~内定者の声~太田 駿人

太田 駿人 情報マネジメント学部 4年
内定先:株式会社ブルボン
出身校:群馬県立西邑楽高等学校
SE職に採用されたのは、文理融合型の人材として評価されたからです
早めのスタートが就職活動を成功させる秘訣
私は高校時代までサッカーに注力していました。当時はスポーツライターの仕事に興味があり、「スポーツ・プロモーション」などの実践的な授業に惹かれたことが入学の理由でした。しかし、コロナ禍の影響でイベントが中止になるなど、スポーツ業界は大きな打撃を受けました。そこで卒業後の進路を考え直し、あらためて注目したのが食品業界でした。社会がどんな状況に置かれても、人々に求められる商材に関わりたいと思ったからです。こうした就職に対する志向性は、3年次の春には固まっていました。就職活動を早めにスタートさせることでき、関心のある企業のインターンシップ参加や、早期選考を受けて次の採用ステップに進む余裕が生まれました。
実体験を通して養われた協働力や課題解決力
就職活動では、学びを通して得た成長体験や能力をアピールしました。その一つが、日刊スポーツ新聞社との共催イベントを運営する授業「イベントプロデュース」でした。感染対策を徹底するため、例年行ってきた企画や運営方法はゼロから見直す必要がありました。仲間とコミュニケーションを重ねながら困難を乗り越え、開催に向けた準備を進める中で学んだのは、個々の強みをチームの協働力に変えることの大切さでした。また、私はライター班の一員として新聞の誌面づくりを担当し、読者にとって価値がある情報とは何かを考え続けました。その結果、自分の感情や先入観に左右されず、物事を客観的に思考することが習慣になりました。一方で、ゼミ活動にも力を入れ、所属した矢田ゼミでは地域でマーケティング・マネジメントを実践しました。なかでも貴重な体験になったのは、薔薇をイメージした石鹸を製作し、直売所でお客様に配布した「JA湘南との産学連携プロジェクト」でした。商品を企画し、地域の魅力を発信するというプロセスの中で、課題解決力を養うことができました。

普段の学びに全力で取り組めば結果はついてくる
大手菓子メーカーである株式会社ブルボンに入社を決めた第一の理由は、経営方針に共感したからです。心と体の健康づくりという観点から、食の提供とともにスポーツなどの支援活動にも注力している点に、自分との親和性の高さを感じました。そして、SE(システムエンジニア)職として内定をいただいたことにも背中を押されました。企業が推進するDX(デジタルトランスフォーメーション)による業務フローの改善など、情報マネジメント学部で学んだ専門知識を活かせると思いました。社内システムを構築するには、各部署が抱える業務課題を把握し、ニーズをつかむ必要があります。その際に活きるのが、授業やゼミ活動で培ったコミュニケーション力や協働力であり、課題解決力やマーケティングの視点です。文系と理系の素養を兼ね備えている人材として評価され、内定獲得につながりました。就職に対して「企業にアピールできる何かを身につけたいと・・・」と不安や焦りを感じる人は多いでしょう。ただ、心配はいりません。普段の学びに全力で取り組んでいれば、おのずと身についているはずです。
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