~社会で活躍する先輩の声~ 石澤 瑞希さん

栄光ロボットアカデミー
石澤 瑞希さん[2017年卒業]

プログラミング教育に挑戦し、自分の土台を作ったのはSANNOでした

プログラミング教育は創造力や問題発見力、表現力等を身につける手段
現在私は、年長から小学生を対象としたロボット製作とプログラミングの教室で講師を務める一方、室長として教室運営に携わっています。
プログラミング教育は、2020年から小学校で必修化されたことで注目を集めるようになりましたが、教室ではプログラミングの知識を教えること以上に、子どもたち自身の発見や気づきや課題をクリアする過程を大切にしています。創造力や問題発見力、問題解決力、論理的思考力、表現力を身につける手段として大いに可能性があると信じているからです。
ゼミで挑戦した、初めて尽くしの子ども向けのプログラミング教室
私がプログラミング教育に携わるようになったのは、学生時代のある経験からでした。
アルバイトをしていた塾で、どうすれば子どもたちが自発的に勉強するようになるだろうか?と考えていた際、一人一台手渡されていたタブレットを活用してプログラミングを教えてはどうだろう、と考えたのが発端でした。

そこで、ゼミの川野邊先生に相談したところ「試しにやってみては?」と後押ししていただき、パソコンを使ってLEDを光らせるなどのプログラミングを子どもたちに教えるワークショップを実施することにしました。私自身、プログラミングも初めて、イベントの運営も初めてでしたが、興味があることをやらせてもらえる環境と、それを支えてくれるゼミの先生や仲間の協力があり、開催に漕ぎつけました。
それ以降、プログラミング教室の開催を通して、プログラミングの知識だけでなく、イベント運営や参加する子どもや保護者の方とのコミュニケーションについても多くを学ぶことができました。
物事への取り組む姿勢や考え方などの土台を作ったのはSANNO
今の私の物事への取り組む姿勢や考え方などの土台を作ったのは、SANNOでの4年間でした。
正しい答えという唯一の解答があるのではなく、トライ&エラーを繰り返し、時には周囲の協力を得ながら課題を解決する。このような挑戦を経て、自分の弱さや足りない部分に気づけたこと、それらを克服しようと努力したことが糧となっています。
プログラミング教育が目指すところも正に同じです。これからも子どもたちの知的好奇心を育み、子ども自身が考え表現する力を伸ばすSTEM教育(※)に携わっていきたいと考えています。

※STEM(ステム)教育とは、科学・技術・工学・数学の教育分野を総称した言葉で、ロボットやIT技術に触れて自分で学ぶ力を養う教育方法を指します。