ぶようになりますし、吸収力も全然変わってきますよね。SANNOの英語は「使って覚える」機会が豊富で、好きになっちゃう仕掛けがたくさん盛り込まれています!

私の視点
編集部

まさに「好きこそものの上手なれ」ですね。リチャード先生の視点で、SANNOで学ぶ英語の魅力はなんだと思いますか?

リチャード
川口先生

英語を使いこなすための具体的なスキルを、体験を通じて習得できる点です。授業では、学生が自主的に学びを深めていけるように、表現の広げ方や発音、英語の構築の仕方などを伝えています。寸劇やロールプレイも取り入れているのですが、英語でクラス全体から「どっ」と笑いを取ったりするんです。その経験ってすごい財産になると思いませんか?僕は先生達に、授業を盛り上げる名司会者になってくださいと伝えています。

私の視点
編集部

司会者ですか?

リチャード
川口先生

授業の主役は学生です。彼らの能力を引き出して、輝かせてあげることが先生の役割なんですよね。

私の視点
編集部

映像教材とはどんなものですか?

リチャード
川口先生

ライブ感を大切にしたかったので、学生に話しかけて、学生に発音させたり、答えを考えさせることを促してその場で返答できるような視聴者参加型の内容になっています。「分身の術を使って直接教えられたらいいのに」という僕の願望を叶えた、映像の限界を超えた映像です(笑)。

高校生の気持ち代弁 英語にまつわるQ&A
私の視点
編集部

ここからは高校生になった気持ちで質問をしたいのですが、まず英語の発音はどうしても気恥ずかしいと思う学生もいると思いますが、そういった気持ちは克服できますか?

リチャード
川口先生

できます!教えてくれる先生陣はみな魅力とエネルギーに溢れていて、学生のモチベーションを上げる雰囲気づくりが得意です。一回声を出せば「もういいや、そのまま行ってしまえ」と恥ずかしさもなくなります。受講生からは、「みんなで恥ずかしい思いをしたから、気が楽になった」というフィードバックももらいました(笑)。

私の視点
編集部

英語が凄く苦手な学生でも、ついていけますか?

リチャード
川口先生

全然大丈夫です!英語が苦手でも、例えば発音なら「「apple」の「a」の発音はまず口を横に引いて、そのまま縦にも開けた状態で「え」と言うんだよ」など、具体的な指導が受けられますし、語彙も「「うれしい」を意味する単語は「happy」以外でどんなものがあるかな?」という形で増やしていきます。フラットな状態から学びを広げていくので、英語に自信のない人でもまったく心配することはないですよ。

私の視点
編集部

海外に行くには、どのくらいの英語レベルが必要ですか?

リチャード
川口先生

英語ができなくてもパスポートがあれば行けます(笑)...が、逆に海外に行って何をしたいかを考えると見えてくると思いますよ。もし留学したいなら、留学生として最低限必要そうなフレーズをリストアップしてみて、言えるようになればひとまず行く準備はオッケーです。あとは机の上で勉強するだけでなく、SANNO English Programのように実際に使ってみることで海外行けるな、という自信につながるはずです。

私の視点
編集部

英語が話せるようになったら、自己主張ができる明るい人間になれますか?

リチャード
川口先生

なれます!英語と日本語は、まず語順が違うんです。ほぼ真逆。英語は「I」から始まり、自分の主張をまず先に持ってきますが、日本語は飾りから入って、主張の部分は最後にきます。だから、思考の順序も違ってくるんですね。英語は要点を直球で投げるタイプの言語なので、習得すると意見をはっきり言う癖がつきますし、自分の言いたいことはちゃんと伝えようというマインドが作られちゃうんです。

私の視点
編集部

英語を学ぶ上で大切なことを教えてください。

リチャード
川口先生

今まではテストの成績も大事でしたが、これからは「英語=勉強」ではないです。〇か×かという意識は忘れましょう。世界中の人が使う英語は、完璧じゃないのが当たり前です。ほとんどの人がネイティブではないわけですから。できない部分よりも、まずは「あれもこれも言える!」というところに喜びを見い出すことが大切です。欧米人には日本語で「Konnichiwa(こんにちは)」や「Sayonara(さようなら)」しか言えないのに「I can speak Japanese!(日本語喋れるよ)」と自信満々に言ってくる人がたくさんいます(笑)それでいいんです。まずは使ってみる。精度や成長はちゃんとその先にありますから。SANNO English Programはそんな雰囲気でみなさんをお迎えします!

プロフィール
リチャード川口 
Richard Kawaguchi
産業能率大学 客員教授
日本人のためのネイティブ英語「RK English」代表
総合英語学校「RK English School」校長
カナダ生まれ。オーストラリア、アメリカ、日本育ち。 学校の運営をはじめ、企業での研修、テレビやラジオのメディア出演、番組制作、小学校から大学など、さまざまな教育機関とのコラボを通じて英語学習に新しい風を起こす。
著書に『 [音声DL付]TOEIC(R) L&Rテスト 単語王--発音の鬼 DJリチャードが教える!』(アルク)、『 CD BOOK バンクーバー 発音の鬼が日本人のためにまとめた ネイティブ発音のコツ33 』(明日香出版社)、『 MP3 CD付き バンクーバー発!発音の鬼が日本人のためにまとめた ネイティブ発音のコツ〈話せる編〉』(明日香出版社)、『 MP3 CD付き バンクーバー発!英語の鬼が教える 本気でイケてる英語表現33 』(明日香出版社)、『 発音記号キャラ辞典 』(KADOKAWA)がある。
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