経営学部 教授

鬼木 和子
ONIKI Kazuko
■学位
修士(人間科学) 東洋英和女学院大学

かれこれ四半世紀にわたり、果敢に生きる外国人留学生に励まされながら、日本語の予備教育に携わってきました。その成果を活かし、現在はキャリア教育、ナラティヴに関する教育研究に力を注いでいます。有効な学習活動は、何も教室空間のみで展開するものではありません。日常の営みの中で、明朗闊達な皆さんとの学び合い、語り合いに大きな期待をかけています。

■略歴
津田塾大学学芸学部英文科卒、東洋英和女学院大学大学院人間科学研究科博士前期課程修了、修士(人間科学)、東洋英和女学院大学大学院人間科学研究科博士後期課程単位取得退学、産業能率短期大学能率科教授(日本経営研究コース主任、留学生別科長)、産業能率大学情報マネジメント学部教授・同学部長を経て、産業能率大学学長
  • 担当授業

    今年度担当授業の予定はありません。

  • 専攻・専門分野

    ■教育学
    ■第二言語教育

教育研究業績
■教育上の能力に関する事項

・大学生向け「キャリア教育」教材(開発)2010年4月1日
・大学初年次生向け「話し方表現法」教材(開発)2007年4月1日
・大学初年次生向けリメディアル教材「文章力の基礎」(共同開発)2006年4月1日
・ドイツ語圏中等教育日本語教師向けセミナー(講師担当:ベルリン)1996年10月15~18日
・国際交流基金主催韓国高校日本語教師向けセミナー(講師担当:ソウル、釜山)1996年7月22~25日


■職務上の実績に関する事項

・(任意団体)ドイツ語圏中等日本語教育支援協会の代表として社会活動に従事 1998年6月
・ユナイテッドパフォーマンススタジオ主催奈良橋陽子演出「アルジャノンへの花束」(本邦初演)に出演 1985年7月末
・マレーシア国MARA Institute of Technology(マラ工科大学)にて国際協力事業団日本語教育専門家として東方政策推進事業に参加 1982年9月~1984年5月


■研究業績等に関する事項

【著書】
・サジェストペティア(日本語教授法ワークショップDVD)(鎌田修・川口義一・鈴木睦 編著)2006年10月 凡人社
・日本語教授法ワークショップ(共著)1996年5月 凡人社
・聴解問題に強くなる本(共著)1993年9月 アルク
・講義を聞く技術(単著)1988年10月 産能大出版部
・いちばんやさしい単語でわかる英会話(共著)1982年5月 新星出版社

【学術論文】
・初年次教育における『自己語り』の有効性-語り、聞くことによる学びの実践を中心に- 2011年12月 初年次教育学会誌第4巻第1号 63-70頁
・第二言語としての日本語予備教育課程における 授業外活動の有用性に関する研究(単著)2006年3月 東洋英和女学院大学大学院紀要第2号 101-120頁
・A Curriculum Study of a Pre-admission Course in Japanese Language as a Second Language (JSL): A Guideline for JSL Proficiency for University Entrance Level'(単著)2004年3月 Journal of Global Studies Vol.3, The California Dialogue Foundation, pp.27-32
・第二言語としての日本語教育における学習主体に関する一考察(単著)2000年12月 産業能率短期大学50周年記念紀要 77-83頁
・予備教育課程における日本語ワードプロセッサの活用(単著)1999年3月 日本サジェストペディア学会紀要第5号 35-57頁


【その他】
・初年次教育における「自己語り」の有用性について-語り、聞くことによる学びの実践-(単著)2010年9月 初年次教育学会・第3回大会発表要旨集
・社会人大学院生の共同的研究実践のあり方に関する事例研究-多様なニーズを満たす共同的『学び』の実践を中心に-(共著)2008年6月 日本比較教育学会第44回大会発表要旨集録
・教育実践の熟練化と組織変容に関する一考察-オルタナティヴストーリーに向けての中間報告-(著)2007年9月『日本社会教育学会第54回研究大会発表要旨集録』
・長期間にわたる日本語予備教育の実践に対する省察と実践の変容過程:『授業活動』から『授業外活動』への力点移動を中心に(共著)2005年8月 日本語教育学会『教育現場からの日本語教育実践フォーラム予稿集(2005年度研究集会第6回)
・社会的コンテクストにおける日本語教育-社会的ニーズとコースデザインの再構築について(単著)2000年5月 銘傳日本語教育第3期