私の視点 2021
自ら考え、動く人を育てる!
「保険営業/トレーナー」の視点とは
SANNO在学生から卒業生にインタビュー
私の視点 2021
自ら考え、動く人を育てる!
「保険営業/トレーナー」の視点とは
入社5年目にして住友生命保険相互会社で営業トレーナーとして活躍する、西川美歩さん(2017年卒)に経営学部3年の佐藤健斗さんがインタビュー。大学での学びにおける「量」と「質」の関係性、社会で役立つスキルなどを伺います。
佐藤

経営学部経営学科3年の佐藤健斗と申します。今、金融業界の企業研究を行うゼミでの活動や、大学公式YouTubeライブの企画運営に励む日々を送っています。これから就活を控えているので、今日はお話を聞けるのがとても楽しみです。よろしくお願いします。

西川

2017年卒業の西川美歩です。大学卒業後、住友生命保険相互会社に入社してすみれい事業部で働いています。今日はどうぞよろしくお願いします。

佐藤

早速ですが、住友生命相互会社でのお仕事内容を教えてください。

西川

入社して3年間は個人のお客様向けに自社の保険商品を販売する営業がメインでした。3年間での営業成績が評価され、4年目からは指導者の立場になりトレーナーとして部下の教育に従事しています。具体的には営業先への同行や営業内容のフィードバック面談、数字の管理などを行っています。

西川 美歩住友生命保険相互会社
社会で役立つ力を身につけるため、SANNOへ
佐藤

西川さんがSANNOを志望した理由を教えてください。

西川

当時高校生なりに考え、社会に出た時に役立つ力を大学生のうちに身につけたいと思ったのが最大の理由です。

佐藤

最初からSANNOを第一志望で考えていたのですか?

西川

はい。ほかの大学と比較しても、講義や実践的な学びに力を入れていることがわかりました。高校時代のアルバイト経験から「研修」と「実務」には大きな違いがあるというのを実感していましたので、能動的に実践的な学びができるというところにSANNOの魅力を感じました。

佐藤

僕も入学してから勉強って主体的に取り組むとこんなにも身になるものなんだと感じています。在学時代はどんなことに打ち込んでいましたか。

西川

学生のうちだからできることはたくさんしましたね。例えば学生団体の活動や、ゼミで取り組んだフードフェスでの店舗運営プロジェクト、海外研修でカナダへホームステイしたこともいい経験でした。それからスキューバダイビングのライセンスを取得したり。コールセンターのアルバイトもしていたんですが、そこで電話営業をやらせてもらったことが後々就活時にもアピールポイントになりました。

佐藤

学生のうちにたくさん経験する西川さんのバイタリティ、尊敬します!

佐藤 健斗経営学部経営学科3年
圧倒的な「量」と「質」で、スキルを磨く
佐藤

SANNOでの学びはご自身の仕事にどのように活かされていますか。

西川

コミュニケーション能力やプレゼンテーション力は、間違いなく今の仕事に直結しています。営業ですからお客様との1対1のコミュニケーションはもちろん、相手に合わせた提案を組み立て、プレゼンをする力、そのどちらもSANNOの授業でやってきてよかったと実感しています。

佐藤

確かに、SANNOでは1年生の時からプレゼンをすることが多く、鍛えられますよね。僕もやるたびに自分の提案の足りない点などに気づかされます。

西川

いいことですね。私は4年間みっちり学べたおかげで、入社当時からプレゼン力は頭ひとつ分出ているという状態も自信になりました。お客様への提案だけでなく、新入社員の挨拶や新年会の一言など人前で話す機会は様々ありますが、臆せずに発信ができるようになっています。

佐藤

学生のうちにプレゼンをする機会が多かったという「量」も今のお仕事での活躍に関係していると思うのですが、「質」についての学びはありましたか?

西川

質に関しては、授業やゼミを通して学びました。ゼミのプロジェクトでは統計によるデータと、ヒアリングによる定性データを組み合わせて情報を収集・分析。さらにチーム内でディスカッションを重ね提案書を作成していたので、データの活用能力やヒアリングの質が向上しました。
営業の仕事では、いかにお客様のご要望を汲み取り、提案へ繋げるかということを突き詰めて考えています。お客様へのヒアリングから、ご要望に合わせたより良い提案をする。それを繰り返すことで質も高まっていくのかなと。

PDCAサイクル思考で、解決策を見つけ出す
佐藤

営業の仕事では、どういったところにやりがいを感じますか。

西川

自分の提案でお客様に「保険に加入したい」と思っていただけることですね。そのお客様にとって価値のあるものと思ってもらわないといけないので、その気持ちの変化を生み出せた瞬間はやりがいを感じます。

佐藤

仕事でうまくいかない時はどう対処していますか。

西川

自分の対応に不備あったときはしっかりと振り返ります。誤った認識をさせてしまったなら次はここまでしっかり説明しよう、というように自分なりに原因をみつけ解決策を考えます。
そんなふうに良い事も悪い事もPDCA(※)サイクルで考える。落ち込むこともありますが、クヨクヨしているよりも、PDCAサイクル思考で解決していった方が前に進めます。

佐藤

すごいですね。在学時代からそういった思考が根付いていたんですか。

西川

私のゼミは仮説を立て、現場で検証し、思考と行動を繰り返して学びを深めていく、まさにPDCAサイクルで学ぶスタイルだったので、鍛えられましたね。授業でも頻繁に出てくるキーワードなので、SANNOの学生でPDCAを知らない人はいないんじゃないかな(笑)

佐藤

SANNOでの学びを通して、自分で考え、答えを出すという思考回路が自然と浸透していくんですね。

※PDCAサイクル…Plan(計画)、Do(実行)、Check(評価)、Action(改善)の4段階を繰り返すことで業務改善を行う手法
時代や環境の変化を受け入れ、しなやかに対応する
佐藤

現在は指導する立場ということで、人材育成をする上で大事にしていることはありますか?

西川

考える人を育てる、ということはとても大事にしています。社会人になると、いろんな人がいる中で仕事をしなくてはいけないので、自分で考え、自分の意見をしっかりと伝えることが成長の鍵だと思います。そのためにも指導の際には教えるというよりも、どう考え、なぜその行動をしたのかを聞くようにしています。

佐藤

なるほど、それもヒアリング力ですね。 常に受け入れる、オープンな姿勢でいることも大切ですか。

西川

最近ではコロナの影響で在宅の方も多いので、Zoomで提案する機会も多々あります。お客様にも喜ばれますし、自分の移動時間も減らせる。いかに効率化して効果的な仕事ができるかというのを、考えながらやっています。SANNOの授業でも学びましたが、時代や環境が変わればニーズも変化する。固定観念にとらわれず今のベストを考えることは習慣かもしれないです。

佐藤

最後に高校生にアドバイスをお願いします。

西川

大学では色々なものに触れ、視野を広げることができました。将来像がまだ描けないときや迷ったときは、その大学の学生の姿をみて「こんな人になりたいな」という理想の姿を探すのもいいかもしれません。ありたい姿に一番近い大学、少し先の未来の自分を想像できる大学をぜひ見つけてください。

佐藤

今日は色々と考えるきっかけになりました。ありがとうございます。

西川

こちらこそ、ありがとうございます。就活頑張ってください!

プロフィール
西川 美歩 NISHIKAWA MIHO
住友生命保険相互会社 すみれい事業部 銀座第1すみれい営業課 トレーナー
2017年新卒入社で同社に入社後、大手企業の保険担当として、3年間営業として生命保険や損害保険の販売など、大手企業の保険担当を務める。優れた営業成績を残し、4年目からは指導者として営業員の教育とサポート業務に従事。大学時代から多方面で精力的に活躍する粘り強さを武器に、現在人材育成に力を注いでいる。
佐藤 健斗 SATO KENTO
産業能率大学 経営学部経営学科3年
高校時代、自分の将来像が定まらないままSANNOへ入学。アクティブラーニング形式の授業やゼミ活動を通して金融業界に興味を持ち、ファイナンスを専攻分野とし勉強に励む。所属ゼミでは有価証券報告書など企業IRデータから企業研究を行い、現在はビジネスコンテスト「日経STOCKリーグ」参加へ向け日々研究を深めている。
その他、オープンキャンパススタッフなどの課外活動にも積極的に活動中。
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