~内定者の声~阿部 優生

阿部 優生 経営学部 4年
内定先:株式会社バンダイナムコミュージックライブ
出身校:神奈川県立岸根高等学校

多くの方の“楽しみ”を創り出し、苦しい時も支えになる“生きがい”を与えたい

定めた目標が正しいか、視野を広げて確かめることも大切
私は子供の時ヒーローが登場する特撮テレビドラマが大好きで、おもちゃ屋で売っていた主人公が腰に巻く“変身ベルト”に夢中でした。その想いはさらに大きくなり、大学に入る前から「将来は商品企画の仕事に就きたい」と考え、最先端のマーケティング知識や事例を実践的に学ぶことができるSANNOに入学しました。入学当初は、就職したい企業も“変身ベルト”を製造販売するメーカーでした。しかし、1年次からスタートするキャリア教育の授業を受ける中で、「他の業界や企業を知らないまま就職先を決めてしまうのはもったいない。もっと業界や企業について知りたい」と考えるようになりました。視野を広げて自分の志向や適性を確かめるため、企業や業界についての知識を深めることができる学びや活動に全力で取り組みました。
商品企画とは何かを学んだ企業やマーケターとの協働
SANNOの授業で多くの経験をした中で、自分のさまざまな力を鍛える舞台になったのは、2年次後期から所属した小々馬ゼミでの活動でした。複数の企業とコラボレーションし、それぞれの商品企画を同時並行で進める。そのプロセスは、ビジネスの厳しさを肌感覚で学ぶ絶好の機会になりました。授業でインプットした知識を応用し、アウトプットを数多く行ったことで、自ら考えて行動する力や、プロジェクト全体の管理能力も養われました。また、小々馬ゼミが主催する「ミライ・マーケティング研究会」にも注力しました。多様な企業に対してZ世代の価値観や消費行動に関する研究成果を報告し、第一線で活躍するマーケターの方々と対話を重ねました。活動を通して、企業の商品企画に対するリアルな取り組みも垣間見ることができました。
無意識の行動となって表れたグループワークの成果
就職活動では、視野を広げ幅広い業界の企業説明会に参加し、業界を絞ってきました。その中で気づいたことは、自分の胸の内にある「エンターテインメントを世の中に提供する業界で働きたい」という情熱でした。そして「なぜ楽しむ側ではなく、提供する側に立ちたいのか」と自分に問いかけ続けました。たどり着いた答えは、「多くの方の“楽しみ”を創り出し、苦しい時も支えになる“生きがい”を与えたい」というものでした。この想いを実現できる企業を探すために、面接の際は毎回「利益やコスト以外に重視していることはありますか?」という質問をしていました。その中で内定をいただいた株式会社バンダイナムコミュージックライブの方からは「何よりも奇想天外なアイデアを大切にしています」という回答をいただきました。また、インターンシップでは商品作りの際に意識していることとして「定番を作らない」というお言葉がありました。このようなチャレンジ精神あふれる同社であれば自分の夢を実現できると確信しました。内定をいただくにあたり同社からは、ムードメーカーとしてチームに調和をもたらし、密度の高い議論へと導ける点を評価いただいたと聞きました。1年次の初日に始まり、数えきれないほどのグループワークを行ってきた4年間で、無意識のうちに多くの力を身につけていたことにその時気づきました。学びの成果が、無意識の行動となって表れる。SANNOで学ぶ大きな魅力の一つだとあらためて思いました。