大学2年間の集大成「企業研究レポート」-企業の成長要因とは?-

企業分析に挑戦することで、フレームワークや分析手法の有用性を実感!

「無印良品」の成長要因“Key Success Factors”とは?
SANNOのゼミは、1年次から始まります。1年次ゼミでは、グループワークを中心に、社会で必要とされるジェネリックスキルの習得やPBL(課題解決型学習)を通じた問題発見・課題解決力を身につけることに取り組みました。
2年次では、後学期から専門ゼミを自分で選択します。そのため、2年次ゼミの前学期では、これまで学んできたことの集大成として「1/2卒論」と言われるレポートを仕上げることが大きなゴールとなります。

「1/2卒論」では、各自が成長企業の成長要因「Key Success Factors/KSF」を調査し、まとめます。私は、調査対象に「無印良品」や「MUJIブランド」を展開する株式会社良品計画を調査対象に決めました。もともと母が「無印良品」の商品が好きだったことがきっかけで、大学1年生から「無印良品」の店舗でアルバイトを始めたのですが、客観的に分析してみたらどうなのだろう?という興味が湧いたからです。
文献だけではわからない、実際の消費者心理を検証
企業の成長要因を分析するといっても、何から手をつければいいのか分かりませんでしたが、同じ企業を調査する人たちでグループをつくり、お互いにこれまで学んできた分析の視点、情報収集の方法を共有し、何度もドラフトの段階でフィードバックし合いながら、個人での調査・分析を進めていきました。

しかし、文献や有価証券報告書などを読みながら調べていくうちに、自分と同じ世代が「無印良品」についてどのようなイメージを持っているのだろうか?という疑問が湧きおこり、途中まで書き始めていたレポートの構成を一から見直すことにしました。

そして、文献に書かれていることだけではなく、自分自身で調査してみたいという思いから、アンケートの手法を先生に教えていただき、生活雑貨を購入する上での消費者の購買心理や「無印良品」が掲げるブランドコンセプトが消費者に伝わっているのかを検証しました。
参考文献(※)やインターネットの情報を分析
専門ゼミで「消費者心理」を研究したい!
最終的に、株式会社良品計画の客観的なデータから分かる概況、競合他社との比較分析、成長要因の分析と経営課題について調査・分析したことをまとめました。こうして書き上げたレポートは13000字にもなりました。

「1/2卒論」に取り組んだことで、経営学の面白さと奥深さを実感しました。また、今後の目標も見つかりました。ひとつは、経営の分析手法を学び、活用するということです。今回のレポートでも1年次に学んだフレームワークがとても役立ち、もっと学びたいと思いました。
もうひとつは、消費者心理について調査・研究するということです。2年次後学期からの専門ゼミでは、消費者心理を研究するゼミを選択しました。良い商品を作っても消費者に届かなければ意味がありません。経営戦略にとって重要な消費者のインサイト(潜在ニーズ)を探っていきたいと思います。


(※)参考文献
松井忠三(2017)『無印良品のPDCA 一冊の手帳で常勝経営を仕組み化する! 』毎日新聞出版
松井忠三(2013)『無印良品は、仕組みが9割 仕事はシンプルにやりなさい』KADOKAWA
松井忠三(2014)『無印良品の、人の育て方 “いいサラリーマン"は、会社を滅ぼす』KADOKAWA
江上隆夫(2014)『無印良品の「あれ」は決して安くないのに なぜ飛ぶように売れるのか? 100億円の価値を生み出す凄いコンセプトのつくり方 』SBクリエイティブ
良品計画(2017)『無印良品の業務標準化委員会: 働く人が仕事を変え、オフィスを変え、会社を変える』誠文堂新光社

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ゼミの学び

渡辺 華帆 2年
神奈川県立大船高等学校出身