~内定者の声~加藤 大詩

加藤 大詩 情報マネジメント学部 4年
内定先:キヤノンシステムアンドサポート株式会社
出身校:東京都立杉並高等学校

学んだことを表現する。
就職の成功はその延長線上にありました

自分がやるべきことを優先する
私が就職活動を本格的に開始したのは、3年次の3月からです。同級生たちと比べると遅めのスタートでした。3年次は実行委員長を任された瑞木祭(学園祭)の準備が忙しく、自分のために時間を割くことができませんでした。それでも就職活動は順調に進み、2ヶ月後には意中の企業から内定をもらうことができました。成功の要因を自分なりに分析すると、自分に与えられた責務をしっかりと果たすことができたからだと思います。やり切ったという達成感が自信になり、就職活動に堂々と臨むことができました。
ボトムアップ方式を採用し、レベルアップを狙う
1年次から瑞木祭(学園祭)の運営に携わり、2年次にはコロナ禍の影響でオンライン学園祭も経験、3年次には実行委員長を任され、オンライン瑞木祭を運営することになりました。委員長を任されて最初に考えたのは、瑞木祭実行委員の組織体制を抜本的に見直すことでした。これまで学園祭は3年生が構想を練り、1、2年生は、3年生の指示のもと活動するというトップダウン方式の運営が恒例化していました。しかしその方法では、人ひとりの才能や、やる気を力にできないという問題意識が自分にはありました。この課題を解決するために組織を細分化し、学年に関係なく自由に意見を出し合い、それぞれが主体的に運営に携わるボトムアップ方式を試すことにしました。初めての試みだったため周囲には心配する声もありましたが、リスクを避けては成長できないと考え、実践することにしました。
人が成長することで、組織が活性化する
ボトムアップ方式を機能させるためには、それぞれのチームとの密なコミュニケーションと細かい調整作業、さらに適切な判断力が必要になります。その意味で、ボトムアップ方式はリーダーの負担は大きくなります。しかし、メンバーのやる気や積極性が培われ、組織が活性化するというメリットがあります。この方法を取り入れたことで組織に推進力が生まれ、質、量ともにみんなが満足できる学園祭サイトが完成しました。全員の努力の結果は、見事にアクセス数に現れました。開設からわずか2日間で前年度の開設1週間のアクセス数を上回ることができたのです。在学中はマネジメントに関するさまざまな理論を学ぶのが好きでした。私にとって瑞木祭実行員会の活動は、理論の有効性を試す格好の実験場でした。大学生活を振り返り感じたSANNOの魅力は、学びを表現する場がふんだんにあるということです。授業もクラブ・サークルも、全ての機会を自己成長の場として活用する。それが私の大学生活でした。