初年次ゼミリポート!【連載】

2020年度初年次ゼミの様子をご紹介します!

第1回 初年次ゼミがスタートしました! 

オンラインで学生に語りかける先生
5月8日、新1年生が受講する初年次ゼミがスタートしました!
初年次ゼミでは、これから4年間SANNOで学ぶ上でも必要な基礎能力、知識、スキル、特に社会で活躍する人材になるために必要な基礎力(社会人基礎力、ジェネリックスキル)を習得します。
今年度第1回となったこの日のゼミは、Zoomを使ったオンライン形式で実施。ガイダンスとして、ゼミの目的・目標や意義を確認し、これから共に学ぶゼミの仲間をよく知るためのワークを行いました。
授業前、各ゼミのオンラインルームに学生が続々参加し、教員の挨拶で授業がスタートしました。最初は、画面越しで全員が初対面ということもあり、やや緊張した様子でしたが、自己紹介を行ううちにすぐに打ち解け、グループワークのセッションでも教室での授業と同じように活発な意見交換が行われました。
授業は、画面上で資料を共有できることや他のゼミ生の表情も見ながら進めることができるなど、オンラインならではの特徴も生かして進められました。各ゼミは、予定していたプログラムを滞りなく実施し、あっという間に第1回のゼミは終了しました。
受講した1年生の表情からは授業を心待ちにしていた様子が伺え、本格的なグループワークが始まる次週以降につながる、充実したスタートとなりました。
【新入生へのメッセージ】欧陽ゼミSA 廣田 岳茂(経営学部2年)
「初年次ゼミ」は、大学生活において重要な位置づけとなる授業です。私自身、昨年1年間の初年次ゼミを通して、考え方や行動に対する姿勢が大きく変わりました。高校までの学びと違い、初年次ゼミでは正解のない問題に対し、自分なりの視点で答えを引き出していきます。私はゼミでの活動を重ねる中で、成績や知識の定着とは別に「なぜ・何のためにやるのか?」という自分なりの目的や理由を持ってゼミに参加するようになりました。そこからは自分の考え方の視野が広がり自分で考えたり学ぶことを楽しめるようになりました。
今年度はSAという立場で1年生のサポートをさせていただくことになります。今は不安な事が多いと思いますが、失敗を恐れず色んな事にチャレンジしてその過程で自分なりの「目的や理由」を発見して欲しいです。そして初年次ゼミがそのきっかけになるように私なりに全力でサポートしたいと思っています!是非産能での生活を楽しんでください!

※SA(Student Assistant):上級生が下級生の勉強をサポートする制度

第2回 計画立案力の必要性と身につけるメリットを学ぶ

前回に続きオンライン形式で行われた初年次ゼミ。第2回は、社会で活躍するために必要となる汎用的な能力・態度・志向であるジェネリックスキルと、その中でも、ゼミを通じて今後身につけていく計画立案力について、その必要性や身につけるメリットを学びました。 今回学んだ計画立案力は、問題解決までのプロセスを計画・構想し、その過程で想定されるリスクや対処方法を構想する力のこと。ゴールを明確にし目標をたてることや実現に向け複数のシナリオを立てタスクを設定すること、リスクを想定し対策を考えることなど、協働して目標を達成するために欠かせない計画立案力を、ゼミの授業を通じて伸ばしていきます。今回は、これから計画立案力を身につけるにあたり、社会で活躍するためになぜ計画立案力が必要か、身につけることによってどんなメリットがあるかを理解するワークが行われました。 前回はやや緊張気味だった学生たちもだいぶ打ち解けた様子で、グループワークでは活発な議論も行われました。学生からは、目標を達成するために、プロセスを皆で共有する必要があることやリスクを事前に考えておく必要があることなど、計画立案の必要性を理解するための多くの意見が上がりました。今回は、ゼミの授業を終えた1年生に感想を聞きました。
目標を達成するための計画立案力の必要性に改めて気づいた
北村 梨帆  東京都立富士森高等学校出身

今日は、ジェネリックスキルとその一つである計画立案力の必要性について学びました。前回の第1回ゼミでは緊張してあまり発言できなかったため、今回は、積極的に発言することを心がけて授業に臨みました。
グループワークでは、メンバー全員が計画立案に関する経験談を発表。ゴールを明確にしておけばよかった、問題が起きた時の対処方法を考えておけばよかったなど、色々な人の経験談を共有しました。計画をしっかりたてることで、目標実現へのプランが明確になり、問題が起きた際にも対応できるなど、計画立案がいかに大事であったかに気づくことができました。
今回の反省点は、グループワークでうまく時間配分ができなかったことです。グループワークでも、目標を設定し計画を立て取り組むことが大切だと感じました。次回のグループワークでは、今回の学びを活かし、場の進行を担うグループのまとめ役にも挑戦したいと思います。

第3回 良い計画立案のための第一歩「目的の明確化」

前回、計画立案力の必要性と身につけるメリットを学んだ1年生。オンライン形式での授業にも慣れてきた第3回のゼミでは、計画を立案する際に重要な3つのポイントについて学びました。
計画立案力とは、問題解決までのプロセスを計画・構想し、その過程で想定されるリスクや対処方法を構想する力のこと。具体的には、ゴールイメージとなる目的を明確にする「目的の明確化」、その目的を達成するためのタスクを細かく設定し整理する「タスクの設定」、そして実際に実行するための実効性を確保する「実効性の確保」が重要となります。今日の授業では、その3点の必要性と実行する上でのポイントを、ガントチャートなど実行する際の手法と共に学びました。中でも、タスクの設定や検証行うための前提になる「目的の明確化」については、グループワークによるディスカッションを通じ、その重要性を理解しました。演習では、課題となった親睦会計画の「目的」を各グループで議論し発表。学生達は、結果の先にある本当の目的は何か、自分以外の立場で考えた「目的」など、さまざまな意見を出し、出た意見についての議論を深めました。そして、「目的」を明らかにしたことで、目的を達成するためのタスクもはっきり見えてきました。今回のワークを通じ、タスクを設定するためにも、シナリオを描くためにも、その第一歩が目的の明確化であり、最も重要なポイントであることを学びました。
ゴール(目的)を明確にすることで計画のシナリオやタスクも明確になることを学んだ
前田 翔世  茨城県立日立第一高等学校出身

今回のゼミで先生の話を聞いて初めて気づいたことは、ビジネスにおけるリーダーと計画立案の関係です。私は、リーダーと言えば統率力がある人と考えていましたが、ビジネスにおけるリーダーは、リーダーシップだけでなく目標を実行するための計画立案力を持ってマネジメントを行っています。ビジネスにおいては、今日学んだ計画立案力が欠かせない能力であることを知りました。
グループワークでは、親睦会計画の「目的」をチームで議論しました。私は、親睦であるから「皆の知らない一面を知る」ことが目的と考えました。しかし、他の人は「今後の授業で意見や反論を出しやすくしてディスカッションを深めるため」など、親睦を深めた先に何があるか、真の目的は何か、について深く色々な視点で考えていました。皆の意見を聞く中で、自分には無い視点を知り、他の人にひっぱられるように、先にある「目的」を深く考える議論ができました。議論で出た「目的」は人により異なりますが、何のための計画か、何をゴールにする計画か、という目的を明確にしたことで、「そのためにはこれが必要」と、目的達成に向けたタスクやシナリオも明確になってくることに気付きました。

第4回 チームの協働に欠かせない「傾聴」と「質問」

第4回目の初年次ゼミでは、PBL(Project Based Learning)などチームで課題解決に取り組む際に必要なジェネリックスキル「協働力」「統率力」について学びました。
授業では、「協働力」を周囲と情報を共有しチームの意欲を高めて課題に取り組む力、「統率力」は異なる意見にも耳を傾け、一方で自分の意見も主張しながら討論を建設的に進めていく力と説明。社会に出て、さまざまな人と協働して仕事を行う上でも欠かせない能力です。
この「協働力」「統率力」をチームにおいて発揮するために重要となるのが、相手の話に耳を傾ける傾聴と質問で相手の意見を引き出す「他者との対話」です。この「他者との対話」が、自分や他者の立場や意見を共有・尊重し、お互いに信頼・やる気を引き出せる人間関係を築くことにつながります。
この日のグループワークでは、「協働力」「統率力」の重要性を理解し「他者との対話」を実践する演習として、「特徴が異なる数名のツアーガイドの中でどの人物を選ぶか」や「チームリーダーに求める人柄」など、チームメンバーの意見が分かれる問いに対する合意形成のワークを行いました。学生たちは、学んだ「傾聴」と「質問」に気をつけながら議論を進行。質問で意見を引き出すことを繰り返す中で、意見をしっかり聞いてもらうことが信頼感につながること、そして質問することによりメンバーの考えや視点を深く知り、議論が深まることを実感。チームで協働する際に「他者との対話」が欠かせない要素であることを学びました。
相手の意見を引き出す「質問」が建設的な議論につながることを知った
渡辺 果林   聖ウルスラ学院英智高等学校出身

今日のゼミを受ける前まで、私は「質問」というのは相手に疑問点を聞くことだと考えていました。しかし、先生の「質問は相手から意見を引き出すために聞く」という言葉で、質問が相手からの意見を引き出すことにつながり、お互いの信頼・やる気を生み出し人間関係を築くものであることを学びました。そして、それがチームで協働力や統率力を発揮するために、重要なことであることに気づきました。
先生の話を聞き、グループワークでは、疑問に答えてもらうのではなく、相手の意見を引き出すことを心がけて議論に参加しました。私のグループでは、課題に対しメンバーの意見が2つに分かれてしまいました。その際、私を含め各々が質問と傾聴を心掛けながら進めることで、全員の意見とその理由を知ることができ互いの理解が深まりました。そして、皆の意見の良い部分を認めながら、意見の合意にたどりつきました。相手の意見を引き出す「質問」と相手の意見をしっかり聞く「傾聴」が、チームのやる気を生み活発な意見交換と議論を生む。チームでの協働において、「他者との対話」が欠かせない要素であることを学びました。

第5回 課題解決のための土台となる情報収集・情報分析

次回からは、いよいよチームで課題解決に取り組むPBL(Project Based Learning)がスタートします。今回は、その課題解決策立案や提案書作成において欠かすことのできない情報収集力と情報分析力を学びました。
授業では、「情報収集力」を、課題の発見・解決のために幅広い観点で情報源を見定め、情報を収集・調査し整理・保存することと紹介。また、「情報分析力」は、集めた事実や情報を、客観的かつ多角的に整理・分析し、課題の本質を見極めることと解説しました。課題解決においては、プレゼンテーションなど最終的な表現の部分に注目しがちですが、その解決策を練るためには、十分な情報収集と問題の本質を見極める情報分析を行うことが前提となります。
今日の授業では、情報収集・情報分析が必要な場面についてグループで議論し、まずはその必要性を理解。そして、「日本全国のお土産」をテーマにレポートを作成するという設定で、「土産」をテーマに文献・資料を探し、そこから何が読み取れるのか、情報分析の演習を行いました。演習で「お土産の都道府県ランキング」を分析した学生たちは、単なるランキングとしてそれまで目にしていたデータから何が読み取れるのかを議論。なぜその県が1位か、その要因は何か、そしてその背景や影響など、さまざまな視点で深掘りする中で、データ一つをとっても、改めて分析してみるとその背景に多くの情報が見えることを学びました。
情報の表面だけを見ず「なぜ」を追求することで見える事実がある事を知った
中村 朱那   岐阜県立大垣桜高等学校出身

今回のゼミで気づいたことは、私がこれまで情報の表面的な部分だけを読み取っていたということです。
グループワークでは、魅力のある特産品やお土産の都道府県ランキングの分析に取り組みました。沖縄が1位、北海道が2位というデータで、私はその2つが上位なのは、単に知名度が高く有名なお土産が販売されているからだろうと考えました。しかし、それは単に表面的な事実です。演習では、「なぜ知名度が高いのか」「どういう物が人気か」「なぜ売れているか」「人気のお土産の共通点」など、その先にある情報を調べて議論。ランキングの奥にある背景や共通点など、表面的な見方では知り得ない、多くの情報を得ることができました。
今回学んだ情報収集と情報分析は、アイデアを出す際や課題解決策立案の際に選択の幅を広げることにもつながります。これからPBLが始まりますが、「なぜ」の追求を心がけ取り組みたいと思います。

第6回 「お土産」をテーマにPBLがいよいよスタート!

いよいよPBL(Project Based Learning)がスタートしました!
今回の授業では、まず、PBLで欠かせない「課題発見力」について学修。その後、ここまでに学んだことを活かしてPBLの課題発見に取り組みました。
PBLテーマは、「日本全国のお土産の成功例をあげて、その土産物をさらに成功へと導くための提案」。各チームは早速「お土産」の調査と問題洗い出しに取り掛かりました。役割分担を決め黙々と調査を進めるチーム、調べた情報を持ち寄りマーケティング環境分析のフレームワークである3C分析を行うチーム、成功しているお土産についてディスカッションで議論を深めるチームなどチームカラーは様々。問題点を出し切らないうちに課題を設定してしまうチームもあり、先生からは、制限を無くして考える「拡散思考」で行う問題点洗い出しと絞り込みと深堀を行う「収束思考」による課題発見を分けて考え、まずは問題洗い出しに注力するようアドバイスがありました。課題発見まで進まなかったチームもありましたが、着実にPBLの第一歩を踏み出した各チーム。第9回のプレゼンテーションに向けた取り組みが始まりました。
問題発見には常識や固定概念に捉われない「拡散思考」が大切だと知った
髙橋 諄  青森県立弘前高等学校出身

私は、「『成功』とは『儲けている』ということだからお土産の売上を調べればよい」と考え、お土産の売上データなど数字しか調べませんでした。チーム内で調査した結果を共有した際、他のメンバーからは、売上はもちろん、「そのお土産をもらった相手の満足度ランキング」や「長年愛されているお土産」など、自分では考えていなかった成功の基準で調べた情報が数多く出てきました。私は、「成功=売上」という固定観念にとらわれ、そこで考えが停まってしまったため、売上以外の視点で調べることができなかったのです。
授業後の振り返りで、改めて「お土産」の成功について考えると、「もらった時にうれしい」「売上は多くないが地域で有名になっている」「特定の世代、国の方に人気」など、色々な成功の例が浮かんできました。成功を異なる視点でとらえることで、それぞれ違った角度での問題点も見えてきます。今回、何かを調べたり考える際、まずは自分の常識や先入観など固定観念を取り払い、広い視点で物事をとらえることの大切さを学びました。次回は、今回の反省点を活かし、チームの課題解決に貢献したいと思います。

第7回 キャンパス初登校 発表に向け計画立案の重要性を知る

新型コロナウイルスへの対応で、オンライン授業が続く初年次ゼミ。今回、前学期1回に限り教室で授業が行われることになり、1年生は入学後初めてキャンパスに登校しました。学生からは「この日を本当に楽しみにしていた」という声が多く聞かれました。
授業は、前回に続きPBL課題「日本全国のお土産の成功例をあげて、その土産物をさらに成功へと導くための提案」に取り組みました。オンラインでの参加も含めた教室でのグループワークでは、ワークシートに書き込みながら、発表イメージを共有。資料作成や役割分担などの準備が順調に進みました。同時に、発表日が2週間後に迫っていることもあり、「取り上げるお土産が決まらない」「調査をどのようにするか」「プレゼン資料を作れるのか」と焦りを感じるチームも出てきました。そこで、先生からは、ゼミで学んだ「計画立案」を実践するようアドバイスがありました。発表の目標を再確認し、当日までのタスクを洗い出し、いつ・誰がやるのかを決める。発表までの道筋を明確にしたことで、やるべきことが整理され、再びチームの作業は前に進み始めました。学んだスキルを早速実践で活用しながら、各チーム発表に向け準備を進めています。
「成功」の定義は一つではない 視点を変えることで色々な「成功」がある事を知った
川辺 京香  東京都立芦花高等学校出身

私は、PBLの課題であるお土産の「成功」について、単に有名だから「成功」なのだろうと考え、「成功」の定義については深く考えていませんでした。今日、グループワークのメンバーから「じゃらんのランキングで上位ということは、じゃらんの利用層においての成功例と言える」というコメントを聞き、定義を変えることで「成功」も異なることに気づきました。長く続くお土産を「成功」とするか、日本一の売上を「成功」とするか、知名度が高いものを「成功」とするか、視点を変えることで「成功」しているお土産も変わります。当然、発表する内容も変わってきます。自分たちが何を「成功」と定義するか。課題にはそこまで書かれていませんが、「成功しているお土産」について発表するのであれば、当然考えなければならない内容です。
プレゼンテーションまで残り2週間、課題に対しさまざまな視点で考え、自分達なりの提案を作っていきたいです。

第8回 PBLプレゼンテーション迫る! 各チーム仕上げへ

課題「日本全国のお土産の成功例をあげて、その土産物をさらに成功へと導くための提案」の発表に向け、いよいよ仕上げの段階に入りました。各チームは、これまでに行ってきた情報収集・分析の結果を元に立てた仮説を検証し、わかりやすく伝える提案資料を作成しました。
各チームでは「この表現の方が伝わる!」「こっちのデータの方がインパクトがある!」と、メンバーが積極的に意見を出し、これまで以上に活発な議論が行われました。その中で、調べた情報が多すぎてまとまらず、情報の絞り込みに苦しむチームも見受けられました。教員からは、市場・顧客、競合、自社の3つの視点でアプローチする3C分析を活用し、情報を整理・分析するようアドバイス。拡散した情報を一旦整理することで、選んだお土産の弱点など問題点が浮かび上がり、成功するための課題解決の提案へとつながりました。発表資料も完成に近づいた各チーム。次回、いよいよPBLの発表が行われます。
プレゼンテーションは相手の立場に立って伝えることがカギ
波多野 由奈  麻布大学附属高等学校出身

先生から「プレゼンテーションは相手の立場に立ち、どれだけわかりやすく自分たちの主張を伝えられるかが大切」というアドバイスがありました。そこで改めて私たちの作成した資料を見返したとき、聞く人に「わかりやすい」資料にはなっていないことに気づきました。お土産について多くの資料を調べ、考えたことは資料に書かれています。しかし、チーム以外の人に説明すると考えた時、なぜこのデータを示すのか、なぜこの結論になったのか、このままでは恐らく伝わりません。「聞く人にわかりやすく」という視点で考えたとき、修正すべき点や追加するデータなどが出てきました。内容の良い提案でも、聞いている人に理解されなければ意味がありません。次回のプレゼンテーションでは、これまでの学びを最大限活かしたいと思います。

第9回 PBLプレゼンテーションを実施!

1カ月間、PBL課題「日本全国のお土産の成功例をあげて、その土産物をさらに成功へと導くための提案」に取り組んできた学生達。今回、いよいよプレゼンテーションの日を迎えました。
持ち時間は5分。各チームは、何回も練習を重ねたことが見て取れる、堂々としたプレゼンテーションを行いました。発表では、外国人に人気の「食品サンプル」をカフェやキャラクターとコラボレーションするビジネスプランや、京都の「八つ橋」を観光客だけでなく地元の方に多く購入してもらうアイデアなど独自の切り口で提案。官公庁の統計資料や企業情報を丹念に調べ、データを元に強み弱みを分析するなど、ここまでに学んだ情報収集の仕方や分析手法を活かそうとする姿勢が見られました。
入学後最初のプレゼンテーションを終えた1年生。今回学んだことや反省点を活かし、次はひとつ高いレベルから後学期PBLに臨みます。
他チームの発表で気付いた自チームの“調査・分析の浅さ” 後学期はより深く分析したい
武井 こむぎ  鵠沼高等学校出身

今回、他のチームの発表を聞き、自分達のチームの調査や分析がいかに浅かったかに気づかされました。
私達のチームは、山梨の「信玄餅」を題材に、関連商品の信玄餅プリンや信玄餅ソフトをPRし、セット販売により売上を伸ばす提案を行いました。しかし、発表にはターゲット設定や強み弱みの分析はあまりなく、調べた情報を基に、アイデアを発表するにとどまっていました。他のチームは、選んだお土産について地域ごとの出荷量と売上を細かく調べ、客層による売り上げの傾向や経年変化を調査するなど、さまざまな角度で調べていました。また、3C分析やSWOT分析など他の授業で学んだ分析フレームを活用し、データから問題点を見つけていました。そういうチームの発表には説得力があり、その発表を聞いて自分の視点が広がっていくように感じました。今日、他のチームから、自分達に足りなかった多くのことを学びました。この気付きを活かし、後学期のPBLに取り組みたいです。

第10回 前学期最終回 伸びた力と自分に不足している力を把握し後学期へ

前学期の最終回となった今回は、これまでの学びを振り返り今後の学修に活かすため、学生一人一人がリフレクション(内省)を行いました。 自身の問題点洗い出しと課題発見に取り組む学生達に、教員からは「まずはゼミを通じて伸びた力や成果について振り返る」とのアドバイスが。修得したスキルや達成した成果を考えることで、自身の成長が明確になると同時に、自分に不足している力も明らかになります。 振り返りのスピーチで、「常に『なぜ』を考える癖がつき、情報を深く調べるようになった」「1つの情報も視点を変えることで見えるものが違うことを知った」「拡散思考・収束思考の実践で意見をまとめる力がついた」など、多くの成長を挙げた学生達。一方、「傾聴・質問がうまくできず議論が深められなかった」「計画が甘く間に合わなかった」「固定観念にとらわれ、拡散思考が実践できなかった」など、PBLを通じてわかった自身の課題も整理されました。各々に不足した力を認識した上で、改善しながら後学期ゼミに取り組みます。
多様な視点を持ち意見を出すことの重要性に気づいた
荒木めぐみ  横浜平沼高等学校出身

PBLでは、他人の意見に引っ張られ、異なる視点で意見を出すことができなかったことが自身の大きな課題です。私たちのチームは、鎌倉土産の鳩サブレーを題材に、若年層をターゲットにSNSを活用したPRの提案を行いました。しかし、提案内容はアイデアに頼ったもので、競合の比較データによる分析も少なく実現性に欠けるものでした。その理由は、出たアイデアにすぐに同意し、異なる視点の意見・疑問点を出すことができなかったからです。他のチームのように、「ターゲットやエリアを変えた場合は?」「異なるデータをクロス集計した場合は?」など、さまざまな視点から議論を戦わせ、幅広く調べ上げれば、数字に裏付けされた実現性の高い内容になったと感じます。多様な視点で捉え、意見を言うためには、学んだ傾聴・質問等のスキルと共に、幅広い知識も必要となります。この夏、さまざまなジャンルのビジネス成功事例を調べて自分なりに分析し、後学期PBLでは、もっと議論を深める意見が言えるようにしたいと思います。

第11回 後学期初年次ゼミがスタート!

9月25日、夏休みを終え1年生の後学期初年次ゼミがスタートしました。
コロナ禍により多くの大学が後学期もオンライン授業を継続する中、学生が対面で議論し学ぶ機会を作るため、産能大ではすべてのゼミを教室で行っています。学生達が、教室での授業を心待ちにしていたことが表情からも伝わってきました。また、教室での参加が難しい学生はオンラインで参加するハイブリッド形式で授業が行われました。
後学期第1回目となったこの日は、前学期に学んだジェネリックスキルの振り返りと夏休みの課題として取り組んだ計数処理能力アップのためのテスト、そして後学期ゼミで取り組む内容を理解しました。後学期には、実際の企業のビジネスモデルを研究する企業研究レポートや、現実に起きている社会の課題解決に挑戦するPBL(Project Based Learning)が行われます。学生たちは、教室で勉強できる喜びもありながら、いよいよ本格的なPBLが始まることから、緊張した面持ちで教員の話に耳を傾けていました。
授業で学んだ情報分析力や課題発見・解決力を総動員しPBLに挑戦したい!
中村 萌音 跡見学園中学校高等学校出身

後学期は、いよいよPBLが始まるので楽しみです。授業前は、PBLの発表に向け「良いプレゼンテーションを」と、はやる気持ちもありましたが、先生から「PBLは思いつきを披露する場ではない」という話がありハッとしました。課題解決には、前学期に学んだ情報収集力や課題発見力、構想力、実行力など全ての要素が必要となります。まずは前学期学んだことを振り返り、企業研究レポートの作成を通じて自身の課題である情報の分析力を高め、PBLでチームに貢献していきたいです。グループワークでは、オンラインにはない場の雰囲気や相手の温度を感じながら、より深い議論を行っていきたいです。

第12回 ビジネスモデルを研究する「企業研究レポート」がスタート

今回より企業のビジネスモデルを研究する「企業研究レポート」がスタートました。研究対象となる企業は、関東の人気食品スーパー2社。一方はEDLP(エブリデー ロプライス型)の価格戦略、もう一方はHI&LOW(ハイアンドロー型)の価格戦略を採用しており、同じスーパーでもそのビジネスモデルは大きく異なります。学生たちは、2つのスーパーの運営スタイル、マーケティング戦略、価格戦略、宣伝方法などについて多角的に調査を進め、そのビジネスモデルを解き明かします。
このレポート作成には、前学期に学んだ情報分析力や課題発見力、計画立案力のほか、他の授業でも学ぶマーケティング分析手法や財務データ分析など多くの知識が必要となります。それらの知識をフルに活用し、企業のビジネスモデル分析に挑みます。その導入となった今回は、完成までのタスクを洗い出し、ガントチャートを使ってレポート完成までの細かなスケジューリングを行いました。
ポイントは「自分の解釈と分析」 十分な調査をもとにスーパーの強みや課題見つける
植草 杏実 敬愛学園高等学校出身

「レポートで一番大切なことは、調査量ではなく調べた文献に対し自分がどう解釈し、分析するか」との先生の言葉で、私が考えていたレポートに対する意識が変わりました。
私は、多くの文献を調べ、調べた事実を多く記載したほうが良いレポートと考えていました。しかし、大学で作成するレポートは、一人の研究者として作成するもの。十分な調査を行うことは前提であり、調査して集めたファクトやデータから、いかに分析し考察するかが大切です。多角的な調査をもとに実際に自分の目で店を見て、データから何が読み解けるのかを常に考えながら、自分なりの解釈・分析を行いたいと思います。

第13回 有価証券報告書から企業の販売戦略を解き明かす!

今回は、「企業研究レポート」の質を高めるために必要な、情報収集について学びました。 学生達が取り組んだのは、スーパーについてのビジネスモデルや文献の調査とともに、有価証券報告書を調べること。有価証券報告書からは、事業内容のほか、営業成績や財務状況、安定性、キャッシュフロー、リスク要因など会社の業績や戦略、将来の見込みを読み取ることができます。販売戦略の調査というと、実際の店舗でどのように売っているか、という目に見える部分に注目しがちです。しかし、企業を分析し、その戦略を解き明かすためには、販売状況など、主張の根拠や証拠となるエビデンスが欠かせません。これまで企業の有価証券報告書を見る機会がなかった学生も、記載内容が何を意味するのかひとつひとつ確かめて調査を進めました。
情報の質を見極める目を養いレポートの質を高めたい
豊田 純怜 マーケティング学科 1年 埼玉県立朝霞高等学校出身

食品スーパーについて数多くの文献や有価証券報告書を調べましたが、情報が多く、どの情報を使うべきか悩んでいました。先生からは「レポートにおいて重要なのは、調査した量ではなく情報の質」とのアドバイスがあり、情報の質を見極める力の重要性に気づきました。そこで、集めた情報の中から、信憑性が高く「質の高い」情報を見極めることを自身の課題としました。食品スーパーの販売戦略を解き明かすために何が必要かを常に考えて、分析を進めていきたいと思います。

第14回 有価証券報告書から企業の販売戦略を解き明かす!

前回に続き食品スーパー2社の企業調査を進める学生達。今回は、企業の分析に欠かせない、環境分析のフレームワークを学びました。外部環境を把握するPEST分析、内部環境を捉えるバリューチェーン分析や、内外双方の視点から分析する3C分析やSWOT分析などさまざまなフレームワークを活用し、集めた情報を整理。運営戦略の異なる2社の共通点やフレームワークにより見えてくる強みや弱みの分析を行いました。
グループワークを通じて自分には無い視点を発見 企業を見る視野が広がった
田島 怜奈 大妻中学高等学校出身

スーパーの企業概要や財務状況、運営スタイルなどさまざまな情報を調査しましたが、分析・考察の部分でやや行き詰まっていました。授業で先生から「周りの人と対話をしながら調査・分析を進める」とのアドバイスがあり、グループのメンバーと議論しながら調査を行ったところ、自分には考えつかなかった「AIの発展によりどちらのスーパーが売れるか」「核家族化が進んだ場合の販売方法」などの視点・発想で議論を行い、新たな視点で分析ができ、私自身の視野も広がりました。今後のゼミでも、色々なメンバーとの議論を通じて新しい視点や考え方を知ることが楽しみです。

第15回 学んだ調査・分析手法を活用し企業研究レポートが完成!

5週にわたり取り組んできた「企業研究レポート」がいよいよ完成しました。スーパーマーケットをビジネスの視点でとらえ、価格戦略やマーケティング戦略の違いを調べ上げた学生達。SWOT分析や3C分析など、他の授業で学んだマーケティングの環境分析手法も活用し、各々導き出した考えをまとめました。コロナ禍の影響や人口動態、地域の特性など細かな背景まで調べたレポートもあり、調査・分析に裏付けされた論理性の高いレポートが数多く見受けられました。
商品やサービスに対する「ビジネスの視点」学んだ 
片寄 愛心 マーケティング学科 1年 福島県立いわき光洋高等学校出身

企業研究レポートに取り組み、初めて普段何気なく行っていたお店の「企業戦略」について考えました。各企業には目指す理念やスタイルがあり、お店の販売戦略は企業の姿勢や理念を表していることがわかりました。特に、EDLP戦略、HI&LOW戦略など、学びが深まったと感じています。商品やサービスについて、これまで自分には無かった「ビジネスの視点」で見る大きなきっかけになりました。

第16回 後学期PBLがスタート!石垣島の新しいお土産の企画を考える

初年次ゼミの集大成となる、後学期のPBLがいよいよスタートしました。課題は、石垣島におけるコロナ後の経済活性化を目的とした、新たなお土産の企画とプロモーション。これまでゼミや他の授業で学んできた経営学の知識とスキルを総動員し、チームでPBLの課題に挑みます。まず初めに各チームが実行したのが、ガントチャートを使った計画立案。これまで繰り返し学んできたこともあり、タスクの洗い出しや役割分担決めもスムーズに進み、各チーム、プレゼンテーションまでの細かなスケジュールを立案しました。

第17回 集めた情報を経営学の手法を活用して分析する

PBLテーマである「石垣島の新しいお土産」を模索するため、計画に沿って情報収集と分析を進める各チーム。前学期のPBLでは情報収集にも手間取っていた学生達ですが、ゼミや授業で数多くの調査を行った経験から、官公庁のデータや企業データなどさまざまな情報に素早くあたり、必要な情報を収集しました。集めた情報は、3C、4P、SWOT分析、ポジショニング分析など、マーケティング分析の手法を使い、企画の根拠やヒントとなる情報を分析しました。

第18回 PBLゼミ内発表会開催!ゼミ代表が決定

1か月以上にわたり準備を進めてきたPBLも、ゼミ内発表会の日を迎えました。各チーム、授業直前まで発表の練習を行い、普段のゼミ授業とは異なる緊張感の中、発表がスタートしました。廃棄されるフルーツを活用したお土産や健康に着目したお土産、石垣島の塩を使った化粧品など、調べたデータと分析に基づく企画案を提案しました。SNSなど学生ならではのプロモーションアイデアも加わり、ビジネスプランとして完成度の高いプレゼンテーションが行われました。そして審査の結果、12月16日に行われるゼミ対抗プレゼンテーション大会に出場する各ゼミの代表チームが決定しました。
石垣市というクライアントを満足させるリアルなビジネスに挑戦!
木村 夏乃  埼玉県立熊谷女子高等学校出身

私たちのチームは、「規格外のフルーツを活用したフルーツふりかけ」を提案しました。
当初、私たちのチームは新規性のあるアイデアで企画案を作成していました。先生からは「この商品が本当に売れるかという実現性の部分が欠けている」というアドバイスがあり、石垣市というクライアントがいるリアルなビジネスという認識が足りていなかったことに気づきました。そこから、提案を一から見直しました。なぜ私たちがこの商品を提案したいか、なぜこのターゲティングでこのプロモーションを行うか、このプロモーションがいかに効果的でリピートに繋がるのか、チームで改めて議論を重ね、一つ一つの提案に根拠と説得力がある新企画案が完成しました。努力の甲斐あって、私たちのチームはゼミ代表に選ばれました。ゼミ代表を目指し、皆忙しい日程の中、空いてる時間を見つけて取り組んできたので心の底から嬉しかった。代表に選ばれたからには、応援してくれるゼミの皆のためにも、絶対に優勝したいです。

第19回 ゼミ対抗PBL発表会を開催 石垣市担当者にビジネスプランを提案

12月16日(水)、今年度初年次ゼミのハイライトと言える「ゼミ対抗PBL発表会」が開催され、各ゼミのPBL発表で最高の評価を得たゼミ代表同士による、ハイレベルなプレゼンテーションが繰り広げられました。
発表会には、石垣市役所の担当者も審査員としてオンラインで参加。教員とともに、学生達が考案した石垣の新たなお土産プランを、ビジネスの視点で評価しました。審査員が講評で述べたように社会人顔負けのハイレベルな提案を行った各チーム。実現性、新規性、安定供給性、石垣島の経済活性化につながるか、表現力などさまざまな角度から厳正に審査した結果、石垣島特産品の月桃とコロナ禍での消費者のウェルネス志向を掛け合わせた「ハーブコーディアル」を提案した藤原ゼミ(経営学科)と、島ニンジンの廃棄問題を解決し、全国的な家飲み需要に応えた「島人参のリキュール」を提案した古賀ゼミ(マーケティング学科)が最優秀賞に選ばれました。
1年で自分達がここまでできることに驚いた
中村 朱那  岐阜県立大垣桜高等学校出身

私たちのチームは、お土産を通して島人参の廃棄量減少にも貢献できる「島ニンジンのリキュール」を提案しました。企画にあたっては、実際に製造免許を持った工場を調べ、実際に作った場合のコストや利益を突き詰めて考え、ただのアイデアではない実現性にこだわりました。満足のいく提案になるまで仲間と議論を重ね、前日も夜まで最終確認を行いました。発表では、どのグループもとてもクオリティが高く、その中で最優秀賞をいただけたことは本当に嬉しかったです。
前学期PBLでは反省点ばかりでしたが、この1年多くの授業で学んだ経営学やマーケティングの知識が、後学期のPBLでは身となり活用できている実感がありました。マーケティングの分析手法にとどまらず、「発想力を鍛える」で学んだ「ブレインストーミング」で話し合いを効率的に進め、「コミュニケーションの方法」で学んだ相手の考えを引き出す方法でチームの議論が活性化しました。全てが実践の場であるPBLで生かすことができ、この1年で自分達がここまで到達していることに驚きました。
2年次以降も、SANNOの多くの学びを吸収していきたいです。

第20回 自ら目標を定め達成するモチベーションコントロールを学ぶ

残り2回となった初年次ゼミ。今回は、目的・目標を確実に達成していくための感情コントロールやモチベーション維持について学びました。企業の研修でも数多く実施されている、モチベーションコントロール。社会では、不利な状況・想定外の状況に陥ることも数多くあります。どのような状況でも、自らの手で目的・目標を設定し、今の自分の気分や行動をアクティブな状態にして達成していくことが必要となります。演習では、ついつい「先延ばし」してしまうことを題材に、その理由や原因を解き明かしながら、先延ばしをせず達成するためのモチベーションコントロールについて学びました。

第21回(最終回) 1年間の学びで得たことを整理し2年次につなげる

初年次ゼミもいよいよ最終回となりました。SANNOに入学し、経営学・マーケティングを1から学んだ学生達。前学期のPBL、企業研究レポートを経て、後学期PBLでは緻密な分析に基づく社会人顔負けのプレゼンテーションを行うまでに成長しました。しかし、経営学の道はまだまだ始まったばかり。最終回では、今後の学びにつなげるため、この1年間で学んだこと、身につけたことを各々が整理しました。学んだ経営学やマーケティングの知識が実践で使えるレベルとなったことを成果とした者、地域創生への興味関心の高まりを成果とした者、入学前・前学期と比べグループワークでのリーダーシップが飛躍的に向上したことを成果とした者など、それぞれの成果を改めて振り返った学生達。同時に明らかになった課題を、2年次以降で向上すべき点として認識し、1年次ゼミを終えました。