自分ごととして社会問題について考えた

女性の身体と心についての問題提起と解決策を提案し、
『SDGs探究AWARDS2020』学生部門で優秀賞を受賞!

女性の身体と心について、問題提起と解決策の提案「オマモリProject」で優秀賞を獲得

経営学部マーケティング学科に所属する二人の2年生が、一般社団法人 未来教育推進機構(UMEDAI)が主催するSDGs探究AWARDS2020年で、優秀賞を獲得しました。企画テーマは「オマモリProject」、女性の身体と心について、問題提起と解決策の提案を行いました。

「人に相談できない」テーマだからこそ、受け入れてもらえるような工夫を施す

「悩んでいるのに、人に相談できない」「大切なことなのに、誰も教えてくれない」日本では、性に関する話題はタブー視される傾向にあり、社会的な理解も得られにくく、情報も少ないように思いました。事実、私自身も自分ごととしては捉えていませんでした。しかし、自分たちの世代の女性という視点から社会を見た時に「望まない妊娠と性に関する教育の不足」という問題があることを知りました。

そして、問題解決には単に施策の必要性を訴えるのではなく、実行可能な解決策の提示が不可欠だと思いました。しかし、先にも述べたように、日本社会では性的なことを敬遠する風潮があるように感じたため、企画書を作成する際には、より多くの人に案が受け入れてもらえるように、優しく、柔らかく、温かいイメージのデザインを心がけました。提言するだけでなく、実現の可能性も考慮する。そのことを経営学から学んでいます。
瀬戸 梨子 経営学部2年 東京都立 飛鳥高等学校出身

授業で学んだ商品開発のプロセスがダイレクトに役に立った

このプロジェクトは社会問題に興味を持つきっかけになりました。また、プロジェクトを通して最適解を抽出するというマーケティングのアプローチが役立つことを学びました。私は商品開発について学びたいと思い、マーケティングが学べるSANNOに入学しました。商品開発には、商品を題材に課題をあぶりだし、データを集め、分析し、アイデアの妥当性を論理的にまとめていくというプロセスがあります。

今回のプロジェクトのテーマである社会問題についても、マーケティングアプローチを使いながら解決策をまとめていきました。優秀賞をいただけたことは、驚きでもあり、2人の努力が認められ自信になりました。しかし、一番嬉しかったのは、私たちのアイデアが現実的かつ効果が期待できるという点で評価をいただけたことです。
岡田谷 沙羽 経営学部2年 神奈川県横浜市立 戸塚高等学校出身

SDGs探究AWARDSとは?

国連が掲げるSDGs(持続可能な開発目標)をテーマとした探究活動の場として社団法人 未来教育開発機構(UMEDAI)が2019年に「SDGs探究AWARDS」を設立しました。同アワードでは、未来を担う世代の人たちが「SDGs」を通して世界の問題を学び、その問題を「自分ごと」として捉え、行動することの必要性を提唱するとともに、「SDGs」の認知向上につなげることを目的としています。2020年度は、中高生部門、学生部門を合わせて、1956チームがエントリーし、そのうち中高生部門から最優秀賞1チーム、優秀賞4チーム、学生部門から4つのチームが優秀賞(最優秀賞は該当なし)を受賞しました。
出典:社団法人 未来教育開発機構(UMEDAI)ウェブサイトより一部引用
※2021年度掲載