~内定者の声~久場島 清雅

久場島 清雅 経営学部 4年
内定先:株式会社リンクアンドモチベーション
出身校:沖縄県立知念高等学校
組織課題を解決するコンサルタントとして、いつか地元に恩返しをしたい
未知の世界で積む貴重な経験に期待
地元である沖縄のさまざまな問題について深く学びたい、その想いから、高校生の時は地元の国公立大学を志望していました。そんな中見つけたのが、石垣島の課題解決に取り組むPBLが行われているSANNOでした。さまざまな考え持った人に出会える東京にいながら、沖縄の諸問題について深く学習できる大学は他にない。「未知の世界に飛び込んでみたい」という気持ちが強くなり、「卒業後の進路に必ず役立つ貴重な経験を積める」という期待で入学を決めました。その決断は大正解だったと思います。SANNOに入学して本当に良かったと思う理由の一つが、周囲の仲間の存在です。さまざまな志を持ち集まった同世代の仲間と切磋琢磨できることは、高校までには無かった大きな刺激を私に与えてくれました。また、深い洞察力がある人や調査力に優れた人、コミュニケーション力が高い人など多くの仲間学び合うことで、自分の潜在能力や可能性が引き出されました。そしてもう一つ、実際に貴重な経験を積むことができたことです。なかでも、地域創生に取り組んだゼミ活動は大学時代にもっとも熱中し、力を入れたことでした。
逆境が生んだ組織活性化への関心
所属した杉田ゼミでは、地方創生をテーマに「奥能登国際芸術祭(石川県珠洲市)」のプロモーション活動に取り組みました。私が注力したのは、ニュースとして取り上げてくれる新たなメディアを全国から発掘することでした。過去に実績のあるマスメディアに留まらず、半島での暮らしや都道府県知事の取り組みを特集するローカルメディアなどを新規で開拓していきました。その成功体験から学んだのが、情報収集の重要性であり、貪欲に深掘りする大切さでした。このことは、自分自身でも気づかないうちに身につけた粘り強さにつながったと思います。一方で、就きたい仕事を見つけるきっかけになったのが、学園祭の実行委員長を務めたことでした。開催当日に向けた準備が佳境を迎える頃、コロナ禍の影響から急遽オンラインでの開催になるという事態が起こりました。著しく下がったスタッフのモチベーションを再び上げるため、私は「オンラインで史上最高の視聴数を目指そう」という新たな目標を設定しました。その結果、「例年のイベントにとらわれず自由に企画を立案して実現しよう」という機運が高まり、スタッフが一丸となって学園祭準備を進め、昨年の約3倍を超える視聴数を記録することができました。そして、この体験から、仕事として関心を持ったのが、組織の活性化に携わることでした。

目標は沖縄の労働環境改善や経済発展
就職先を選ぶ際の基準は主に2つありました。SANNOで学んだ毎日のように、能動的に働けること。そして、いつか沖縄の発展に貢献できる知識や経験を得られることでした。内定をいただいた株式会社リンクアンドモチベーションは、組織が抱える課題の解決支援を強みとする経営コンサルティング会社です。理想とする仕事や働き方を求め粘り強く調べた末にたどりついた、自分が理想とする企業でした。その意味では、杉田ゼミで培った能力や経験が活きたと思います。面接では、SANNOで培った、目の前の課題に正面から向き合い、解決に取り組める熱いマインドや姿勢を評価いただきました。ワークライフバランスを重視しながらも、働く人がいる限り「仕事が生きがい」といえる社会にすることも重要だと考えています。その起点となる会社の組織をより良くするコンサルタントになり、将来は沖縄の労働環境改善や経済発展にも貢献することが目標です。