海外に行かなくても英語は上達できる!

センター試験模試60点からTOEICテスト965点までの道のり

マーケティング学科4年 尾崎隼  東京都立松原高等学校出身
英語はコミュニケーションツール
受験英語が本当に苦手でした。高校生の頃、初めて受けたセンター試験模試の英語ではわずか60点しか取れず、大学受験に向けて努力を重ね、160点程度までは取れるようになりました。それでも英語に対する苦手意識が消えることはありませんでした。しかし、英語が使えるようになりたかったため、自分なりに勉強を続けていました。「英語を難しく考え過ぎてないだろうか?」知り合いのおじいさんが見知らぬ外国人に英語で話しかけているのを見た時、「英語なんて単なる言語じゃないか!」と自分の中で英語に対する考え方が変わりました。
受験英語から生きた英語へ
話すことに慣れたいと考え、春期休暇中に「英語力強化のための短期集中講座」に参加しました。約2週間のプログラムで、発音や表現などが学べるとともに外国人留学生たちと交流する機会もありました。「このチャンスを逃してはいけない!」と思い、同じグループになったネパールからの留学生に積極的にアプローチしました。拙い英語でしたが、積極的に声をかけて交流を深め、授業後に一緒に食事に行くことになりました。そこで彼から、「英語の映画の完全コピーにトライしてみては」と英語上達ためのアドバイスをもらい、その日からさっそく映画の完全コピーに取り組みました。最初は、単語を拾うこともできませんでしたが、毎日欠かさず行うことで少しずつ英語が聞こえてくるようになってきました。
少しずつ自信を得た私は、英語で直接コミュニケーションをとることに面白みを感じ、街で困っている外国人を探して声をかけるなど生きた英語の習得に励みました。

産業心理学を学び、マインドチェンジ

ヒアリング力が高まることを実感し、今度はTOEICテストで高得点を取ることを目標にしました。勉強の方法はシンプルで、たとえ短い時間でも毎日必ず英語に触れること、それだけです。
この勉強法を維持するために力になったのが、「産業心理学」の授業でした。産業心理学では、人は「内発的な動機付け」ができると自分の意思を貫けるという話が心に響きました。つまり、誰かに言われてやるよりも、自分自身で動機付けできると行動が変わり、目的が達成できる確率が高まるという考え方です。この考え方を素直に受け入れ、まるで筋トレをするように、毎日欠かさず英語のトレーニングを重ねました。その結果、1年次500点、2年次870点、3年次965点と着実にTOEICテストの点数を伸ばすことができました。
この経験から学んだのは、海外に行くことだけが英語上達の方法ではない、なりたい自分になるために、本気で取り組めば結果は自ずとついてくるということです。

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※2021年度掲載