経営学部 岩井善弘ゼミ

経営学科
地域創生とイノベーション
岩井ゼミでは、「地域創生・産学連携とイノベーション」というテーマでゼミ活動に取り組んでいます。プロジェクトの先様は茨城県かすみがうら市、東京商工会議所、川崎市元住吉ブレーメン通り商店街などです。かすみがうら市とはすでに同市の創生を学生が考えるプロジェクトを5年間させていただいています。

ゼミの取り組み

茨城県かすみがうら市の地域創生プロジェクト
岩井ゼミでは、2014年3月に茨城県かすみがうら市、筑波銀行と3者協定を締結し、以来同市の創生に取り組んできました。地元産の食材を用いた商品の企画、自由が丘での販売が主たる活動です。かすみがうら市様からも頼りにしていただいており、ゼミ生は独創的なアイデアを考えて提供しています。
茨城県かすみがうら市立3中学生への「商品企画・販売指導」
かすみがうらプロジェクトの一環として、かすみがうら市立千代田中学校、下稲吉中学校、霞ヶ浦中学校へ2年次ゼミ生、3年次ゼミ生が出向き、「商品企画・販売」の指導を実地に行っています。地域創生を将来担う人材育成への貢献です。
神奈川県川崎市元住吉「ブレーメン通り商店街」とのコラボ
2018年12月、ブレーメン通りと協働し、かすみがうら市の食材を用いたパンの共同開発・販売、クイズラリーなど、ゼミ生が「クリスマスイベント」の企画・運営に協力しました。3年生のゼミ長が飛び込みで同商店街振興組合に申し出たのがきっかけで、スタートしたプロジェクトです。
東京商工会議所プロジェクト
2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向け、同会議所が「日本の中小企業の魅力の発信」を一大イベントに掲げており、岩井ゼミでは、そのための映像制作担当に立候補し、受理されました。現在は2019年3月の映像発表に向けて、ゼミ生が最終調整中です。

学生によるゼミ紹介

全員が主体性を持つ〝しかない″ゼミ

岩井ゼミは一言でいうと「自由」なゼミです。ゼミを良くするのも悪くするのも私たちゼミ生次第です。プロジェクトの考案から協力してくださる企業様とのやり取りなど一貫してゼミ生が行うため、社会人基礎力を主体的に身に付けることができます。また、私たち17期生は様々なタイプの人がプロジェクトリーダーを務めていましたが共通点として「リーダー業務を通してリーダーへと成長していく」ことを実感しました。つまり、私たち岩井ゼミ生は仕事ができる人が集まっているのではなく、ゼミ活動を通して日々成長できるゼミです。(小泉陸杜)

自ら学び、広がる視野

「中小企業はどんなイメージ?」そんな投げかけから始まったこの東京商工会議所プロジェクト。初期段階の話し合いでは「中小企業は大企業の下請け的存在」という印象を全員が持っており、魅力には気付いていませんでした。しかしその後、中小企業へ訪問を重ねるにつれ社会の問題解決意識や仕事へのプライド、熱量に圧巻されました。プロジェクトを通して中小企業があるからこそ何不自由なく生活できていることに気付けました。自ら積極的に課題に取り組んだ結果学べたことは多くあります。ゼミの経験を通して世の中を見る視野を広げることができました。(染谷早紀)

共に知識理解を深める

子どもミライプロジェクトとは、本学で学んだ知識を中学生への授業を通してアウトプットする場所。つまり商品企画・販売についての知識を熟知し、何も知らない子供に分かりやすく説明する必要があります。もちろん、ゼミ生は大人数の前で長時間話す事も授業する事も初めてでした。チーム全員で改めて理解を深め、受講者の目線で準備を進める事で、他者目線で話す事・知識理解を高める事が出来ました。私にとって本学で学んだ事が自分のモノになったという実感を強く感じる事ができ、成長の実感が高いとても良い機会となりました。(國仲 真司)

新たなフィールドでの地域創生

私達はこれまで、主にイベントを通じてかすみがうら市の地域創生活動を行ってきました。しかし、イベントでは一過性があることが課題でした。そこで地元のパン屋さんと協力し、新商品の共同開発と継続的な流通を実現させました。当初、飛び込みということもあり、私達の活動を理解していただくのに時間がかかりました。そこでめげずに常に双方にとってWin-Winであるように考え、ゼミ生全員で考えた経験がわたしを大きく成長させました。Win-Winであることはこれから先、企画を考えるにあたって最重要であると考えます。このプロジェクトで培った力をこれからも伸ばしていきたいと考えます。(鈴木 潤)
学生に期待すること
岩井ゼミは現在の経営学部の中で歴史の古いゼミです。ゼミの先輩たちの社会での活躍も目覚しく、頼もしいと思っています。後輩も優秀な先輩に続いて欲しいと切に希望します。