~内定者の声~上野 圭祐

上野 圭祐 経営学部 4年
内定先:中野製薬株式会社
出身校:茨城県私立常総学院高等学校

美容業界に対する長年の想いが、働きたい企業に伝わりました

憧れの業界に直結するゼミとの出会い
高校生の時から美容業界に憧れ、美容の専門学校への進学も検討していました。そんな中、SANNOを受験するきっかけとなったのは、ビューティ・マーケティングについて研究活動ができる外尾ゼミがあったことです。化粧品メーカーから与えられた課題に対して、解決するプランを提案して評価を受ける。そうしたプロジェクトに取り組めると知り、美容業界を志望する私にとっては願ってもないチャンスだと思いました。さらに、サロン経営に役立つ知識やビジネスについて実践的に学ぶことができるSANNOは、自分の夢に近づくにうってつけの場所と思いました。
プロジェクトで得たマーケティングの教訓
ビューティ・マーケティングのプロジェクトでは、市場が縮小傾向にあるスタイリング剤の商品企画提案に取り組みました。課題をいただいた企業の商品を中学生の頃から愛用していることもあり、提案には一段と熱が入りました。ユーザーの男性比率が非常に高いという調査結果を踏まえ、企画したのは若い女性をターゲットとした新商品でした。提案したプランの中には、ジェンダーレス時代に相応しいパッケージデザイン案なども含めました。企画立案から企業の評価を得るまでの過程の中で実感したのは、購入する消費者や、提供する企業の立場で商品を考えることの難しさでした。自分が欲しい商品を企画しがちだったからです。ユーザー像を客観的に分析し、企業から見て根拠や実効性のあるプランを提示するには、マーケットの声をたくさん拾うことが大事。そう気づかされるプロジェクトでした。得た教訓を活かして、その後の研究活動では多様なユーザーの視点や価値観を探ることに努め、自分の引き出しとして蓄積することができました。
伝わった美容業界への情熱
就職活動では当初、あえて幅広い業界の企業説明会に参加しました。そのことで「自分が一番好きな美容商材に携わる仕事に就きたい」と意思が明確になり、以降は美容業界に絞ってアプローチしました。職種としては営業職を希望しました。それは、マーケットの声を営業現場でたくさん拾い、知見を蓄えた上でマッケターとして会社に貢献したいと考えたからです。内定をいただいた中野製薬株式会社は、商品企画の提案を行った企業でもあります。企業理念や事業内容に魅力を感じる一方で、自分がスタイリング剤の愛用者なので商品や仕事にプライドを持てると思いました。最終面接では、自分の原体験から芽生えた美容業界に対する長年の想いを伝えました。「自信を与え、人生さえも変えてくれる商品を、多くの人に広めたい」。大学で学ぶうち一層高まった美容業界への情熱や本気度が、内定をいただく理由の一つになったと思います。