授業科目紹介
「フードビジネス」 情報マネジメント学部3・4年次・前学期開講
担当:情報マネジメント学部 松岡 俊 教授
どのようなことを学ぶ授業?
ビジネスを取り巻く様々な変化がもたらす影響を、最初に受けるのがフードビジネスです。その外部環境の変化を6つの視点から分析することで今後の戦略を考えるのが狙いの授業です。
この授業の面白さや、学生に学んでほしい、興味をもってもらいたいポイントは?
私たちを取り巻く環境の変化に気づきさえすれば、それに対応するアイデアは無限に出てきます。その意味でも変化を意識的にとらえることが大切です。
授業内容に関する近年のトレンドは?
2019年度の授業から、総合商社のフードビジネスへの参入と、そのクラスター戦略について授業では取り上げています。2020年度の授業では、なぜイベリコ豚は日本中に流通するようになったのかを、総合商社の食品産業クラスターと関連付けて取り上げました。
授業内での工夫は?
フードビジネスだけに、できるだけ“鮮度の良い”新鮮な話題を取り上げながら進めています。学生の興味関心を引き付けるには旬な話題が最適だと思っているからです。
これまで受講した学生で、印象に残っているエピソードは?
4年前に高齢者食、なかでも嚥下食マーケットの可能性について取り上げましたが、食品メーカーに就職後、嚥下食の提案で優秀な営業成績を上げている学生がいると聞いています。
授業で学ぶことが、卒業後にどのように役に立つ?
社会に出てすぐに役立つ知識もあるかと思いますが、いつかつながる学びというのも大切です。現時点で興味があまりないことであってもしっかりと取り組んでほしいと思います。
授業に関連して、併せて受講してほしい科目、習得してほしい知識は?
「マーケティング事例研究」、「マーケティングフィールドワーク」といった、マーケティングに関連する授業科目を履修すると、さらに理解を深めることができると思います。
授業を通じて学生に伝えたい事
フードビジネスを様々な産業における変化の先行指標として位置づけ学んでほしいと思っています。フードビジネスを学ぶことで変化に強いビジネス脳を鍛えてほしいと思います。